松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年11月30日(土)の日録。

火天大有(つづき)

以下、女性問題のところ以外は原形がわからないよう改変しています。

「火天大有」について書いたところ「ネットではどこも大吉なのにお前だけニュアンスが違う」という指摘?をいただきましたので補足しておきます。

天才バカボン」の世界以外、太陽は東からのぼって西に沈みます(♪西からのぼったおひさまが東へ沈む♪)。

「火天大有」はちょうどてっぺんまで昇った位置を指します。ここからは西に沈むしかありません。そのため、なにを占うにつけても、期間を考慮する必要があります。

たとえば「高校生のお孫ちゃんが志望校に合格するだろうか?」と受験2、3か月前に言われて「火天大有」なら「事故と病気に気をつけて現状キープでがんばれ」と言えば終わります。すぐ本番なのですから、過剰に期間を意識する必要はないからです。

ところが、世のなかそういう話ばかりではありません。

たとえば、知人のつてで或る女性から「婚約相手と一緒に独立して店を開業しようと思っている」とお話があって「火天大有」が出たとします。ピークなのですから独立開業そのものは上手くいくでしょう。おカネをもらって生きるプロ占い師ならここだけ切り取り「いいですね!」とお世辞連発しておけばなにも問題ありません。

しかしこの「火天大有」、テキストをひらくと「謙虚であれ」「公平であれ」「不正をするな」「いまの地位はあなたの実力だけで得たものではないのだから慢心するな」とお小言も盛りだくさんついてきます。私は若いころ、これがなにを意味するかまったく分かりませんでした。

年に数回、近くに行けば占いを依頼された店でチャーシューメンと焼きめしをいただくようにしていました。

最初のころは12時ちょい過ぎには満杯で入れなかったのが、5年ほど経つと待たなくてもふつうに入れるようになります。そして店の空気が変わってきました。見ると占いを依頼された奥さんは居ません。以前はよほど客が多い日でないかぎり、わざわざ奥さんが店外まで出て見送りしてくれたのですが、そういうことをしてくれるひともいません。

そして気になるのは奥さんより若い女店員で、旦那のほうは厨房でラーメンをつくっていますから声のみで顔をみることはできませんが、やりとりのタメ口ぶりから、妙な気配を感じます。奥さんの存在を知らなければ旦那と女店員はつがいだと思うところです(恋人、彼女、嫁、配偶者、愛人、2号。いろんな呼びかたがありますが、運勢をみるときペアでみる判断対象をめんどうなので「つがい」とひとくくりにしています)。

その次に訪問したときも奥さんは不在で、女店員から釣銭を受け取るとき、厨房のすみで旦那がテーブルの灰皿もラーメンのどんぶりも同じスポンジでまとめて洗っているのを目撃してしまい、それから2度とその店に足を運ばなくなりました。1年もすると売店舗となり、いまはほかのラーメン屋が営業しています。

そのまま忘れていたのですが、たまたま知人から教えてもらったところによれば、嫁が身重で実家に帰っているすきにバイトさん(タメ口の女店員)に旦那が手を出してしまったとのこと。出産後、店に戻り嫁が伝票整理をしていたら、旦那が店の売り上げをちょろまかして遊ぶ金をつくっていたのがバレます。最初は仲間との遊び賃(飲み歩きetc)だと言い訳していたのが、そこは女の勘で真実にたどり着き、まさか毎日顔を合わせていた女店員に手を出すとは思いもよらず激高、生まれたばかりの子供を連れて実家に戻ったそうでした。

そのころから客が減り、味が薄くなり、潰れたとのこと。この知人も(嫁はともかく)店がつぶれたあと旦那がどうなったかは知らない様子でした。

当時、依頼があったぶんはパソコンのメモ帳で記録を残すようにしており、日付で並べ替え読み返すと、ああ、あのとき出たのは「火天大有」か、と思い出します。この件で、てっぺんをキープし続けるための秘訣というかお小言があれほど並んでいる意味がやっとわかってきました。

つまり、運勢のてっぺんなのですから短期決戦は勝利します。スタートダッシュは快調のはずです。問題は、どれだけ日が傾くのを遅らせることができるか、という点に尽きます。ネットはなるべくよい結果に見えるよう書かないと次も利用してもらえませんし、プロの占い師も気持ちよくお客様にカネを吐き出してもらわないといけませんから、なかなかこういう肝心なことは書かないし、言いません。

私はこれでおカネをもらっていませんから、しょうじきに書けます。わかりました?

 

高良山に登る(060)

「いつかお百度参り達成を目指そう 高良山登山第60回」です。

11月最後の日、今日も高良山登山をします。

朝起きてアメダスの温度を調べると、1ケタでした。どうりで寒いはずです。

まず朝食に近所の吉野家で、Wハムエッグ定食をいただきます。

駐輪場に着いたら、乗るつもりだった電車は目の前を通過していきました。次発を待ちます。

まず、大学稲荷神社にお参りします。

明日から12月になろうかというころになってやっと、紅葉らしい紅葉の季節になりました。

三九郎稲荷やほかの境内社、狐穴にもひとつずつ「どうか宝くじ当たるか、家から通える範囲でまともな収入がある仕事からお声がかかりますよう」手を合わせます。

つづいて鎮香丸稲荷にお参りしました。

どこの高校かはわかりませんが、部活の生徒さんが車道や参道をずっとジョギングしています。まきこまれるのも面倒なので、高良内コースから高良大社に向かうことにしました。

下向坂との合流点に着きました。この画像を撮影しようとiPhoneをかまえていたら、知らない男性が立ち止まってピーーースします。(邪魔だ写ったってどうせ塗り消すんだからどっか行け)と念じつつじっとしていると、諦めたのか坂を下っていきました。

高良大社にやってきました。なんのグループなのかわかりませんが、ハイカーさんの団体が境内にあふれています。もしかすると老人会とかなにかの行事なのかもしれません。

拝殿でお賽銭を賽銭箱に投げ込んでいると、七五三の祈願の真っ最中でした。

私の横に居た参拝者が鈴をがらんがらんと鳴らし、祈願をうけている女の子が二人ともこちらを向きます。目が合ったので、神殿のほうを指さしながら、声を出すわけにはいきませんから「前を向け前を」と口をぱくぱくさせますが、伝わりません。

二人ともこちらに顔を向けて首をかしげます。

高良山茶屋 望郷亭 - 御井/うどん | 食べログ

今日も昼食に肉うどんとお稲荷さんをいただきました。

やっとあちこち色づき、秋山に来た気分になります。

つつじ公園にやってきました。古処山地と英彦山、甘木方面を撮影してみました。

休憩所も東屋もハイカーさんでいっぱいです。猫たちもみんなから触られご満悦で寄り付いてくれる雰囲気すらありません。さっさと奥宮に向かいます。

奥宮に着くと、香炉の上に火があがっており、女性のかたが数名おられました。

見た印象で書いていますが、おそらくはなにかの講社のかたでしょう。火のあがりかたからして護摩木を組んで護摩をされているのかもしれません。

境内の祠に線香をお供えしてお参りしたのみで、寝坊しないかぎり明日も来るのだからと、今日は奥宮そのものには手をあわせず帰ることにしました。

後谷登山口を目指します。

後谷登山口の猿田彦さんに、今日の無事を感謝しました。

天干辛と地干癸の関係は「天牢華蓋」と称し、星空が雨雲によって隠れている状態を表しています。象意としては、大事なものが見えていないことを表し、本質を見失うこと、本当に大事なものが見えなくなること、判断力が乏しくなることなどを表します。本当に大事にしていたものが見えなくなり、進む道が分からなくなること、判断力に欠けることで周囲に騙されて大事なものを失ってしまうことなどを表します。仕事では方向性や目的地を見失い迷走すること、恋愛では相手に騙されてすべてを失うこと、詐欺や色情問題に巻き込まれることや全財産を失うことなどを表します。

天干辛儀と各地干

明日の5時から7時にかけて南西方面は「天牢華蓋」で凶とされます。意識して使うことはありませんでしたが、どのくらい凶作用があるものなのか、実地で試してみることにしました。ひごろ偉そうに占いの話を書いておきながら、これまで試していないのにもっともらしく凶の解説を書くようでは、失格です。

ほんとうに詐欺られて死ぬかどうか、自分で試してみないことには……。