しかし雑談のメモ(4)
きちんと筋道たててまとめる気力がないため、8月3日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。
国保が悪いのか?
鈴木純子アナウンサーが、「非正規労働者やフリーランス、自営業者、高齢者などが加入する国民健康保険。岸田政権のもとで今でも高い国保料の値上げラッシュが起きているということで、今年度、少なくとも全国626の自治体で値上げしたことが日本共産党政策委員会の調査で分かったということです」として、記事の内容を紹介しました。
国民健康保険について「前から高いなと思っていた」という大竹さんが、同じ年収、同じ家族構成(給与年収400万円の4人世帯の場合)なのに、協会けんぽだと保険料は20・4万円、国保料だと53万円と2倍以上になるという記事の指摘について、「もうとんでもないなあと思うんだけど」とコメンテーターの武田砂鉄さんにコメントを求めます。
「共産党さんが国保税が高いとお怒りです」
「協会けんぽって事業主半分負担って言ってますけど、あれ、要は全額本人が払ってるようなもんですよ。給料として渡すぶんから事業主負担分を差っ引いてるわけだから。このケースだと実質41万と53万、12万の差です。そして、退職して任意継続期間が終わったらみんな国保に来る。ジジババになっていちばん医療費がかかるころになって国保にやってきちゃうわけです。もともと高くなるんですよ」
「私ね、公務員クビになったじゃないですか。出ていけ!って追放されて。蛇蝎のようなやつからほじくりまわされてあらぬ嫌疑かけられて退職金取り上げられたらかなわないんで逃げるのが精一杯だったんです。社会保険の任意継続の手続きとかまったくできてなくて、国保税の高いのなんの!そりゃーもう(@_@)びっくりでしたわ」
「この報道の問題は「本人負担分」という自民党が考えた帳面上のまやかしをそのまま便利なのでつかいまわして比較していることにあります。ズルい。事業主負担ったって、そのぶんは給料としてもらってないだけですからね。
そして、高齢化で毎年、医療費を負担するジジババは増え続けているわけです。ジジババは増えて、まさか看護婦さんやお医者さんの給料を切り詰めるわけにもいかないし、あれだけ製薬メーカー崩壊させておいて、さらに薬を買い叩くわけにもいかない。どうやったって上がるんです。なぜ上げちゃ悪いのか?と」
「そう。これがね。窓口の負担を3割負担から5割負担にしますとか、高額療養費の基準を見直しますとか、保険料をあげないかわりにほかで自己負担を増やして帳尻を合わせるという議論なら、ありうるんです。そうじゃないでしょ。たんに税金があがったぞけしからんだけで話をする。それは違うって。
これね。こんな煽りかたをするんだったら、ちゃんと共産党が政権盗ったらブルジョア大増税します。赤字国債ばんばん刷ります。それでも足らなきゃ我が党がブルジョア認定した連中に軍隊と警察派遣して資産収奪しますとやればいいんです。税金あげるなというのに代わりにどこから盗るかの話がないでしょ。困った困ったと騒ぐだけで。
こういうのがいちばん困るんです。投票行動の参考になりません。庶民の味方ぶるなら、代わりにどうするかを言わなきゃ。
いま国保の保険者って市区町村なんですね。これから都道府県になるわけだけど。どこもカネを持っていくジジババ層を社会保険と比べて多く抱え込むことになるから、ほかを削ってカネをどう捻出するか、頭が痛いわけです。赤字国債ぶち込むんだったらそれならそれでいいし、ブルジョア大増税で賄えというならそれでもいい。そういうところの話をしなきゃ(笑)」
「これね。民主党が政権盗ったときと同じなんです。こうやって庶民の味方ぶってええかっこしいだけすると、じっさいに与党になったら身動き取れない。僕らが敬愛するT橋大先生のいう霞が関埋蔵金なんてものもない(笑)食い物も燃料もほぼ輸入の国で庶民は円高で喜ぶはずが、企業業績悪化給料削減の嵐で逆に恨みを買う始末。実質賃金は▲になっていないのだけど、名目上額面が下がれば心理的な影響は大きい。そして派遣村ね」
「どこから盗るかの議論なしで、貧乏人は可哀想の連呼ってどうなんでしょうね。ズルいですよ」
「でもね。まだ共産党は最後は権力行使で帳尻をあわせる可能性があるだけいい。問題は立憲とメロQなんです」
「メロQはおカネを刷りまくれ派ですから。これも或る意味わかりやすいと思います。問題は立憲で、このひとたちに期待するひとには悪いけど、やらかすと思うね」
「連合ってインボイスと消費税導入をずっと主張してきたわけです。所得税はどうしても捕捉率に問題がある。クロヨンとかトウゴウサンピンとかずっと言われてきた。インボイスと消費税の組み合わせのほうが捕捉率は高くて公平だという主張です。ところがいわゆる「益税」問題で、この主張そのものが悪になっちゃった。立憲がゴミなのは、インボイス廃止とか言ってるでしょ。トウゴウサンピンどうするんだと。バカを言えと。もともと民主党時代、トウゴウサンピン問題解決のためインボイス導入って言ってたじゃないかと。人気取りに走って風見鶏するなと」
昭和六十三年法律第百八号
消費税法
第一章 総則
(小規模事業者に係る納税義務の免除)
第九条
事業者のうち、その課税期間に係る基準期間における課税売上高が千万円以下である者(適格請求書発行事業者を除く。)については、第五条第一項の規定にかかわらず、その課税期間中に国内において行つた課税資産の譲渡等及び特定課税仕入れにつき、消費税を納める義務を免除する。
ただし、この法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
「「益税」なんてもんはないんです。公務員時代から税務署のパンフレットとか見てると頭くらくらするんですよ。法律で堂々と「小規模事業者の納税義務を免除する」と書いておいて「益税」ってなんですか?あたまおかしいわけです。
免除しなきゃいいんです。
自分で免除しておいて懐に入れたら「やつらはズルした」はないでしょうが。
小学校から国語の勉強やり直せ。
そして条文に堂々と書いてあるのに国税の解釈を堂々と流すマスゴミね。評論家ね。馬鹿ばっかり。お前らそんなに税務署が怖いか金玉下げてんのかと。
まずこの9条を改正してから言えと。国税は。
例えばね、身体に障害があるひと、知能や思想的に兵役に耐えられないひとは兵役を免除します、と法律に書いてあったとしましょう。それで免除になったひとに国が堂々とこいつは義務を果たしていないですよ石投げてOK馬鹿にしてOKと言いますか?そのくらいあり得ないんです。いじめですよこれ」
「そう。だったらインボイス導入したしこれだけIT導入も進んでるんだから、免税点を1,000万から100万とか10万に引き下げるとかすりゃいいんです。いじめを国が主導するってどういうことですか。腐ってますよ。そして法律に書いてあることと国税の垂れ流しが食い違ってるのに、税務調査が怖くてダンマリのマスゴミは、どこに存在価値があるんですか」
「百歩譲って一般人が国税とマスゴミの言い分にだまされるのはしかたがない。いちいち国税やマスゴミの言い分疑って六法引きませんからね。
ただね。当たり前っちゃあたりまえなんだけど「3つの経済主体」の図が示すとおり、あくまでも政府と家計は別のもの、対立するものであり、彼らの言い分は疑えという発想はもっておいて欲しいんですね。税金盗らないと彼らは生きていけない。逆に、向こうに赤字国債で借金させて我々の負担を減らすこともできる。国税が「益税」というとき「不公平税制を法令改正してなくするのが務めのお前らがなに言ってんだ?働け国税!」という発想は持っておかないと、国に殺されます。じっさい、免除されてるのにいじめの矛先が向かうよう仕向けているわけで、どれだけ腐ってんだという話です」
13日の記録。
事業所に出勤する日です。
今日も焼きビーフンをつくって腹ごしらえします。
工場とかはどうやら休みらしいし、いいなぁ、と思います。貧しいってつらいですね。