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すぐ横がJR鹿児島本線と九州新幹線のため、なかなか騒がしい場所です。
年中行事
津福八幡神社
御祭神 応神天皇
末社
祇園神社 素戔嗚大神
揖取神社 経津主大神(運勢の守護神)
田中神社 田中吉政公(旧柳川藩主)
木実神社 木実大明神
祭日
八幡神社
元旦祭 1月1日
大祓 7月31日 12月31日 自后3時至后7時 祭典
夏祭 9月14日・15日
例祭 12月9日
七五三祭 12月9日午前9時~正午
末社
田中神社祭 4月18日
祇園神社祭 7月14日
揖取神社祭 8月19日 12月19日
木実神社祭 12月15日
社殿のまわりに、複数の境内社があります。楼門の横にはでかい御神木がそびえており、横の鉄筋コンクリート造の建物には「津福西公民館」「社務所」の2つ看板がかかっていました。
福岡県神社誌では由緒不詳となっていますが、戦前に改築するまでは「若宮八幡宮」と称していたとのこと。仁徳天皇を祀る神社だった可能性があります。
木実神社は、明治末期に同じ久留米市津福本町のべつの場所から移転してきたそうで、現地案内板には「木実大明神」を祀るとあります。
福岡県神社誌では「木實大臣」とあり、誰なのか見当もつきません。
御祭神が「木花開耶姫」「大山祇」
94 無格社 木実神社 小倉市志井字蓑田
御祭神が「天之御中主」「高淤加美神」「闇淤加美神」「猿田彦」
2892 無格社 木実神社 京都郡犀川村大字大熊字平治原
御祭神が「豊日別」「高淤加美神」「保食神」
2929 無格社 木実原神社 京都郡苅田町大字荊田字木実原
御祭神が「五十猛命」
4375 村社 木実神社 田川郡糸田町大字鼠ヶ池字木実山
社号に「木実」を含む神社を福岡県神社誌で探しましたが、御祭神もバラバラです。
ただ、強いて言えば、山幸彦=猿田彦=五十猛命=経津主=饒速日と豊玉彦=豊国主=思兼命=ヤタガラスの関係者っぽい感じはします。
どうやらこの石祠が田中神社のようです。現地案内板では、御祭神は田中吉政公、父ちゃんですが、福岡県神社誌では、忠政公、息子のほうです。もしかすると石祠をこじ開けたら二人祀られているのかもしれません。
線路にもっとも近い場所に、祇園社がありました。
福岡県神社誌によれば、久留米市津福本町地区には村社八幡神社と無格社揖取神社があることになっており、さきに揖取神社をさがしたのですが、見つけきれませんでした。
津福八幡宮の境内で発見し驚きました。ここに移転しているようです。
狛犬と御神亀像がまとめて並べられていました。境内にあったものをそのまま詰めて押し込んだもののようです。
しかし「揖取社」って、なんと読むのでしょうか?
現地で辞書をひくと「かとり」とあります。ところがインターネットで検索すると「かじとり」という表記が真っ先にひっかかります。
御祭神が経津主とされているところからみると、もとは香取社なのかもしれません。
ただ「かじとり」社だとしても、経津主=山幸彦ですし、御神亀像がヒントになります。竜宮城の亀と塩土老翁=大幡主から大国主に伝わった亀甲紋から、海を駆け巡る海洋民族が神なのだと、考えてもよさそうです。
福岡県神社誌:中巻154頁
[社名(御祭神)]八幡神社(応神天皇)
[社格]村社
[住所]久留米市津福本町字宮ノ後
[境内社(御祭神)]素盞鳴神社(素盞鳴尊)、本實神社(本實大臣)、田中神社(田中筑後守橘忠政)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.02.19訪問)
福岡県神社誌:下巻419頁
[社名(御祭神)]揖取神社(経津主命)
[社格]無格社
[住所]久留米市津福本町字村中
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.02.19訪問)