松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年1月3日の日録

なぜ評価がひくいか。

2日、博多バスターミナルの紀伊國屋書店でこの本を買いました。amazonで評価をみると、星2・5です。そりゃそうだろうな、という気がします。

「凄ワザ伝授」とか「パーフェクトマスター」とか書いてありますが、完全に初心者向けです。たぶん、wordpressをある程度つかえているひとなら、星1つでしょう。この本のターゲットは「管理画面をながめて、どこをどうやるのかすらわからない」「思っているのと挙動が違う?」という「触ったのが10回以内」のド素人だという気がします。

これ、たんに「wordpress6対応」とあるなかで比較的マシっぽいのを20分立ち読みしたあとに選んでみましたが、本人の望むレベルどおりの本かどうか、実物見ずにamazonでポチるのは危険かもしれません。こけおどしがでかすぎます。

タイトルと表紙はこけおどしもいいところですが、画面のわからない点や、google先生に訊ねても「?」な部分を知る手掛かりにはつかえます。でもなんでこんな初心者向けの本に、堂々と「凄ワザ伝授」「パーフェクトマスター」ってうたっちゃってるんでしょうね。ド素人からみりゃ、たしかに「凄ワザ伝授」ではあるんでしょうけど……。

 

ひさしぶりの実家。実家裏のお堂。

3日、立候補予定者と打ち合わせしたあと、実家に顔を出しました。

ひさしぶりに裏手のお堂に手をあわせます。

どこまでほんとうかはわからないのですが、戦国時代に行き倒れとなったお侍さんが「介抱していただいてありがとうございます。3人この地にのこって一族の行く末までお守りさせていただきます」とこときれたので、ここにお祀りしているのだとか。

いまの場所は私が小学校に通っていたころに移転してきたところです。

それ以前はもっと山上側でした。山にあらたに林道が整備されたさい、それまでつかっていた井戸と池の湧水が枯れ、お堂を動かしてあらたな井戸を掘ったため、10mほど動かしたものです。

ここを掘れと祖父が夢にみたのですが、さすがにお堂をどかして試掘するのはバチあたるぞ、おまえなんか勘違いしたんじゃないか?、と言う話になり、べつのところに1本目の試掘をしました。これがもう金気(鉄の臭いや味)のする水で、まったくお話にならず2本目は言うとおりにしてみたら、これならなんとか飲めるという話になりました。夢のお告げというのは、あるものなのです。

正月前にあらたなさらしを買ってきて、御神体をくるみなおします。厳密に毎年交換はしておらず、黄ばんで泥だらけになったら換えていました。私は黄ばみが目立たないよう赤のサラシでやっていましたが、いまこの実家に残っている家人は白のサラシでやっているようです。

さすがにここに来て、ほかの神社やお稲荷さんでやっているような「おっぱいのでかい若いねえちゃんとなかよくなりたい」とか「宝くじどーんと当ててくれ」などという人間の腐った欲望丸出しなお願いごとをする気にはなれません。ただ手をあわせます。そうおもいこもうとしているだけで、人間のクズを地で行く私の体内からどす黒い腐った欲望がにじみ出ている可能性は否定しませんが、全国あちこち行くより、ここがいちばんだという気はしています。結局は通いなれた場所に戻るということでしょうか。