前日の健診でバリウムをのみ、下剤を服用して以降、おなかの調子がよくありません(当然ですが)。朝食を今日も食わないことにしたので、出来た時間で墨を磨って年賀状の稽古をしました。
今日は、これもまた久しぶりに「純松煙墨」をつかいます。
2012年9月に購入したもので、値札は3,000円ですが、半額で手に入れました。
この墨は奈良市内のある墨屋の製品です。
ある大手文具店(K鳩堂)の名前で出ているのと同じ銘柄が、違う会社(この墨屋)の名前でインターネット通販で安く売られていました。不思議に思い、その通販サイトに質問したところ、いまでいうOEMとのこと。つまり、大手文具店に下請けで入ってそこの商品をつくり、規格外は自社ブランドに貼り替えて売っていたわけです。
中身は同じものですから、安いにこしたことはありません。
2012年から2014年にかけて、その通販サイトでこの墨屋さんの自社ブランド品を複数種類、カネがあるときに買いだめ、現在はそれを少しずつ使っています。
なお、その通販サイトは2年前に廃業しました。どうやら実店舗(会社法人)も清算したようです。
昨日の「陳玄」と違い、油膜のようなテカリはありません。ほんとうに植物原料から松煙採りしたススを使用しているようです。以前は年賀状すべて手書きでしたので、本番だけは高い墨を磨っていました。安いカーボンブラックとニカワで出来た墨は、伸びがわるいため、はがきに書くとすぐ引っ掛かるためです。
ところが数年前から、サンプルをいくつか書いてもっともよく書けたものを画像にしてLINEで送り、「くじ付き年賀はがきが欲しい」というかたのみ年賀はがきを送るようになると、よい墨をつかう理由がなくなります。はがきよりすべりの良い、書きやすい紙は世のなかいくらでもあるからです。
結果として、高い墨の出番はほとんどなくなり、現在に至ります。
つかえば、なくなっちゃいますしね……。もう手に入らないかもしれませんし……。
ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第172回
日時
2021年12月18日(土)14:00開演
出演
指揮:秋山和慶
ソプラノ:安井陽子
メゾソプラノ:清水華澄
テノール:宮里直樹
バリトン:加耒徹
合唱:新国立劇場合唱団
曲目
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付き」
明日のこの公演、当日8時の飛行機で上京しようと考えていたのですが、天気が荒れています。行きの予約便を今晩21時発の羽田行に変更しました。
急な出費になってしまいましたが、天気ばかりはしかたがありません。
というわけで、明日は「神社めぐり」のみの掲載になります。
現在、空港で充電コンセントを借りながらこれを書いています。明日以降の分は、おそらく日曜以降に掲載します。