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地図だけを見ると、すぐにたどり着ける気がしたのですが、途中は砂利道で軽トラがやっとの道です。ぐるりと遠回りしました。現地で福岡県神社誌を読み返して気づいたため、もう1社、下稗田の大分八幡神社から分社した神社があったのですが見落とし、この勝山上田地区の大分八幡神社で、今回の分社めぐりはいちおう終了です。
境内には福岡県神社誌にあるとおり菅原社があり、菅公が祀られています。
社殿のなかをのぞきこむと、格天井が本殿前だけ張られています。両脇は、天井の裏が丸見えです。勝山上田の大分八幡神社は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后のほか、スサノオと奇稲田姫が祀られています。昭和3年(1928年)に合祀されたと、福岡県神社誌に記載があります。
今回、本社・分社あわせて3社ぜんぶ立て続けに訪問してみました。
元は大山咋(大物主=日吉大神)を祀る地域だったのが、城主が持ち込んだ八幡信仰にあわせて八幡宮に衣替えし、(八幡宮を持ち込んだ)城主が代わったあとに、地域内に分社していく過程は興味深いものがあります。重要な点は、分社する際、大山咋は御祭神として連れて行かなかった点で、地域の信仰とはなにかを考えさせられました。
(2019.08.17訪問)