この記事は以下の続編です。
生活困窮者です。
冒頭の地図で(C)の部分を拡大してみました。ここも、以前から地図を眺めて気になっていた場所です。こんなところに吉見嶽に直登するコースがあったとは……。
これはすぐ見つかりました。なんと石畳と灯篭があります。期待してあがっていくと20mほどで山道となりましたが、これでもまだ登れるほうなので安心していると……。
枯れた竹で道がふさがれています。なんとか登っていくと、やっとゴールは見えてきたものの、坂が急です。apple watchのコンパスで計測すると、なんと現在地の角度は30度を超えています。石段になっているわけではないため、靴がすべってなかなか進めません。どうやら地面をよく見ると、元は石やブロックで階段が作られていたようなのですが、風雨で崩れ、そのまま枯葉や枯れ枝に埋もれてしまっているようです。おそらく登りやすい角度の舗装路ができたおかげで、この道も廃道と化してしまっているのでしょう……。
この日最大の難関だったのは、冒頭の地図でいう(D)の部分でした。拡大してみるとわかりますが、歩道があることになっています。GPSアプリと見比べて、おそらくこちらだろうと思った方角へ足をすすめます。
足を踏み入れるとどこにも道らしきものはありません。かろうじて、猪や鹿の通り道らしきものがある程度で、何度もGPSアプリと地図を見比べて、不安どころか疑惑を感じはじめます。
どこが道なのかわからず、行きつ戻りつを繰り返し、少しずつ山を下りていくと、足がぬかるまないよう、板を渡した場所に出ました。どうやらこれが登山道のようです。ただ、その先が向かっているのは、あきらかに地図の場所ではありません。合流点は違うところになっています。地図に騙されました……。
民家が見えるほうに歩いていくと、立ち入り禁止の標識がありました。現在はこれも廃道のようです。
しばらく歩くと、吉見嶽コースの入り口に合流しました。
御井町バス停に戻り、バス停近くの交番と消防団詰所がある敷地に観光案内板があったので、眺めてみました。
これを見ると、公式な「自然歩道」は、王子宮コース、北谷コース、表参道+奥の院コース、竹の子コース、後谷コースの5種類なのがわかります。要するに資本投下の対象はこれですよ、ということのようです。何年もすれば、風化していく道がもっと増えてしまうのでしょうか……。
過去5回分のGPS経路を重ねてみました。これで主要ルートはぜんぶ歩くことができたはずです。
ひととおり地図上の道を歩いてみましたが、すでに廃道?となっているところも多く、今回の文章は別の意味で経路選定の参考になったかもしれません。
とりあえずこれでいったんは終了です。次回は、元旦の初詣で訪問したいと思います。