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扁額は天照皇大神宮とあり、本殿に乗っているのは女千木ですから、おそらく天照大神(卑弥呼)を祀る神社なのだろうとわかるわけですが、どうも違和感があります。
その原因は、拝殿と社殿を接続する渡りが堀(水路)にまたがっている点につきます。
どこか水神様を祀る神社のような趣があるのです。
そして、社殿脇には「水天宮」の石碑があります。どうも水神様を祀る神社が、どこかで天照大神を祀る神社に衣替えした気がしてなりません。
玉垣に奉納者の姓名が彫り込まれているのですが、ずらりと「千原」姓が並んでいます。
「千原」(ちはら / せんばら)さんの名字の由来、語源、分布。 - 日本姓氏語源辞典・人名力
福岡県三井郡大刀洗町菅野の小字の千原から発祥。室町時代に記録のある地名。地名はチワラ。大分県日田市での伝承。
全国レベルで見ても、千原姓が突出して多い地域だとわかります。
三井郡大刀洗町菅野(千原) 天満神社(天満宮) - 美風庵だより
三井郡大刀洗町菅野の千原集落には現在、天満宮があります。
この天満宮も、おそらくは大幡主を祀る天神社だったものが、天満宮で上書きされたものだと私はみています。この太神宮も、ほんとうの御祭神は誰なのか、調べてみる必要がありそうです。
(2021.06.12訪問)