松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2023年3月1日の日録

夢を見る。

以下は、2月28日に見た夢の中身をメモし、メモから再構成したものです。読み返すとどこかのSFのようでもあり、怪談のようでもあります。

以前なにかの折にとおりかかり鳥居をみかけ、こんな峠に神社があるのかと驚いてとおりすぎた場所。

ほかに駐車するところもなく、車を道の横に寄せて停め、石段を下る。下り宮とは珍しい。しかも石段立派。ふたたび鳥居(たぶん二の鳥居)をくぐったところで景色が一変。店だらけ。ひともソコソコ歩いている。どの店も、子供の頭くらいある酒饅頭か、これまたデカい蒸しギョウザを売っている。少しかじったギョウザに、駅弁などについてくる小さい容器から酢?をたらし、またかじりながら歩いているひとばかり。行儀わるい。
神社の境内なのにその雰囲気がない。そして、ひとの顔に生気がない。食ったり話したりしているわりに、笑い声がない。みんな衣服が白と黒、たまに紫、青。とにかく単色系。

土地はすり鉢状。中央に池があるのかとのぞきこんだら、なんと穴(洞窟)。この穴、30m以上あるかもしれない。妙ちくりん。

神社の社殿らしきものが敷地の隅にある。行ってみると拝殿がつかわれている気配はなく、本殿がない。否、拝殿の真ん中に立ちよく見ると、すり鉢状になった敷地から坂が何本も伸びているのがわかる。それらの坂のなかで3つ、赤い鳥居がある。

どうやらここは、まとめて拝むための遥拝所らしい。

鳥居があるなかでいちばん近い坂を選び、歩いてみる。赤い鳥居直近まで店が並んでおり、白い割烹着を着たお姉さんやおばちゃんが、どこもせっせと酒饅頭づくりに励んでいる。セイロに火はなく、売り子さんの姿もないので、まだ営業時間前か?仕込みタイムか?種をせっせと生地でつつみ、形をととのえてトロ箱に詰めている。
鳥居をすぎる。神社というより寺の本堂がある。ほかのひとと同じように靴を脱いであがる。観音さまも神棚も、なにが祀られているか判らぬ厨子も、ズラリと横に並んでいる。神職と坊主と山伏が般若心経を横一列でとなえている。カオス。めいめいが好きなところに正座して手を合わせて去る。お経を唱えるひと、祝詞をとなえるひと、何語かわからぬ呪文をいうひと。

沈香と桂皮ベースの線香の匂いが充満しており、どうかんがえても寺の本堂。

寺の本堂を出て、参道沿いのお店を2軒のぞく。まだせっせと酒饅頭の生地をこねている。

2軒目で目が合ったひとが近づいてくる。「まさかあんたヒト?」と驚く。むかしはヒトがいっぱいお詣りに来てくれた。ここで、蒸したてを売っていた。いまはもう誰も来ないので、うちの店は仕込むだけ。麓にヒトがやっている店があり、そこに持ち込んで売ってもらいカネにしている。うちの店だけでなく、ほかもそれぞれ麓に協力店をもっている。

時間くれれば、セイロに火を入れる。出来立てをあげようか?と言われ、待てない、と言うと、あそこの店は年中やってる、と違う店を指さす。

その店に行くと、悪役プロレスラー系(たけし城の「ストロング金剛」そっくり)の人相の男が、蒸しギョウザを売っている。通常のギョウザの3~4倍あって、なぜか蒸したてを竹皮で包んで客に渡している。客の半分はそのままテイクアウト。半分は、調理場の横に山積みになっている白皿に、これまたデカいしょうゆ差しから酢醤油をとって、ギョウザを浸しながら、テーブルの空きに座り、食っている。話しているひとより、黙って食っているひとのほうが多い。否、日本語でないため言葉がわからないのかも?

同じく人相が悪い男が居て、なぜかこいつが店主の弟だということを雰囲気で理解する。店主の弟が、客が食い終わった食器をどんどん裏へ下げ、年配の女性数名が食器を洗っている。

お品書きを探すがわからない。それらしき板があるが、書かれているのは日本語でもアルファベットでもなく、符号か記号のたぐい。なのに、酒のぶどうジュース割りとか、酒のオレンジジュース割りとか、意味だけがつうじる。酒そのものはなく割りものばっかり。ギョウザは最低2人前から注文とあり、ギョウザを頼む。店主がお代を払えというので、いくら?と言うと、なんだおまえ人間か、だったら9万払えとぬかすのでビックリ。

なんでギョウザが9万もするんだ、と言い返すと、店主の弟がやってくる。店主が弟に、裏につれていけ、と指示。

私は裏に連れて行かれる。

いったいあんたいくらあるの?と言われ、ゆきちを持っていたが、千円札を出して、これしかない、と言う。ホントは持ってんだろもっと。というが、いくらデカいったって、なんでギョウザ6個持ち帰りで千円以上取られるんだ、どこのヤクザだ警察呼ぶぞ、と言い返すと、しょうがない。いいよもう。と言って、弟は店の方に戻っていく。

店主の弟が去り、道が判らない。とりあえず見えた坂をのぼると、墓地?納骨堂?の周囲で、生気のない人々が鍛錬をしている。建物の壁を歩いたり、屋根に飛び上がったり。

重力に反している。ぜったい人間じゃないなこいつら、とおもって眺めていると、5人全員が動きをとめ、こちらを見る。あわてて、その場を去る。

違うボロい上り坂をあがっていくと、温泉地や観光地にあるでかい門(こんな感じのやつ)がみえる。今度も書かれている文字が読めないが「ようこそ。ここで湯治すれば必ず元気になって戻れます」と書かれていることが直感でわかる。

目の前を路線バスが通り過ぎていく。まるで阪急電車みたいな茶色一色。

方向幕の文字が読めないが、この温泉地一帯を循環するらしい(読めないのに感じることが出来る)。

さて、この道はどこにつながっているのか、と周囲を見渡すと、細いハシゴがみえ、どうやら今じぶんが立っている場所の下に、旧道?があるらしい。降りていくと見覚えのあるカーブがあって、私の車が元の場所に停まっているのだが、なんと、天井が錆びて破れ、タイヤの空気も全部抜けている。

あの店主、ケチったんで嫌がらせ命じたな。戻ってしばき倒そうか!

そうおもった次の瞬間、手元にテイクアウトのギョウザがあるのに気づく。
蒸しギョウザを試しに食うと、じつは(豚肉がはいっておらず)ギョウザではない。
皮は水餃子などにある厚めのものだが、中身は、鶏肉ミンチに、白菜、シイタケ、ネギ、青じそ、枝豆、タケノコ、塩昆布(塩吹き昆布?)が練り込まれていて、あっさり塩味。ニンニク不使用。ショウガを感じる。そりゃあこれなら皿いっぱいに酢醤油いれて、浸けて味付けしながら食うはずだわ。あっさりさっぱりで冷めているのに美味い。

日本に帰ったら、こういうのを商売できないかな、とおもう。

6個パクパク食い終わる。美味い。もっと買いたいが、どうやらここは日本円がつうじない。いったいここはどこの国だ?歩いて戻れるのか?

そこで、目覚まし時計が鳴って、目が覚める。 

もういったい、どこをどう夢判断したらいいのかもわかりません。

なお、いちどトイレしたくなり4時半ごろ目覚めていますから、2時間ほどのあいだに大長編な夢をみたことになります。

 

小倉駅ホームのうどん。今日の記録。

今日は昼から小倉でした。JR小倉駅で列車をおりて1番ホームの立ち食いうどん屋にて、丸天うどんをいただきます。先月値上がりして550円になりました。

16時すぎに用件が終わり、帰ってメシの準備するのも面倒なので、松屋でカレー(またか)食ってから帰ろうかとおもっていたら、鬼のように立候補予定者から着信がはいります。

選挙期間中の電話番、うぐいすのローテ、選挙カー同乗者のローテ、弁当をとる人数の確認、あれだこれだあれもせんとこれもせんと、と大騒ぎ。

  1. いまあなたが動員したいとおもっているメンバーを明日までに書き出せ
  2. すでに交渉済みのうぐいすが何人いるか書き出せ
  3. 運転手をおねがいしているひとも書き出せ
  4. 選挙カーの同乗者は1名だよね?
  5. 弁当の最大供食可能数はあなたの運動員数×3食×7日。一食1,000円以下なので、近所のほっともっとに「弁当もってきて」と注文するだけ。その気になれば1週間3食のり弁でも人間は死なない( 一一)贅沢は敵!

と電話で言うと、やっと落ち着きました。あはは(^^♪