松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

福岡市東区西戸崎4丁目 西戸崎神社


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 訪問前にいろいろgoogle先生で検索してみました。

現地を訪ねてみると、社務所改築奉賛事業の看板などが建ち並び、案内板の由緒書きなどがまったく読めません。

神社人 - 西戸崎神社

ご祭神 素戔嗚尊/須佐之男命(すさのお)
※[同義]牛頭天王(ごずてんのう)
大国主命(おおくにぬし)
息長帯比売命/息長足姫命(おきながたらしひめ)
※[別名]神功皇后(じんぐうこうごう)
創建 昭和28年(1953年)
由緒 西戸崎神社は、元々、本町(現在の西戸崎一丁目六番地付近)の豊島進氏宅、東隣に鎮座していた祇園社となる。これは、大正8~9年当時、シベリア出兵に際し、武運長久祈願のため、宮地嶽神社、箱崎宮、香椎宮などに参拝していたものの、交通不便などの理由から、当祇園社を現在地に祀ったことに始まるとされる。そして、昭和28年(1953年)頃、地元民が、心のよりどころとして西戸崎神社創設の話が持ち上がり、昭和28年11月に、御霊を遷座するなどして現在の形に至ったという。

先達がインターネットに記載した情報を参考にすると、この神社は1953年の創建とのこと。

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)

大正時代の地図と見比べると、現在の姿からはまだまだほど遠い状況です。

西戸崎は、むかしは漁師や製塩業を営む世帯が十数軒ほどしかない寒村だったそうです。

明治になり、比較的水深の深かった西戸崎に石炭積出港が整備されることとなり、鉄道が敷かれ、港が拡張され、シェル石油の製油所(現在は貯蔵拠点として稼働中。ジャパンオイルネットワーク福岡油槽所)ができ、1937年に西戸崎炭鉱が開業し、急速に発展していきます。

iPhoneで写真をとりながら境内をうろついていると、道路向かいから地元のかたが賽銭泥棒とおもわれたのか近づいてこられました。そのかたの話では、朝鮮戦争のころが炭鉱も製油所も最盛期だったそうで、現在の海の中道海浜公園やマリンワールドがある一帯は米軍基地だったこともあり「検問所があった」とのこと。

あくまでも推測ですが、急膨張した地区に、それにふさわしいシンボルとして、この神社はつくられたのでしょう。

社殿の裏手に、夫婦恵比須神社があります。

博多区の櫛田神社の分社だそうで「博多の町でいちばん古いえびす様」の御分霊とのことでした。

福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2022.06.22訪問)