松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2024年8月26日(月)の日録。

それはそれで雑談のメモ(4)

きちんと筋道たててまとめる気力がないため、8月15日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。

なにがどう「仕方がない?」(後)

「チャーチルの発言がありますね。

For the future they will sit surrounded by clerks in offices, as safe, as quiet and as dreary as Government departments, while the fighting men in scores of thousands are slaughtered or stifled over the telephone by machinery. We have seen the last of the great Commanders. Perhaps they were extinct before Armageddon began. Next time the competition may be to kill women and children, and the civil population generally, 

何千人もの兵士が虐殺されたり、機械に押しつぶされて電話の向こうで窒息している間、彼らは将来、官庁のように安全で静かで退屈なオフィスで、事務員に囲まれて座っていることだろう。我々は偉大な将軍たちの最後を見た。おそらく、指揮官たちはもう、ハルマゲドンが始まる前に絶滅してしまったのだろう。次回は、女性や子供たち、そして一般市民を殺す競争になるかもしれない、 

The World Crisis Volume IV : 1918-1928: the Aftermath : 20. The End of the World Crisis

第一次世界大戦のときの回顧録です。ああ、やっぱり偉い人はわかってるんだな、と」

「ウクライナだって、プーチンの言い分を丸呑みするならフルシチョフが税収是正のためクリミア半島割譲したんだ返せ、石炭石油の資源開発やって工業地帯建設してロシアから入植者いれた土地をこっちによこせ、国全体でNATO加盟とかふざけんなよ恩を忘れて喧嘩売る気か貴様、ってことになる。逆から言えば、お前が大統領になる前に国境決めてんだからむかしがどうだったか関係ねえよゴチャゴチャうるせーよ、という話になる。
いずれにしても、国家のため、個人は使い棄ての駒になってしまった。近代戦ってそうなんですよ。第一次世界大戦は機関銃の登場で、完全に戦法が一変します。そしてどんどん兵器は根絶やしにする方向に進化していきます」

「スイス諜報網」の日米終戦工作: ポツダム宣言はなぜ受けいれられたか (新潮選書)

「あんまり書くとへんなのがコメントにわくので嫌なんですが、「昭和天皇は我が身がどうなってもよいからと国民のために終戦を決断した」という美談がまことしやかに存在します。皇室の権威を刷り込むためのプロパガンダだったわけです。
すでにいくつも本が出ているようにスイス経由で何度もポツダム宣言の疑義をアメリカに照会して、天皇制の存置については日本国民の判断を我々は尊重するという回答を引き出して、降伏に至ります。つまり戦勝国として頭から天皇制を潰すことはしないよと。
この回答をしてしまったら無条件降伏ではなくなるのではないか、相手が出した条件を実質呑むことになるが?という内部の反対を押し切って、アメリカ側もさっさと終戦したいから合意するわけです」

「結局、残してもらった恩義があるからとどんどん宮家を潰して最低限だけにしてしまったせいで、あれから80年経ち、お世継ぎの確保に難儀するはめになってるわけです。自業自得というほかないし、だいいちそれを放置してきたのは自民党ですよ」

いちばん嫌なのは「仕方がない」と刷り込むのは、こういう考証をすべて放棄してしまえと言ってることにひとしいんです。現実にはね。
むろん、権力層・支配層のひとたちは蒸し返されると都合がわるい。断罪されるわけですから。ただ我々は権力者ではありません。こいつらにどつき回される側です。立場が違います。
「私らはそれぞれの人生の主であって、なに様かはしらんが軽々しくあんたらの駒として使われるために居るわけじゃないんだ」ということを、若いひとには考えるくせをつけてほしいんです。ただ、どうやっても超えられない壁はあります。個人を超えた運命はたしかにある。それでも足掻くべきなんです」

「良心につけこまれないよう、つねに国家と指導者を疑うクセを身に着けてほしい」

「そうです。でもね。こう書くと絶対、英霊に失礼だというコメントが来るんですよ。爆弾三勇士のときも来ましたもの。すぐスクリーンショットだけ撮って削除したけど」

「お亡くなりになられた個人を攻撃はしていないよね。それで社会が良くなればと信じて戦争に行かれたみなさんに文句があるわけじゃない。
ニュース観てると年々指導者層はゴミ化してます。
ゼレ一派だって支援で受け取った武器を海外に流してたりするわけです。アフリカでアルカイダとISに支援物資と武器転売してたんでしょ?指導者の宣伝をうのみにして思考停止をしないで欲しいということなんですけどね」

「なぜ支配層に批判的な目を持て、国家を疑えと書いたら「じゃあ犬死だというのか!」と発狂されるんでしょうね」

「仕方がない」と同じ心理です。考えたくない、見たくないんです。せっかく自分のなかで合理化して美化しているのに、蒸し返されたくない。いらつく。そういうことなんです。
でも、我々の時代にもしなにかあったとき、それは台湾有事かもしれない、南海トラフで弱り切ったところを侵略されるかもしれない。おれは死んでもべつに子も嫁もいないしどうでもいいが、そのときに若いひとこそ「仕方がない」で思考停止してほしくない、という話です。一人十殺の鬼になるも、国外に逃げるもいい。人生の主として自分で責任をとろう、ということなんですね」


26日の記録。

起床してみると涼しいことに驚きます。

earth :: 地球の風、天気、海の状況地図

なにごとかとYahoo天気と「earth」を確認します。「earth」はアメリカのデータをもとにシミュレーションしてくれるホームページです。

つねに最新のデータが反映しているわけではないため、進路予測もけっこう怪しかったりするのですが、なんとかなり西寄りになってきました。しかも雨はともかく風が吹きまくるやつです。雨を太平洋側で落とし、つめたい北風が吹き荒れる予想になっています。

今日帰宅したら、はやめに鉢植えはぜんぶ家のなかにしまい込んだほうがいいかもしれません。

涼しいので焼きビーフンではなく、しめじとわかめを入れて久しぶりに袋めんにします。貧民の味方、5個入208円の味噌ラーメンです。朝から暑いと熱量を摂取するのがしんどく、焼きビーフンだなんだとあれこれ思案しないといけませんでした。

やっと、安い袋めんでなんとか生きながらえることができる時期になりそうです。このまま涼しい秋になってくれるといいのですけどね……。

天気予報を見るかぎり、本番は30日木曜日のような気もするのですが、とりあえず鉢植えをすべて宅内にしまい込みました。問題は、昼間誰も居ないので室温があがり放題という点です。窓を開けて換気扇を回していればなんということはないのですが、住人不在で窓をあけておく、というのは防犯上問題があります。閉め切れば40度の地獄ですし……。

とはいえ、予報もあまりあてになりません。いろいろ思案した結果、とりあえず早めに避難させておくことにしました。これで枯れるなら、もうそれは縁がなかったと諦めるしかありません。

鉢植えをすべて片づけ、スノコなども全部隅に寄せて、ブロックを重石にします。

今日は梨農家さんから梨をいただきました。神棚にお供えする分と、自分が食う分の皮をむきます。2つだけ皮をむいて残りは冷蔵庫に保管しておきました。

明日以降もちょくちょくいただきたいと思います。

ナシの焼肉のたれ | JA横浜

google先生で検索していただくとわかりますが、梨、桃、梅、りんごを上手につかうと美味しい焼肉のたれが出来ます。ご家族と夏休みが終わる前にバーベキューをやるご家庭は、ぜひ、自家製焼肉のたれにも挑戦していただきたいと思います。