松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

1月19日の日録

感染爆発の余波

朝5時ごろ起床し、いつものように寝袋のなか*1でメールとブログ、日経朝刊をチェックしていました。

【重要なお知らせ】コンサートの中止について | 広島交響楽団

この度、誠に残念ながら広響楽団員から新型コロナウイルス感染者が確認されたため、関係する楽団員のPCR検査を行った上で、今月予定している定期演奏会、ディスカバリー・シリーズ、ファン感謝デーコンサートはすべて中止することといたします。
中止するコンサート
1. 1/21 第417回定期演奏会(延期公演を調整中)
2. 1/28 ディスカバリー・シリーズ4(延期公演を調整中)
3. 1/30 広響ファン感謝デーコンサート

第417回定期演奏会 | 広島交響楽団

広島交響楽団 第417回定期演奏会
日時:2022年1月21日(金)18:45開演(17:45開場)
会場:広島文化学園HBGホール
指揮:秋山和慶
ヴァイオリン:辻 彩奈
曲目
ショスタコーヴィチ:バレエ組曲「黄金時代」
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調作品77
トゥビン(没後40年):交響曲第2番ロ短調「伝説的」

ふとおもって、ついでに広島交響楽団(広響)のホームページを眺めると、なんと「中止」の文字がありました。コロナ第6波感染爆発中で開催できるかどうか不安ではあったものの、なんとまぁ……。

15時半ごろ、見慣れない電話番号からiPhoneに着信がありました。市外局番が082?広島?

電話に出ると、広響事務局のかたでした。相手が名乗られてすぐ「中止ですね。今朝、ホームページでみました」と口をついて出ます。演奏会3回分なら、すくなくとも1,000人は電話しないと間に合いません。急なことで大変だろうとおもいます。

トゥビン

エドゥアルド・トゥビンに心を射抜かれた : 私たちは20世紀に生まれた

Tubin: Symphonies 2 & 5

トゥビンというエストニアの作曲家は、名前を聞いたことがある程度でした。たまたま上記のホームページで取り上げられており、安かったのでamazonのMP3ダウンロード販売で、いちおう交響曲全曲の録音を揃えた程度です。

トゥビンの交響曲全集には、ネーメ・ヤルヴィさんという有名な指揮者さんによる全集もあるのですが、やはりここは、エストニア出身の指揮者&エストニア国立交響楽団による全集だろうと見当をつけて、購入したものです。

知らない作家の曲を生で聴ける。それだけにけっこう楽しみにしていました。

いま、この文章を書きながら、交響曲第1番から順にBGMでかけっぱなしにしています。たしかにこれは上記のホームページにあるとおり(シベリウス+チャイコフスキー+ショスタコーヴィチ)÷3ですね。

驚くべきことに「延期公演が決まったらまた連絡する」と広響事務局のかたが言っていました。まさか入場券買った全員に電話するのでしょうか。たいへんだなぁ……。

今日の運動

3月末で契約切れの有期雇用契約労働者という立場上、4月以降のごはん代をどこかでいただかないといけません。コロナ感染爆発中ですが求職活動がてら、福岡市近郊に出ました。

先方との予定は16時でしたが、はやめに家を出て、歩いて神社めぐりをすることにしました。

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今回は、福岡空港周辺部の神社を訪問しました。上月隈バス停から市営地下鉄の福岡空港駅まで直線で4kmほどのため、いくらなんでも2時間あれば大丈夫だろうと考えたのが大間違い。神社めぐりはジグザグに歩きますから、トータルで7kmほどになってしまい、先方の約束に遅刻してしまいました。

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西鉄電車の雑餉隈(ざっしょのくま)駅に到着した時点で、電車が2分遅れでした。バス停の通貨時刻が13時12分なので、少し早足で急ぎます。運よくバスが信号待ちをしており、待たずに乗れました。昼間はこれを逃すと次の便は30分後で、大幅に予定が狂うところでした。

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上月隈バス停で下車し、さいしょの地禄神社を目指します。

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地禄神社には参拝中の女性がおられました。今回訪問した神社はどこも、散歩ついでか、わざわざ出向かれたのか、どこに行っても参拝者がおられました。なかなか珍しいことです。

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福岡市埋蔵文化財センターの背後に、福岡空港の滑走路がみえてきました。画像撮影にもたついていてよく写っていませんが、ちょうど鶴丸マークが離陸しはじめ、スカイマークが待機しています。このあと、スターフライヤーとピンクの飛行機(ピーチ?)も居たようですが、坂を下り終えると塀でよくみえません。

天麩羅処ひらお 本店

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【天麩羅処ひらお】うまい!安い!早い!福岡・博多の天ぷら専門店

天麩羅処ひらお 本店 - 福岡空港/天ぷら | 食べログ

天麩羅処ひらお - Wikipedia

おそらく福岡でもっとも有名な天ぷらのお店「ひらお」に到着しました。

写真の時刻でわかるとおり、15時手前でやっと昼食です。ほとんど待ち客はおらず「えび定食」に単品の「あなご」をつけてもらい、さっと食って退店しました。味は美味いし「あなご」が安いのでありがたい店なのですが、どうもあいかわらずせわしないのが難点です。テキパキと働いている店員さんの雰囲気にのまれて食っていると、すぐ食い終わってしまいます。

長居させず回転率をあげて儲けるシステムとはいえ、ここはホントどんな時間に行っても落ち着かないですね。

宝満宮という謎

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茲に鎮座する寶満宮は、「筑前国続風土記拾遺」によれば、宝満山麓旧御笠郡内山村(現太宰府市)に鎮座する竃門神社の祭神玉依姫命「神武天皇御母神」を、往時、上臼井村の三宅実秋、平田清蔵が信仰してはじめてこの地に勧請した産土神である。以来、氏子によって代々引き継がれ祀られてきている。勧請年月は不詳

Google マップ

宝満宮というのもよくわからない存在ではあります。ひとつ言えるのは、通説の解釈だと宮崎生まれの神武天皇のかーちゃんが遠征成功祈願を福岡に在る宝満山でやったということになり、どこか位置関係が理解できません。

現代でも遠隔出産なんて技術は存在しません。どこでもドアなんてものはないのです。

すると、九州王朝初代神武天皇と、彼の功績に背乗りして神武を名乗った誰か(=簒奪王朝の始祖)が居て、後世、歴史書を書くとき接ぎ木したとかんがえるほうが、理解できます。

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16時の約束で福岡空港駅に到着したのがその4分前でした。

今日の訪問分は、予定どおりだと6月10日以降に「神社めぐり」に掲載します。

「冬のかたみに」

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立原正秋 電子全集26 『冬のかたみに その生涯』 | 小学館

立原正秋 電子全集26 『冬のかたみに その生涯』

「こんな少年時代ってあるのかなぁ……」と、おそらく創作だろうとおもいつつ、行き帰りの電車のなかで、電子版を読んでいます。もうしばらくかかりそうです。

*1:寝相がわるく蹴散らかすため、毎日寝袋と毛布で寝ているのです。