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今回訪問すべき対象をリストアップした際、地図の確認もれだった神社です。
現地でgoogleマップを操作していて気づき、慌てて訪問しました。
ひろい境内をぐるりと一周し、逆光のなか社殿の写真を撮り、扁額と剣花菱紋の装飾を眺めながら漠然と「ここも玉垂宮だったのか?」と考えました。それにしても大久保ととは何のことだろう……。隣に建っている地元の集会所に近づいてみると、どうも集落名が「大窪」のようです。
拝殿の隅に座り、福岡県神社誌を確認していて驚きました。もともとは印鑰神社であったものに、天満神社を合併するにあたり、地名(大窪)をとって、大久保神社と改名したというのです。
筑後川をはさんで、同じ御祭神を祀る印鑰神社が2つ存在したことになります。
現在は川が境界線となっているけれど、往年は同じ一族が支配する土地だったのでしょうか。いろいろ資料を探してみる必要がありそうです。
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[福岡県神社誌(抄)]中巻226頁
[社名(御祭神)]大久保神社(宇多能大禰神、菅原道真)
[社格]村社
[住所]浮羽郡柴刈村大字八幡字宮ノ本
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2019.12.28訪問)