松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

神奈川県川崎市川崎区大師駅前2丁目 若宮八幡宮・金山神社


大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

若宮八幡宮 (川崎市) - Wikipedia

東京都大田区東六郷にある八幡塚六郷神社より氏子の移住と共に、大師河原干拓の総鎮守として六郷神社の祭神応神天皇の御子である仁徳天皇を淀川治水工事の実績から祀ったのがはじまりとされている。創建年代は、明白でないが永正17年(1520年)から弘治元年(1555年)にかけて実施された検地に基づいて作成された『小田原衆所領役帳』永禄2年(1559年)に朱印地三石と記されていることが初見となるのを目安とする。創建以来川崎大師平間寺に属しその鎮守社とされてきたが、明治の神仏分離の際に平間寺から独立し、平間寺38世、佐伯隆基の親族が宮司となった。

https://www.city.kawasaki.jp/kawasaki/cmsfiles/contents/0000025/25622/10-3.pdf

御祭神の仁徳天皇は、淀川の治水工事を完成させたことで治水と干拓事業の守護神として崇められており、多摩川の洪水に頭を悩ませた大師河原の人々が祀ったことに由来する。一般に、応神天皇を祀る神社を八幡宮、その御子である仁徳天皇を祀る神社を若宮八幡宮といい、「若宮」という名は子どもや若者の守り神をあらわしているともいわれる。江戸時代、川崎大師平間寺に参拝する多くの人々は、万年屋脇からの大師道を通り道とし、その間に位置する若宮八幡宮は大いに賑わったという。
境内社は、金山神社以外にも藤森稲荷神社、大鷲神社、厳島神社が祀られている。かつては大師河原の守り神として、それぞれの地に鎮座したが、近年の再開発等によって若宮八幡宮境内に祀られることになった。

 藤森稲荷大明神は、もとは川崎大師近くの明長寺付近にあったのを境内に移したものだそうです。藤の大木があったのが名前の由来とのこと。

扁額に大鷲神社とあります。どうやら「おとりじんじゃ」と読み「酉の市」の神様とのこと。

酉の市 - Wikipedia

酉の市は、鷲神社、酉の寺、大鳥神社など鷲や鳥にちなむ寺社の年中行事として知られ、関東地方を中心とする祭りである。多くの露店で、威勢よく手締めして「縁起熊手」を売る祭の賑わいは、年末の風物詩である。 

九州福岡に居るとよそのお祭りというイメージしかない酉の市ですが、こうやってあちこちで行われているところをみると、いちど浅草の本家本元をながめに行ってみる必要がありそうです。

金山神社 (川崎市) - Wikipedia

金山神社は若宮八幡宮の境内社で、本殿の左に鎮座する。鉱山や鍛冶の神である金山比古神(かなやまひこのかみ)と金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祭神として祀っている。
「金山(かなやま)」と「金魔羅(かなまら)」(魔羅とは男根のこと)の読みが似ていることや、両神がイザナミが火の神カグツチを産んだ際に女陰に火傷をし病み苦しんでいるときにその嘔吐物(たぐり)から化生したこと、鍛冶に使う鞴のピストン運動が男女の性交を連想させることなどから、性神としても信仰されている。

絵馬殿の真ん中にちんこが生えた金床(かなとこ)があります。

金床は鍛冶屋が刀を鍛えたりするのに使うものですが、ここでは金床からちんこが生えて、完全に融合しています。最初、たいらな面にいきなりちんこが生えているため、これが金床だとわからなかったくらいです。

(2022.07.30訪問)