松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年12月19日の日録

もうそろそろ完全給食は見直しが必要では?

 どんなに食材が値上がりしても、予算には限度がある。市が生徒から集める給食費は月額5000円。それで賄うのが難しくなり、昨年7月以降は、新型コロナ対応の地方創生臨時交付金を活用し、月1050円を上乗せした。しかし、それでもやりくりは厳しく、肉や魚の量を以前より減らさざるをえない。「一枚肉は高いので、代わりにこま切れ肉に野菜や乾物を加えてつくねを作り、量を増やすなど日々、工夫している」

かさ増し肉減らし、物価高に工夫も限界 学校給食カロリー確保に悩む日々 - イザ!

地公体というか国の指針としては、基本的に給食の食材費は受益者負担(この場合は保護者負担)というルールがありますから、インフレ物価高を国家が目指しているのに値上げできなければ、質に影響するのは当たり前です。

もう一つの問題は、給食は給食費(=食材費)滞納者分を、まじめに毎月納めている保護者が負担する構図である点です。

つまり、インフレ対応のため値上げすれば、脱落者が増えてさらに真面目に払うひとの負担が増えます。しかも少子高齢化で子供の数は減っていますから、多少不払いが増えてもむかしなら数でごまかせたものが、そうもいかなくなっています。

わかりやすいほど「正直者ほど馬鹿をみる」お話です。

高度経済成長期で右肩上がりの時代ではないのだから、もうそろそろ完全給食(事実上地公体への強制政策)も見直すべき時期にきているかもしれません。

もしくは、受益者負担の発想を棄てるかです。この記事にもあるとおり特例として地公体が一般会計から繰り入れるのではなく、最初から寄付・募金・クラウドファンディングでの費用確保を認めてもいいでしょう。

ふるさと納税の大流行ぶりをみればわかるとおり、おカネは在るところには在るわけですから、寄付で処理して節税を考えたいひとからの所得移転をねらえば、いわゆる累進課税制度に似た効果を発揮します。貧乏な勤労層に督促状毎月送りつけて臨戸面談(要は電話で在宅確認後お宅突撃)して払え払え払え裁判やるぞ裁判やるぞと脅すより、盗れるところからおカネを恵んでもらったほうが、はやいかもしれません。

あともうひとつ。これは禁断の可能性があるので控えめに提案しますが「議員のパー券買うくらいなら給食代に寄付せれ。寄付してくれたら指名競争入札の業者ランク上げてやる。随意契約内で優先発注してやる」と市内事業者にお触れを出すことです。すぐ集まります。

献立表の裏面に

「今月の給食は以下の皆様のご支援をいただきました。ご支援いただいた皆様に感謝していただきましょう。

・S根県H田市 ◎◎さま 10,000万円

・T京都O田区 ◎◎さま 1,000万円

・F岡県K市 ◎◎さま 900万円

・◎◎農業協同組合さま 800万円

・株式会社◎◎銀行さま 100万円

ご支援いただいた皆様のあたたかいお心遣いにより、今月の給食費は月額80円となりました。

心優しい皆様のご支援に感謝しましょう。

そして、今度は私たちが子供たちに支援ができる稼ぐ立派な大人になりましょう

とでも書けば「儲かったら自発的に寄付をするのが立派なマナー(自分より貧しいひとびとに恵む心をもって一人前)」と子供のころから洗脳、もとい教育することも可能です。

まぁ、無理でしょうけどね(笑)

 

19日の記録。

今日は朝いそいで出勤する必要はないので、さいきん汚れが目立っていた流しを重曹振りかけて磨きます。

朝食に、値引きシールのカップ麺と、事業所でいただいたココアをいただきます。紅茶は水筒に詰めて、事業所に持参します。

紅茶とココアは、事業所のお嬢さんが「(ほかのシリーズが美味かったので)期待して買ったのに甘すぎる( ノД`)うひー」というので「そんなに嫌ならすけてやる(飲んで減らすのを手伝ってやる)から寄越せ」といったら半分くれたものです。言ってみるものですね。

世間では多分これを「カツアゲ」というのでしょうが……。

手切り鉄板焼肉 火縁 - 甘木(西鉄)/食堂 | 食べログ

あれだけカネがない生活が苦しいと言いつつ、晩飯をつくるのがめんどうになりハンバーグをいただきました。そりゃあおカネがないはずです( ノД`)

うまい具合に中華鍋を振って上手に焼いたハンバーグに、ごはんにお漬物と味噌汁、あわないはずがありません。毎度ながらすばらしい。