松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

4月27日の日録

いつか絶対こける。間違いない。

Anker Eufy RoboVac 11S (ロボット掃除機)【BoostIQ搭載 / 超薄型 / 強力吸引 / 静音設計 / 自動充電 / 落下防止 / 衝突防止】(ホワイト)

ロボット掃除機がやってきた - 美風庵だより

我が家にやっすいロボット掃除機がやってきて3年以上経ちました。2年で壊れたとか電池が減って動かなくなったとかいろいろインターネットで拝見しますが、我が家のロボット掃除機は、まだ壊れる様子がありません。

3月末までは有期雇用契約労働者だったため、書斎のドアを閉めて仕事に行っていました。

ところが、4月になって下請仕事ばかりになり、在宅時間が増えました。

9時半から掃除機が活動しはじめるのですが、この時間に在宅していることが増え、ドアを閉めると換気が悪くて暑いのに気づきました。だからといってドアを開けて枕などを障害物として置いておいても、どんどん押し込んで中に入ってきます。

というわけで、ホームセンターで押入用のつっぱり棒を買ってきました。これで完全に進入を阻止できるようになりましたが、「こけて血まみれになり発見が遅れ死亡」「血でankerという謎のダイイングメッセージ」という、セルフ殺人事件を起こす可能性が出てきました。これはこれでやばいな……。

最新のやつに買い替え……、いや、洗濯機が先だ。買い替えるのは。

相場で儲かるか、知人事務所から最初の入金があるか、どなたかが御恵与していただけるか。いずれにしても、まずは洗濯機……。

佐賀市内を歩く

知人事務所の用件で、佐賀市内に行きました。

午後から知人と合流することにして、2時間ほどはやく現地入りし「神社めぐり」をしました。

佐嘉神社

佐嘉神社です。ここに来るのも何年、いや、十数年ぶりかとおもいます。

御祭神は佐賀藩の第10代藩主と第11代、つまり最後の藩主のお二人です。最後の藩主 鍋島直大公がお亡くなりになったのは1921年(大正10年)ですから、この神社、新しいことがわかります。

創建は1933年(昭和8年)です。

佐嘉神社の右に隣接して松原神社があり、こちらは安永元年(1772年)の創建です。最初は藩祖鍋島直茂公を祀る神社だったのが、のちに直茂公の祖父、正室も祭神に加えられ、明治に入ってから息子(初代藩主勝茂公)、そして鍋島家以前の支配者である竜造寺家の面々がさらに祭神に加えられます。

旧領主を祀る神社はほかにも訪問させていただきましたが、ここは別格です。

「いかに藩主が偉大であったか」「我が町は素晴らしいか」、われらが日本を支えたのだと、いたるところから主張があふれています。

お堀の横、もみじの美しい歩道を歩いていくと、むかし歩いたおぼえのある飲み屋街の一角に出ます。

キサックBANKO - ホーム

https://banko.sagafan.jp/

20年ほどまえ、新しいニッカのシングルカスクウィスキーを入手するたびに、趣味の関係で知り合ったかたと押しかけて利き酒(利きウィスキー?)していた店です。

山下達郎と竹内まりやばっかりかけてもらってたっけ……。あの時代が懐かしいです。懐かしいにもほどがあります。

これもまた久しぶりに訪れる鳩森稲荷神社は、境内の半分ほどが月極駐車場になっていました(以前からそうだったかも?)。駐車場の裏手は、町内から運び込まれたお稲荷さんやえびすさまの石祠が並べられていました。狐塚もいろいろみてきましたが、こうなってくるとまさに墓地感満載です(狐塚は、役目を終えられた御神使がお帰りになる場所です。もともとは、ですが)。

明月館 大財本店 (メイゲツカン) - 佐賀/焼肉 | 食べログ

この「明月館」も、むかしはよく行った焼肉店でした。

一皿3,000円の特上ロース?があって、必ず最後に割り勘で一切れずついただいて帰ったものでした。懐かしいです……。

村岡総本舗の「北浦」

季節の棹物 | 小城羊羹初祖 村岡総本舗【公式サイト】

ふんわりとした薯蕷(山芋)の食感と松の実が調和した、味わい深いお菓子です。

北浦(きたうら)

羊羹のふるさと小城は中世鎌倉時代、関東 千葉氏の城下町となり肥前(佐賀・長崎)の中心地として栄えたといわれます。

千葉氏は小城に京都鎌倉の文化を取り入れ、十五世紀ごろは肥前一の人口を誇り、京の能楽師を招き能を催したとの記録も残されています。この場所は千葉氏の拠城のとなり、北浦であったともいわれ、北浦は祇園川沿いの高原、吉田とともに城下町を形成した集落のひとつでありました。ここには千葉氏ゆかりの妙見社や射的場、日蓮宗の寺院などがあり、中世の面影を残しています。

(略)

知人と合流し業務終了後、村岡総本舗唐人町店で和菓子を購入しました。

いつもは西鉄久留米駅1階で切り羊羹を買うくらいなのですが、さすがに直営店に来ると、期間限定商品があって、迷います。4月限定商品ということで「北浦」を購入しました。

店内の説明書きを読み「これはかるかん(軽羹)ですか?」と訊くと「ジョーヨカンです」と返事をされます。ジョーヨ?なんだそれ。

店員さんの説明では、じょうよ(薯蕷)とは山芋のことだそうで(じゃあ、かるかんじゃねえか)と、とりあえず一本買ってみました。

開封して切り分け、さいしょの一切れを供物敷きのうえにのせ、神棚にお供えします。

つづいて一切れ食って、かるかんとの違いにおどろきます。

かるかんは、山芋と上新粉(うるち米の粉)と砂糖で生地をつくり、蒸してつくります。おそらくこの和菓子もつくりは同じなのですが、驚くほど上品な仕上がりです。そして、松の実がよいアクセントになっています。

茶道やってるみなさんとかが好むあの雰囲気です。蒸し物なのにこの上品さ。すごい。

これ、一本じゃ足らなかったな……(゜゜)