松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年3月3日の日録

ガラスを洗う。

3月1日の夜、雨が降っていました。さいきんまったく洗車してなかったので、フロントガラスのギラつき感があって走りにくいことこのうえありません。おそらく、むかしディーラーが施工したガラスコーティングが剥げかかっているのでしょう。これは危険です。

井戸水がつかえる親せき宅に行って、念のため洗剤で洗い(そのときの写真です)、すべてのガラス面をこのあとコンパウンドで磨きました。

これでしばらくは大丈夫かな?

 

白鶴「まる」

商品紹介|白鶴 まる|白鶴酒造株式会社

あまりその気はなかったのですが、酒の話を書くなら、やはり日本でいちばん売れているブランドを呑んでおかないと話になりません。白鶴さんの「まる」を買ってきました。

薄いですね。なんとか米の味が残るレベルまで薄めたものを、糖類・酸味料添加でかさ上げしています。糖類・酸味料無添加にするとG社の「T」になって、薄さばかりが目立ちますから、量販店のコストダウン要求をクリアし、かつ「飲める」ものを提供するという意味では、こうなるのかもしれません。

ただ、まったく米の味がしないじゃまずいからなのか、米の雰囲気を出そうとした結果、独特の苦みがあります。そして、そのあとにおそらくは麹や糖類由来の甘さが来ます。麹四段仕込みと書いてあるので、まさかむかしのアル添普通酒みたいに、甘さを加えるためもういっかい麹を投下し、わざと甘さを残した状態で醸造アルコール添加で仕上げ、上槽していないとおもいますが、なんともね……。

呑みやすいのはたしかです。ここまで薄いとあまり酒を呑んだ気にはなれませんが……。

 

宝くじの結果。

いちおう方位術などを確認し、よい運気のときは宝くじを買ってどれくらい当たるか試すようにしています。

宝くじのホームページから買うと、年2回、3月と9月に、当選金がまとめて振り込まれます。

振り込み手続きのメールをみて、ずっと当選結果を確認していなかったのに気づきました。

今年に入って、1月に1,100円当たってました。まぁ、まったく当たらないよりかはマシですが、10億円とか当たってくれないものですかね……。

ロト7の6等は約42分の1だそうで、そのくらいの運勢しか持ち合わせてないんでしょう。運勢のよい方角に行ったついでに現地でネット販売をポチるだけなので、めんどうではありませんが、ほんとうに方位術ってどのくらい当たる確率をUPさせるものなのだろう、とさすがにかんがえてしまいます。

 

これがむかし見た風景にいちばん近い。

youtu.be

子供のころ、祖父や曽祖父の仕事のつてで見学させてもらえた景色にいちばん近い動画がこれです。いわゆる速醸もとによる仕込みです。純米酒活動家には「生もと信仰」「山廃信仰」を説く者があり、速醸もと すら目の敵にしているのが居ますから、なかなかこういう景色は公開しません。或る意味貴重です。

この酒蔵は関東のほうなのでやっていませんが(動画内の温度表記にもご注目ください)、派生形で、暖地向けに加温して一気につくってしまう製法(高温糖化もと)もあります。

  • 寒造りをしたくても最低気温が高い地域(要は九州や台湾)に醸造場がある場合(完全空調設備があればべつ)、
  • 酵母菌の繁殖力が弱く、ちんたらやっていると目標ではない雑菌や酵母のほうが大繁殖する可能性がある場合、

一気に酵母菌を数千倍に増やし、ほかの雑菌に付け入るすきを与えない製法がもとめられます。純米酒活動家は、条件不利地で酒をつくるための技術革新と努力に気をくばることはしません(結果として、公式が適用しやすい東北はじめ日本海側の地酒をもてはやします)。

まぁ、南国は焼酎のんでろ、ということなんでしょうけどね(笑)

 

もう自給基盤破壊省と改名したほうがいい。

北海道のとある牧場では今、毎日1.75トンの生乳を廃棄していて、その量は金額にして17万円です。背景にあるのはコロナ禍に端を発した生乳余り。さらにエサ代も高騰しています。そんな中、国が推奨していたからこそ『ロボット牛舎』で事業を拡大したのに、一転しての減産方針で苦悩する関西の牧場を取材しました。 

「あの目を見て、命なので、受け入れがたい」乳牛を食肉処理すれば補助金...減産方針に酪農家困惑「牛乳輸入は減らせない?」国に聞いてみると | 特集 | MBSニュース

これ、昨年の11月くらいから騒ぎになっていたやつです。

35.生乳需給改善対策(PDF:453KB)

令和4年度農林水産関係第2次補正予算の概要:農林水産省

https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r4hosei_pr35.pdf

「経産牛の早期リタイア」に50億円支援するそうです。ホント、モノは書きようとはよく言ったもの。これ、種付け分娩の回数は問わないのがミソ(お年寄りに引退してもらうとはかぎりません)。そして早期リタイアとは、屠畜場(いまは食肉センターとか言いますね)にドナドナしたらゼニやるよ、という意味です。屠畜場に連れて行って枝肉にしたらカネあげる、とストレートに書きゃいいのに「早期リタイア」ですって。どういう言語センスしてるんでしょうか。吐き気がします。

人間の早期退職は、転職するか、年金暮らしするか、資産生活するか、ホームレスになるか、自殺するか、いろいろその後を選べますが、経済動物の早期リタイアって殺す以外ないじゃないですか。ペットで牛を飼ってくれるひとがどれくらい居るんでしょうか?農水省が牛をペットにあっせんするんですか?

コロナで需給バランスが崩れているから減らせったって、そう簡単にふたたび増やせるものでもありません。アホがかんがえてもわかります。それなりに餌を食わせて大人にならなきゃ発情しないし種付けして出産して牛乳が搾れる状態にはなりません(いわゆる「育成」)。だいたい1年半で最初の種付けをして、牛も十月十日(280日)で出産ですから、約2年半はおカネを稼いでくれません。その間、まってましたとばかりにアメリカから輸入を増やすんでしょうね。魂胆がスケスケミエミエです。

子供のころ牛肉・オレンジ自由化に遭遇し、周囲の大人がひどい目にあったのをみていますから、もともと意識の根底に嫌米反自民が根付いてしまっています。私自身に偏見があるのは否定しませんが、媚米派国賊がだいぶ岸田政権上層部(最高権力者含む)にまぎれこんでいるようです。

農林水産省とか言ってますが、自給基盤破壊省って実態に即した省名に変更したほうがいいとおもいます。

 (任務)
第三条 農林水産省は、食料の安定供給の確保、農林水産業の発展、農林漁業者の福祉の増進、農山漁村及び中山間地域等の振興、農業の多面にわたる機能の発揮、森林の保続培養及び森林生産力の増進並びに水産資源の適切な保存及び管理図るしないことを任務とする。

農林水産省設置法 | e-Gov法令検索

それか、法律改正して職務放棄そのものを任務とするかです。1文字増えるだけですみます。

こういう命を粗末にする政策をかんがえるような輩(役人とか政治家とすら呼べない)は、来世は経済動物に生まれて、こんどは自分が電気ショックで気絶死させられ、頸動脈すっぱり切られて放血、電動のこぎりで枝肉に解体されたらいいのに。屠畜場に送り込んだ牛の数だけ。

何千回何万回殺されるかは知りませんが。