大規模修繕工事も半ばをすぎて思うこと(番外編)
最初のころは役員のなりては居なくて当然。
管理会社に勧められ、(財)マンション管理センター主催の講演会や研修会にまじめに参加していた時期があります。私にはあまりに理想にすぎる内容という認識だったのですが、はまるひとははまるようで、せっせと通い、染まって「もっと開かれた理事会にしないといけない!」と主張するかたも複数おられました。
ほんらい、この主張はまったく間違っていません。
しかし、入居者名簿で世帯状況を把握できていれば、なんで勤労&子育て&共働き層に「管理組合の理事会に積極的に参加せんか!」と上から言えるのか、私には理解不能でした。住宅ローン抱えて子育て真っ最中の勤労層は、夫婦共稼ぎか旦那がフルタイム+嫁さんがパートの組み合わせしか居ません。
日本の政治が当たり前のように持ち出す専業主婦がほぼ居ない(我がマンションでは勤労層にかぎれば1世帯)のですから、彼女らを旦那の代わりに集めて理事会をやるわけにもいきません。
となれば、彼らが年金生活者に移行してくるか、役職定年などで肩の荷がおりて一線を離脱してくるまで、比較的ヒマな人間で最初の10年ほどは運営していかないといけません。または、顔を合わせなくても運営できる手法(稟議書メインで運営するとか)を模索しないといけません。
郊外の分譲団地でむかし問題になったのは、当初入居者は住宅ローンを組める年齢・年収の関係で分布が固まることでした。同じことがこのマンションの管理組合でも起きているわけで、いっせいに「老い」を迎えます。
これが町内会とかだと、年齢分布にはもう少し幅があります。そのため、勤労層から離脱した年金生活者が、順々に地域の世話をする側にまわる流れが比較的簡単に確立します。これが管理組合ではとりにくいわけです。
これを無理してなんとかしようとしても、看護婦さんや工場労働者のかたは夜勤があります。ホワイトカラーも出世したら残業漬けです。こういうひとに押し付けて「責任感が足りない!今日も欠席だなんて!」と悪口を言いつつ、理事会と称して専業主婦や年金生活者がくっちゃべるのは、私に言わせれば頭が足りないにもほどがあります。
私が当時自薦他薦制を支持したのは、ヒマなモンがやればいい、という理由です。
いずれ年金生活者が増えていけば「毎日サンデー」でいつでも集まれるようになります。輪番制に移行したのは、年金生活者が増え始め、役職定年を迎えたり、子供が就労し家を出て時間とカネに余裕が出来たひとが増えた第11期からでした。
まずはおカネ最優先。夢より現実。
輪番制導入にあたり、輪番から自らの意思で外れる免除金制度も併せて設定しました。
管理費と修繕積立金の合計額の5割を免除金としました。そしてこれもとうぜん、ぜんぶ修繕積立金に組み入れます。
マンション管理センターの講演会などで染まってしまった方から、かなりの批判を食らいます。
全員が「もし全員が免除金払えば誰も理事会に居なくなるではないか」と反対します。
「私はお金がもったいないから免除金を払って役から逃げることはしない。今日の議案は過去に管理費滞納があれば免除金制度の対象から外すとしているから、名前は出さないがすでに何人か外れている。
それに、こうやって質問しているあなた達も、マン管とか外部の講習とかあれだけ積極的に管理組合から旅費もらって受講に行っていて、まさか逃げることはしないでしょう?誰も残らないなんてありえない。
理事会成立するじゃないですか。
率先してあなた逃げるんですか?」
と、ひごろの嫌悪感からうっかりキレッキレでまともに答えてしまい、もめました(笑)
紛糾しました(笑)
私がむかしから大嫌いなのは、出来ない理想を掲げることと、それを妄信することです。世のなか、なるようにしかなりません。
マン管に染まるのもしょうじき良し悪しある気がします。夢と希望を学びに行くなら、あれでいいんでしょうが……。
あまり悪く書くと全国にたくさんおられるマン管原理主義者さまのコメントが怖いのでこれくらいにしておきますが、しょうじき、どうもね……。
6日残りの記録。
今日は雲が多めの一日でした。
いつも寝ている倉庫は事業者や従業員さんでごった返しており、ひさしぶりに車のなかで昼食をいただきます。窓を閉め切ったらなんと汗をかきました。ほんとうに12月なのか?ちょっと信じられません……。
7日朝の記録。
投信積立の設定を変更しました。
- 株3:リート1の比率はそのまま。
- 同じ指標でもなるべく複数社で積立する(資産の持ち方や手数料で微妙な差がある)。同一カテゴリでもパフォーマンスにズレがあるため、可能な範囲で複数指標を追う。
買い付けるのはプログラムです。自分で毎日比率をこつこつ計算するわけではありませんから、枠とは心中しても、特定の指標と心中することはしません。 - 新規商品を2つ設定に追加。NYダウ連動の投信で信託報酬の安いものが出たので乗り換え(PayPayはどこかで解約して毎日積立の原資にまわす)。
- 既製のインデックスファンドより信託報酬がお得なのでバランスファンドを12%混ぜていたが、あとで見返してパフォーマンスがわかりにくい。
バランスファンドで買っていた12%を日本:先進国:新興国に再配置。
バランスファンドは、今回設定した積立設定とはべつに、毎日積立設定をする。 - 買い付け開始日は、次の甲子日(2024年1月1日)から。
これで様子をみて、半年か1年後にくらいにあれこれ考えようと思います。