松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年5月21日の日録

マーラー交響曲第10番のピアノソロ編曲

youtu.be

(説明の原文)The manuscript of the work remained in Alma Mahler's possession until she allowed publication of it in 1923, and asked Ernest Krenek to prepare a performing edition of the first and third movements. For many years this was the only part of the piece to have been heard, although various private attempts to orchestrate the complete work were made. The English musicologist Deryck Cooke prepared a version for a BBC lecture broadcast in 1960. Alma Mahler initially demanded a veto on any further performances of the version before changing her mind in 1963, after listening to a recording of Cooke's work. The first concert performance was given at the BBC Proms in London in 1964, and despite many subsequent revisions, Cooke's version has become the basis for most performances, including this solo piano arrangement
(意訳)この作品の原稿は、1923年に出版を許可するまでアルマ・マーラーの手元にあり、エルンスト・クルシェネクに第1楽章と第3楽章の演奏版作成を依頼しました。その後、私的に全曲のオーケストレーションが試みられたが、長い間、この曲はこの部分しか聴かれることはなかった。1960年には、イギリスの音楽学者デリック・クックが、BBC放送の講演用に編曲を行った。アルマ・マーラーは当初、この曲の演奏を拒否していたが、1963年、クックの録音を聴いて考えを改めた。1964年にロンドンのBBCプロムスで演奏されたのが最初で、その後何度も改訂されたが、このピアノ独奏編曲を含め、ほとんどの演奏はクックの版が基本になっている。

これ、スケッチ(自筆草稿)をみても手書きを判別する能力がなくさっぱりわからず、演奏を聴いてそういうものかとかんがえるしかなかっただけに、ピアノ編曲で「骨書き」(ほんらい絵や書道のことば。曲の場合は基本構造というべき?)を楽譜と見比べつつ聴けるのは、ほんとうにありがたいものです。

交響曲第10番(クック補完版)(大型スコア)
Cooke補筆完成版
Faber
\12,705(税込)

残念ながら、クック版のスコアに12,000円払えるほど裕福ではないので……。

 

21日の記録

敗残者です。

ネットショップやAmazon出品をかんがえているかたのお店と9時から打ち合わせでした。

朝6時、起床して外をみると、ご近所さんの姿があります。

今日は、GWに雨天でできなかった町内会の一斉清掃の代わりに、側溝のどぶさらいが8時半から予定されていました。「21日は行けない」と事前には伝えておいたのですが、気の早いひと(全員超高齢者)は、もうはじめるつもりのようです。
実走で45分、余裕で1時間あれば到着する場所なので、8時ごろ家をでればよいとおもっていましたが、これはいけません。

目立ちます。

周囲に出かける姿をみられ「休日も日銭稼ぎか」と哀れみの目でみられてしまいます。
というわけで、着替えて家を出てはやめに現地付近に出ました。車中で時間までパソコン作業をします。

汗をかくほど暑くもなく、のんびりカエルの「ゲコゲコ」という鳴き声を聞きながら、車中でせっせとパソコンを打つ姿は、いったいなんの商売かと思われそうですが、まぁ、イジメで公務員を辞め事業失敗した男なんて、こんなものです(笑)

 

圧着はがきか普通のチラシ(リーフレット)か。

選挙がすんだら、自分を支持してくれた選挙人に対して、お礼のあいさつぐらいしたいものですが、公職選挙法では、これらのあいさつ行為にも制限があります。
(略)
・文書図画を頒布したり、掲示すること。
    (※一部インターネットにおいて制限が解禁されています。)
(略)
ただし、次のものはさしつかえありません。
・自筆の信書(不特定多数人に宛てた文書は禁止されています。)
・選挙人からの当選の祝辞、落選の見舞いなどの答礼のための信書(自筆でも印刷でもさしつかえありません。)

飯塚市/選挙後のあいさつ行為の制限

議員さんは、当選後に御礼状を郵送することが禁じられています。直接会ってお礼を伝えるのはOKだし、ネット(facebookやホームページ、ブログなど)に当選御礼を書き込むのはOKなのですが、なぜか郵送はいまだ公選法で違反となります。

無視して出しているひとも居ますし、「警察からの注意警告は2回まで無視!」とうそぶく連中もこの世には居ますが、さすがにマネをさせるわけにはいきません。当然ですね。

ではこの場合どうするかというと、御礼状ではなく「後援会だより」とか「〜通信」として、初登庁の感想であったり、◎◎委員会所属になりました、とか、議長(委員長)になりました、とか近況報告をやるのが慣例になっています。

元気に活動している姿を報告することで、お礼の文言は使えませんが、御礼状の代わりとするわけです。

問題は、これをどうやって配布するか。

今回、手に持って持参しやすく、切手を貼れば郵送できる形式として圧着ハガキを注文しようかとかんがえていたところ、後援会だよりを圧着ハガキにするところがないのか、選挙ポスターなどでお世話になった印刷会社から見積がまだ来ません(笑)

かと言って、普通のA4判やリーフレット形式で印刷してもらい、あらためて封筒に入れて切手貼るには、郵送の準備のためご近所の支援者さん動員しないといけませんから、なかなか厳しいものがあります。市外事業者に発注すればなんのことはないのですが、可能なかぎり市内事業者に発注しないと体裁がよくありません。

「あそこはヨソに仕事出した」と言われると、不思議なことにふだん付き合いのない事業者さんまで「冷たい・ドライだ」とすぐ情報共有されます。

私が議員本人なら得る票逃げる票の割り切り判断も自分の腹のうちなのですが、いかんせん議員の人生は他人の人生なので、なるべく未来に向けて選択肢をせばめず、どんな些細なことでも「切った張った」となることは避けなければなりません。

かと言っておもうとおりにもならないのもたしか。どうしたものでしょうね。