税金には気をつけよう
いつも拝読しているブログで税金の話がでたので、ふと思い出しました。
私が30代のときの話です。学生起業ブームの波にのって学生に起業させたい(PRの道具にしたい)のでOBとして手伝え、と大学時代ならった先生から連絡があり、母校愛は絶無でしたが人脈作りのいっかんと割り切ってお付き合いしたことがあります。
のちに或る上場企業でちゃんと出世したAという男性が居るのですが、彼らのグループは、なかなかやり手でした。ほかのグループがダメだったのに、彼らだけは最初から儲かったのです。ただ、学生課がろくな指導をしていなかったため「納税」をなめていました。儲かると税金はとられるもので、儲からなくても法人住民税の均等割りは最低とられるという、当たり前すぎてだれも教えなかったことを、知りませんでした。
なんと、これが商学部商学科の学生ってんだから、ほんとうは笑い事では済まされないのですが(笑)
入ったおカネがぜんぶ収入だと勘違いして大散財。シーマという高級車を注文したり、高級料亭に当時付き合っていた女を連れてかよったり……。
彼らから「出資してくれたお礼」と称して、某所の超高級大人の遊園地に連れて行ってもらったとき、ふと(有り金ぜんぶ使ってないか?)と疑問も感じたのですが、まさかこっちにもとばっちりが来るとはおもいもしませんでした。
ちなみに、私は底辺労働者なので自分の稼ぎでそういう超高級店にはいちども行ったことがありません。あのころもいまも貧困にあえぐ日々です。
税金が払えないことがわかり、関係者で話し合った結果、頭割りで立て替えました。
なんの冗談かとおもいましたが、まるで山口県の或る誤送金事件のように、すってんてんになっちゃったんだから、笑うしかありません。車を売ってカネをつくらせようにも、現品がまだ来ていない以上、中古で売り飛ばせるモノがありません。「このまま滞納させて身ぐるみ税務署にはいでもらえばいい。いい勉強になる。3ナンバーの高級車なら納車当日に売れば半額は回収できる。あとは数十万じゃないか。大学がバチをかぶれ」と提案したら、さすがに大学のメンツがたたないと大騒ぎ(笑)
結果、ほぼ手弁当だった私含めて関係者全員の監督不行き届として連帯責任となりました。
翌年、自分が立て替えた分は口座に返済されたのですが、さすが出世する男どもはちゃっかりしているというか、払込手数料を差っ引いて返金されたので、あきれました(笑)
果たしてできるかな?
小倉の知人事務所で、東洋経済を読んでいました。
ハンガリーは少子化対策に、子どもを4人つくったら所得税免税を打ち出したそうです。出産ローンは無利子で370万円。子供ができたら返済が猶予され、3人生まれたら全額免除となるとのこと。
文筆家の御田寺圭さんは「過去の政権を見て、“お願い”さえすれば国民が頑張ってくれることを知っている。なにもしないことが攻略法だと気づいたのだ」という――。
日本ってホント平和ですね。笑うしかありません(*´∀`)