松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2025年1月24日(金)の日録。

他人は他人。要らぬ口出しをせぬのも修行(注:守れていないけれど心構えだけはあるつもり)。

この日記にもだいぶ登場していますが、私のいる町内会で管理しているお宮さんがあります。

引っ越した翌年、マンションの管理組合に原住民側との連絡調整に誰かひとり町内会に出せという話があり、合計7年、町内会のスタッフをしていました。引っ越してくるまでおおよその町の位置(大字の境目)はわかっても町内会の境界線は知りませんから、私も引っ越してからこのお宮が自分が住む町内会に在ると知りました(引っ越し前からお宮が通り沿いにあるのは気づいていました)。

町内会のスタッフになったからといってべつにもめるようなこともないしほぼ無風。「連絡役」というより「経理係」状態だったのですが、そんな無風の町内会でも完全新規で加入してくるひとの対応だけはしゃれになりませんでした。

理由は簡単で、町内会費の約4割(年によって変動あり)がお宮の火災保険と修繕積立金と祭事費で消えます。しかも宗教法人の役員登記は町内会の役員が兼任ですから、町内会といいつつ事実上は氏子会みたいなものです。

転入してきたかたに町内会の活動内容と会費の払いかたについて話をすると、最初はだまって話を聞いていたかたが予算書や前年の決算書をながめて「はぁ?なんですかこれ。神社ばっかり」となります。地元や引っ越し前の場所も似たようなものだったかたはそれ以上突っ込みはしませんが「こんなのにカネは払いたくない」と、もめるひとはもめます。

では、どうするか。

町内会の役員とスタッフのなかでもどう対応すべきか意見はわかれます。

関係者のうち半分は神社本庁教が主張する世界観丸呑みで「払わんのはけしからん。参加して当たり前」と吠えくさります。過激派というか原理主義者で、こういう連中をうっかり要注意世帯の説得に出すと、ほぼ100%盛大にこじれて帰ってきます。夜でも就業時間中でも関係なく発狂した電話が、説得に失敗した役員と要注意世帯の両方もしくはいずれかからかかってきてこれで1時間はかるく飛びます。

こういう過激派(原理主義者)にどう言っても理解を拒絶するのは「日本は戦争に負けたんだ。戦勝国から生かしてもらった国。もう国家神道は存在しない。あんたの心情的にはどうであれ宗教法人法にもとづく宗教法人である以上他の宗教と同列なのだから、受け入れたくないと言っている者に神社本庁という宗教が主張する世界観をおしつけることはできない」ということ。

私は彼らのようにサンデー毎日な年金生活者ではありませんので要注意世帯の交渉にすべて参加することはできませんでしたが、同席して過激派(原理主義者)が

「けしからん」「かわいそう」「日本人のくせに(注:とくにこれを言うとまぢで切れる)」

といった言葉を発するたび、要注意世帯のかたがかちんときているのがわかります。目の前で言ったはなから殴りかかってきたひともいました。

お宮に消えているおカネの比率を毎年決算から厳密に計算して町内会費から割り引くというのはめんどうですから「わかりました。では町内会費半額で手をうちませんか?」と要注意世帯にもちかけ、それで交渉をまとめることになるのですが、こんどはこれをやると過激派(原理主義者)がおさまりません。

ごねてもめて1円もはいらないよりかははるかにマシなのに、譲歩してくるなと大暴れです。かといって「じゃあお前が交渉してこい」と直接交渉やらせると向こうでけんかになり、一回は「帰れ」「出ていけ」と先方に何度も宣言されてまだ粘ったため不退去で110番通報されています(笑)

嫌がっている相手からすれば「押し売り」扱いなのがわかりません。

さすがに7年もやると関わること自体にうんざりしてきて、任期更新せず、やめました。いろいろとその後もほむらは燃えているようですし戻ってこいという声も多いのですが、あと10年待てば一言居士の年寄りはほとんどが棺桶にはいるはずだし、いまはでしゃばる時期ではないとあきらめています。いよいよ焼け野原となり、両陣営が損耗しきって抵抗する余力がなくなってからでないと、どう決着をつけるにしても、こちらがすり減ってしまいます。

話に決着をつけるということは双方まとめてねじふせることですから、まだ元気がいいうちに関わるほど馬鹿らしいものはありません。

中東でユダヤ教徒とイスラムさんが◎し合いをやっています。

さすがにあんな◎し合いをするところまで深刻ではないものの、停戦仲裁にはいり何回もさじを投げたり復帰したりしていたエジプトやアメリカ、カタールと私は同じ立場に居たわけです。

イスラエル側は連立政権崩壊してでも仲裁をのむか、徹底抗戦するかもめています。まだまだ火種はくすぶりっぱなしです。

他人の信仰を否定することは、つまるところ「信者以外は人間ではないのだから◎してなにがわるい」に行きつきます。さすがにここは中東の紛争地ではないのでお互いが自制し警察の世話になるような行為に走らないよう踏みとどまっているだけです。信仰はあくまでも個人の問題であり、もし少しでも信仰のないひとやほかの信仰をもつひとを「かわいそう」とか「けしからん」と思う心があれば、それは思い上がりでしょう(言ってて自分もちゃんと実行できてるかはあやしいけれど)。

過激派(原理主義者)をみていると言いたい放題でラクでいいなぁ、と思います。

おもてむきは共存共栄をはかると言いつつ、実際のところは服従しないやつ、がたがたいうやつを排除する思考です。彼らのいう平和とは、周囲が服従することで達成されます。記紀神話みればわかるとおり、敵の大将を◎して鎮圧することにちゅうちょしません。

戦前ならともかく、なんの後ろ盾も強制力もなく「八紘一宇」をいまだに妄想しているにすぎません。ただの宗教法人になった時点でpresenceは存在せず、実現性のない話をしているわけです。

パクスロマーナパクスアメリカーナも、それを実現しうる武力という後ろ盾があります。アメリカの国防費は年間130兆円です。それだけのカネをかけて世界を圧倒しているから、まわりがびびって意見がとおるのです。神社本庁とその傘下にある神社の経済規模がいくらかは知りませんが、まさか130兆円はないでしょう。盗用多で37兆円です

残念ですが実行力なしの掛け声だけでは、社会は希望どおり動いてはくれません。

信じたい者、近寄ってきた者だけが共有する世界観であり文化であってなにがだめなのでしょうか。この町内にも居るベトナムやミャンマー、数年前までは中共からも来ていた実習生は受け入れ先の企業が人数ぶん町内会費を負担してくれているから文句がでていませんが、もし彼らの中で国籍取得して永住する者がでたとき自腹で払うことになりますから、日本人同士で神社本庁の世界観を好むかどうかけんかするのとはレベルが違います。おしつけは改宗の強要となり、まぢな宗教戦争になります。

いつまでこんなことでやっていけると思っているのやら。

24日の記録。

アメダスの観測地点は我が家から車で10分ほど離れています。なんと1.6度です。そんなに寒いか?と書斎の温度計をみると11.8度で、ずいぶんと違います。ほんの車で10分の距離で、なにか違うことがあるのでしょうか。

焼きめし用に鶏ミンチと卵1つ、ミックスベジタブルを炒めます。

いろいろとやる気がなくめんどうなので、朝食と晩飯用にスパゲティをつくります。

トップバリュの「ナポリタン」は安いだけあってまったく肉類はかけらも入っていません。ハム代用につかっているボロニアソーセージを刻んで混ぜることにします。

どんぶりにまとめて入れておくと朝くいすぎてしまうため、キッチンスケールで計量し半分ずつタッパーに詰めます。ひとつはこのまま食って朝食とし、もうひとつは事業所から帰宅して晩飯にすることにします。

産経さんが声をあげたからというわけではないでしょうが。

立花氏の投稿は、多くの人が拡散し、前県議の名誉は著しく傷つけられた。立花氏、そして安易に虚偽の情報を広めたSNSユーザーたちの責任は重い。刑法の名誉毀損罪は、死者に対しても成立することを認識する必要がある。
兵庫県知事選を巡っては、知事派と反知事派の対立が深まり、知事を追及してきた県議会も激しい攻撃の対象となった。
健全な批判と 誹謗 ひぼう 中傷は異なる。政策などへの建設的な批判はあって当然だが、人格を 貶 おとし めたり、脅迫まがいの言葉を投げつけたりすることは許されない。言論の自由には責任が伴う。相手を傷つける自由などあり得ない。
今回は県警の説明によって、投稿がウソだと明確になったが、SNS上には、真偽が不明なまま多くの人が信じ込んでいる情報も少なくない。誹謗中傷と並び、虚偽情報への対策も急務である。
SNS事業者に、誹謗中傷などへの迅速な対応を求める法律が間もなく施行される。問題のある投稿を野放しにせず、厳しく対応することが求められている。

社説:SNS上の悪意 人の死まで中傷する残酷さ : 読売新聞

朝日でも、毎日でも、いわんや赤旗さんでもなく、読売新聞が、いいですか、読売新聞が、社説で怒っていらっしゃいます。

自民党大好きのあの読売新聞が、お怒りです。

斎藤知事絡みの疑惑を巡っては、昨年7月に内部告発した元県民局長が自殺。知事や元副知事の背任行為が疑われている阪神とオリックスの優勝パレードを担当した県職員も亡くなっている。そして3人目の犠牲者となった竹内氏――。兵庫県庁の職員が不安そうに話す。
斎藤知事に関わると、命さえも危うくなる。しかし知事は、何ら対策をとろうとしない。これが県民の命と安全を守る知事の姿勢かと思うとぞっとする。斎藤さんは、いったいどんな心境なのか。なぜ対応策をとらないのか。立花に『過激なSNSを控えてくれ』と言うべきではないのか。このままなら、さらに犠牲者が増えかねない」

ついに自殺者3人 兵庫県に異常事態をもたらした立花氏とSNS | HUNTER(ハンター)

ここまで「えんがちょ」されているなら、そりゃあ阪神淡路大震災の死者数を4600人と言い間違えても誰もスタッフが指摘しないはずです。

怖いですね。