松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

福岡市南区老司4丁目 老松神社


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境内の半分は、児童公園として整備されています。

手水舎に井戸の手押しポンプがあり、動かしてみましたが水は出ません。

老松神社由来記

鎮座地 福岡市南区老司四丁目六番一号
御祭神 菅原道真公 父君「是善公」 母君
末社
 日吉神社(大山祇大神) 住吉三神
 稲荷神社(伏見稲荷大神)
御創建 百六代正親町天皇、永禄元(一五五八)年と記録あり
御神殿改修 東山天皇 元禄五(一六九ニ)年五年改修
御神殿再建 明治五(一八七ニ)年三月
 御創建以来二十戸の氏子等が浄財を募り、御社殿の維持管理に努める
拝殿改築 明治四十(一九〇七)年九月
御神殿改修 昭和弐(一九二七)年四月
境内地の譲与 昭和二十五(一九五〇)年七月大蔵省より老松神社に無償譲与
御神殿改築 平成元(一九八九)年三月
拝殿改築 平成二十(二〇〇八)年十二月
 屋根瓦の一部(軒丸、軒平)に老司瓦(太宰府観世音寺の創建瓦文様)採用
 手水舎、絵馬倉庫、水洗便所、石垣工事完成
旧社格 村社(明治五年十一月三日)
御神徳 学業祈願 五穀豊穣 商売繁盛 開運厄除 家内安全
年中行事
 一月一日 歳旦祭
 四月十六日 春の大祭
 七月十五日 夏の大祭
 八月七日 虫追祭
 十月十七日 秋の大祭

四月の春の大祭では初老の厄払いや、還暦、古希、喜寿、米寿等の長寿祈願のお祓いがあり、氏子総出による舞や踊りが奉納される。
八月七日の虫追祭には、氏子青年団が松明をともして笛、太鼓、鐘の音に合わせて本村より農道を通り唐戸まで虫追行事を行っていた。諸般の事情で昭和三十年代中断
菅原道真公の御詠歌の中に
「梅は飛び、松は追い(老)・・」という一説があり、そこから老松という名が出た
元来、天満宮の古い呼称は老松社(老松神社)とのことです。(太宰府天満宮資料より)

木製狛犬 元禄五(一六九ニ)年
手洗石 享保十三(一八二九)年

平成十九年(二〇〇七)境内西側で、太宰府観世音寺の創建瓦を焼成した幻の登り窯一基が発見されました。平成二十一年には国史蹟指定

昭和五十八(一九八三)年十一月運営団体氏子奉賛会を結成(現在は二百四十八戸)

平成二十一年(二〇〇九)四月吉日
老司 老松神社

石段をあがると小山の中腹に、本殿があります。iPhoneで正面から全景を撮影するには奥行きが足りず、左右から撮影しました。

本殿正面向かって左側にお稲荷さん、右側に日吉神社・住吉三神があります。

福岡県神社誌:上巻86頁
[社名(御祭神)]老松神社(菅原神)
[社格]村社
[住所]福岡市大字老司字笹古ノ
[由緒]不詳、明治五年十一月三日村社に定めらる。
[境内社(御祭神)]日吉神社(大山祇命、住吉三神)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.06.23訪問)