つまり雑談のメモ(2)
きちんと筋道たててまとめる気力がないため、8月22日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。
きな臭い時代に対処できるか?(下)
「この神とひとの関係を丸パクリしてきたのが復古神道というか国家神道、神社本庁教なんです」
「仏教との違いを鮮明にしないといけないからね。
仏教は罪のつぐないを終えるまで、誰も輪廻転生から逃れられません」
「仏さまもそうだし、ひともそう。野良猫もそこらへんの雑草も、すべてものが生まれ変わり罪が消えるまでぐるぐる転生していく。罪がなくなってはじめて涅槃で永遠の死にたどり着く。すごろくでいう「あがり」なんだけど、そこに至るまでずっと苦労がつきまとうわけです。自らが前世でやらかした罪のために。
仏さんはあわれみで下々を救っているのではなく、自らの善行を貯金するために働いているんです。それにおすがりしろというのが、日本仏教、とくに「なん◎ょー」とか「なん◎んだぶ」で極楽に行けると言っている宗派の基本線です」
「神道は神が人間と同じサイクルを共有するなんてあり得ないわけです。別格と位置付ける必要がある。平田国学は聖書を批判しているけれど、結果として、聖書をはじめ一神教から骨組みをパクって差別化するしかなかった」
「大規模なお稲荷さんのなかに、寺として残ったところがあります。豊川稲荷とか最上稲荷とか。伏見稲荷も神社本庁教の包括ではなく単立です。お使いの狐さんはひとを助けるほど偉くなり最後は独立してのれん分けしてもらえるという考えがあって、この出世システムは、発想が仏教的なんです」
「宗教法人として「神宮を本宗とし」と堂々と神社本庁教は宣言してますからね。目の前のお宮をつうじて伊勢の内宮を拝んでいるというのが彼らの理屈。神使の出世システムってそういう世界にはなじまないんです。下々向けの入門書には八百万の神だとか書いてるけれど、じつは単一神教だとしれっと混ぜ込んでくる」
「本地垂迹で、神と仏が融合しちゃうわけです。そして、あらたにひとが神をつくるようになった。白川伯王家とか吉田神道とか、神号を授けることが出来る家が現れた。人間が東照大権現とか豊国大明神という神様になっちゃうという、なかなか壁の取っ払われた時代になっちゃった」
「たとえば桜山神社というところがあります。ここももとは「招魂場」と名付けて神社ではなかったわけです。神号を授けられて神になるわけじゃないから、招魂場と一歩ひいた。それが靖国神社をはじめ、天皇が決めて神社に社名を変更するわけです。当時は国家存続=皇室存続だったから、お国(皇室)のために召した皆さんを英霊として祀るという整理をした。つまり英霊さんは明神でも権現でもないけど神なんです」
「警察さんや自衛隊さんが殉職したら3階級特進するのと発想が同じなんです。霊璽簿に登載されたら神になる。勝手に神にしてくれるなと裁判にもなった」
「いま、きな臭くなってますね。台湾有事だってどうなるかわかりません。アベベ時代に「犠牲になってくれた皆さんを尊敬しよう」とたいがい戦争映画とかやってプロパガンダぶちまきまくってくれましたね。ただ、あれが私たちより下の世代に刺さるかです。元ニュースキャスターのおばちゃんが袋叩きくらったでしょ。だったらお前が行ってこいと」
「いま、わかりにくいですからね。
外国は元首が最高指揮官(元帥)として招集して、お国のために召し上げる代わりに、傷病手当金や遺族への恩給を約束するし、宗教宗派に関係なく本人を祀り上げる。金鵄勲章みたいな軍人向けの勲章つくって授与する。お子さんの就学就労支援をやって、場合によっては、遺族じゃないと営業許可がおりない仕事すらあったりします」
「日本でも、戦争未亡人はたばこ屋さんの営業許可で優遇されていましたしね。
政教分離の観点から無宗教施設と説明されることがあるものの、正確にはあらゆる宗教・宗派、宗旨(無宗教も可)による埋葬を許容しており、特定の宗教形式pを押し付けず、「信仰の自由」を保障することで多様な宗教性を受け入れている。事実、専属契約する聖職者の大半はプロテスタント系であるものの、カトリックの司祭やユダヤ教のラビなどとも提携関係があり、また埋葬者や遺族の希望に応じて、あらゆる宗教形式が選択できる。
そして、それぞれの宗教に出張ってきてもらって祭礼をやってもらう。はっきりしているんです。
ところが日本は神道非宗教論を引きずったまんまでここまで来てしまった。そのくせ移民が来ないと働き手が足りないとか、わけわかんないことを言ってるわけです。終戦後、戦争で死没者が大量発生する事態に見舞われていないから、なんとなくやってこれた。果たして、これから10年20年、この状況が続くか?やっぱり台湾有事か?そうなったとき、募兵制度で兵隊さん足らなきゃ、徴兵も見据えなきゃならなくなるでしょう。そのときこんな中途半端な状態でいつまで居られるか?」
「行き詰りたいんですよ。行き詰ってから考えたいんです。そういう国民性だと諦めるしかない」
3日の記録。
ひさしぶりにもやし入り焼きビーフンを朝飯につくります。
今日ははやめに家を出る日ではないので、お腹が鳴らないよう出かける直前にいただきます(どんぶりは帰ってから洗います)。
賞味期限が2022年の未開封インスタントコーヒーが出てきたので、しばらくは紅茶ではなくコーヒーを水筒に詰め、神棚にお供えすることにしました。