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googleマップ上では「原田神祠」となっているため、現地を訪問するまで皆目見当すらついていなかった神社です。観音様の御堂と御神体不明のお宮が正面向かって左側にあり、社殿は、以前のものを一部流用しているのか、木材の古さに違いがみられます。
靴をぬいで中にあがらせていただき、御神体を拝謁させていただきました。梅鉢紋があり、どうやら福岡県神社誌に記載がある「天満神社」のようです。しかし、御神体を見るとどうも菅公というより、もっと違う神様のように思えます。
菅公を祀る天満神社というのは、後世の姿で、ほんとうは大幡主(博多のお櫛田さん)を祀る天神社が元々の姿だったのではないか?
この地域に残る濃厚な大山祗への祭祀と、ほど近いところに白木神社があるところをあわせて考えるなら、やはりここに祀られているのは、大幡主だと考えるのが、自然な気がするのです。
福岡県神社誌:下巻407頁
[社名(御祭神)]天満神社(菅原大神)
[社格]無格社
[住所]朝倉郡上秋月村大字上秋月字春田
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2020.10.10訪問)