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以前から訪問してみたいと考えていましたが、なかなか機会がありませんでした。扁額には「新宮社」とあります。
現地の案内板を眺めていると、御祭神紹介のときの「現在は」という文字が気にかかります。どうやら、江戸時代に有馬藩の手で高良大菩薩を祀る高良玉垂宮の分社として整備されたらしく、和銅元年(708年)創建当時は、違う姿であったようなのです。
福岡県神社誌しか手元に資料がないため、過去の姿はなんであったか、境内をぐるりと徘徊して、考えるしかありません。
楼門が立派で、しかも翼廊つきです。翼廊の一部は改装され、社務所となっています。
社務所の反対側には、向かって右手から天満宮・天照大神(卑弥呼)・高木大神(高皇産霊神)・弁天様(市杵嶋姫)が祀られています。もしかすると、江戸時代に玉垂宮となる前は、高木神社(大行事社)だったのかもしれません。確証はありませんが。
拝殿には3つの扁額がかかっているのですが、文字が消えて読めません。
あちこちに横木瓜紋がある以上、ここは玉垂宮のはずなのですが、どうも違和感があります。
いろいろ調べてみる必要がありそうです。これは手ごわい……。
福岡県神社誌:中巻211頁
[社名(御祭神)]石垣神社(武内大臣、応神天皇、住吉神)
[社格]郷社
[住所]浮羽郡水縄村大字石垣字東屋敷
[境内社(御祭神)]御祖神社(高皇産霊神)、秋葉神社(味耜高彦根命)、御魂神社(天照大御神)、日吉神社(大山咋命)、天満神社(菅原道真)、厳島神社(市杵嶋姫神)、天満天社(菅原道真)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2021.06.05訪問)