21日の記録。
今日は上京です。
演奏会の入場券はさっさと押さえていたのですが、航空券とホテルの予約を忘れていました。福岡空港発着便ではもう安い券を押さえることができず、2023年12月以来の北九州空港を利用します。早めに家を出ないといけません。
人気の期間限定メニュー「鶏のバター醬油炒め定食」発売|松屋フーズ
今日は小倉にある知人事務所の駐車場に車を停めさせてもらいました。
駐車場からJR小倉駅前の松屋に移動し、朝食に「鶏のバター醤油炒め定食」をいただきます。
期間限定メニューはどうしても注文したくなります。ただ、味付けは美味いのですが、これから飛行機に乗ろうかというのになかなかニンニク効いているのがなんとも……。まぁ、空港や機内で話すことはほとんどないでしょうし、いざとなればマスクをすればいいわけですし……。
小倉駅の空港連絡バス(エアポートバス)の乗り場にやってきました。10時5分発の北九州空港行に乗ります。
将来的にはアクセス鉄道などいろいろ検討されていますが、小倉駅から空港までの公共交通機関は現在のところ西鉄バスのみです。私が乗った便は途中無停車で38分でした。理想を言えば、新門司のフェリー乗り場と空港と小倉駅をつなぐ鉄道路線があると、ずいぶん変わる気がします。
途中の飛行機で「トヨトミの野望」のつづきを読みます。むかし「ほぼ事実」と知人に勧められ読んで以来再読していませんでしたが、いまにして思えば、いろいろ興味深いものがあります。
トヨタ自動車の大規模リコール (2009年-2010年) - Wikipedia
こういう事件ありましたね……。
羽田空港到着後、全日空のサイトから予約したので第2ターミナルに到着したと勘違いし、地下1階にあるごはん屋さんを探します。当然その店はなく、そもそも建物のつくりが違いますから到着したのが第1ターミナルだと気づき「さて、昼飯をどこで食おうか」と悩みます。悩んでいるうちに時間を浪費してもしかたがない……そう思って京急線の改札をくぐったつもりが、東京モノレールの改札を通過してしまいました(なぜ?)。
ひさしぶりの穴守稲荷
天空橋駅で京急線に乗り換え、穴守稲荷駅で下車します。駅前のコンチャンに再会しました。昨年12月以来です。
コンチャンの前には穴守稲荷の鳥居があります。つまり、京急線の自動改札を出たら右手に門番の御神弧像(コンチャン)が居て、その前に一の鳥居があるというわけです。リクツの上では、目の前の商店やコンビニ、飲み屋が並ぶ界隈が門前町ということになります。そして今日泊まるビジホもこの門前町にあります。
南参道から境内にはいります。今年は酷暑のうえ雨がなく、我がマンションの駐車場に植えたお榊も枝がだいぶ枯れました。鳥居横の榊が傷んでおり、どこも一緒か……暑さにも限度があるよなぁ、と妙な気分になります。
昔はここに狐塚がありました。いまは飛龍明神が祀られ、ずいぶんと趣きが変わりました。狐塚もいろいろあって、豊川稲荷さんなどは感謝を込めて狐さんを奉納する場所と化していますが、ここは身体の一部が欠損した石像が多く存在しました。
あくまでも勘ですが、土地の売買などで前の持ち主が祀っていたものが引き取られてきた、そういう感じの場所でした。
千本鳥居と境内社の砂利敷に、過去に奉納されたミニ鳥居がオブジェとして飾られています。誰がくぐれるのかまったく謎ですが、こういう遊びが、穴守稲荷さんのすごいところです。
奥宮には我が家に兄弟をお迎えしたクスノキ製の九尾のキツネさんと、その横に、ネット通販でお世話になっている我が地元のお店の土鈴が並んでいます。以前、ネット通販が儲かりますようにと奉納し祈願してもらったのですが、ネット通販の売上はほぼ増えていません。そのかわりネットに掲載している猫グッズの実物を来店して確かめに来るお客さんは激増しました。近所にこういう店があると知ったら、ネットで写真見るより直接行って実物見たいですよね……。
社殿裏手の福徳稲荷さんと、現在の狐塚です。
戦前、穴守稲荷は現在の羽田空港敷地内にありました。GHQの12時間以内に退去せよの命令(最終的に48時間に延長)で神社、門前町の住人、近隣集落が立ち退きを強制されます。この2匹は、のちに地面から掘り起こして運び出すことができた生き証人。はじめて出会ったときはもっと目つきが鋭くあんた何者?怖いんだけど?という感じでしたが、いつの間にかネットでは「サバイバー」という称号で呼ばれるようになり、年々、好々爺という感じになってきています。
現在は「御神穴」と称し、福砂(御神砂)を授与する場所となっています。境内整備工事が終わってすぐのころは、ここが狐塚でした。むかしの狐塚からそのまま引っ越してきたメンバーやむかし奥宮にあった狐面のほか新入りさんも増えており、年々カオスになっています。
境内整備工事がはじまる前、幸稲荷さんの屋根は穴があいていました。
「儲けたら新居を奉納してやる。儲けさせろ。わかってるね?」と当時お願いをして、その後、境内整備工事がはじまります。祭事の案内がくるたびに5,000円ずつ奉納しました(総額がバレるので回数は書きません)。
この祠の屋根分くらいは納めることができたかもしれません。
自分が奉納した幟は、開運稲荷さんの横あたりに並んでいました。
社務所で新しい神棚のお札を拝受したあと、水琴窟で水をぶっかけて音を楽しみます。
水琴窟の案内板のうえにも、いつのまにか新入りの狐さんがいました。
よく見れば以前からあったのかもしれませんが、庭園の岩のすきまにもミニ鳥居がオブジェになって飾られています。上京するたび何度も来ていますが、狐さんが増えすぎて神社そのものがでかいジオラマなんじゃないかと錯覚するくらいありとあらゆる場所に隠れています。
「明日、帰る前にまた挨拶にきます」とお参りをして、神社をあとにしました。
「杉作」
京急線でミューザ川崎の1階にある「杉作」さんにやってきました。牛タン定食をいただきます。ご飯とテールスープが来る前に、焼き場から運ばれてきた牛タンを撮影してみました。
このお店、焼き手のかたが2名居ます。年配のかたのときは、肉汁多め、柔らかめに仕上げてくれます。若いかたのときは、焦げめがついた旨味を凝縮した感じです。
今日は年配のかたのほうで「なんにされますか?」と訊かれ「大盛定食で」と即答してしまいました。福岡や小倉にも牛タン定食のチェーン店はあるのですが、牛タンに塩をして寝かせる期間がちがうのか肉の旨味はずっと杉作のほうが上だし、漬物の漬かり具合もちがいます。あまり熟成させない(焼肉屋のタン塩に近づける)ほうが九州人の口に合うということなのかもしれませんが……。
ひさしぶりのサントリーホール
川崎から穴守稲荷まで京急線で戻り、ビジホにチェックインして荷物を預けます。
手提げ袋に財布と演奏会の入場券とタオルだけ入れて身軽にしてから、サントリーホールに向かいます。浅草線を新橋で乗り換え、銀座線で溜池山王に出て、サントリーホールまで歩きます。
前回が2018年12月の「第九と四季」なので、約6年ぶりです。6年も経っていると途中の道なんかぜんぶ忘れているかと思ってたら、意外なことにストレートに歩きつくことができました。人間の記憶ってすごいですね……。
演奏会終了後、再び地下鉄と京急線で穴守稲荷まで戻ってきました。
ビジホに向かう途中寄り道をして、翌朝寝坊したときのため「今日はありがとうございました」とお礼をします。
ここで晩飯を食っていないことに気付いたのですが、気合をいれてなにかを食う気力もなく、とおりがかりの「まいばすけっと」でパンと炭酸水2本を買ってビジホに戻りました。
演奏会の感想くらいはまとめようと思ったものの、汗のべとつきが気になり先にシャワーを浴びて横になったらそのまま寝てしまいました。
はたして感想書けるのか……?