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岡山県神社庁のホームページでは「稲荷神社」となっているのですが、現地社殿の扁額は「天神社 甚九郎稲荷」と上下に表記されています。
由緒
当社は、宇喜多家再興のため岡山に潜入した佐久間甚九郎が当地を視察中、多数の暴漢に襲われ危機に陥った際、天から霊光が燦然と輝き、白狐の声が轟いたため暴漢等はその場にひれ伏したので、甚九郎は九死に一生を得て脱出することができた。
町民はこの白狐は当地にあった稲荷神社の神であろうというようになり、それ以来甚九郎稲荷として大切に祀って来た。
以来、この上之町に異変が起こるときは前もって白狐が鳴き、異変を町民に知らせるという。
現在も上之町に火災など災難が無いのも当社のお陰と、町民の深い崇敬を集めている。
現地案内板と岡山県神社庁のホームページがほぼ同じなのでホームページから引用しました。
宇喜多秀家公が所領没収されたのが1600年の関ヶ原の戦いで、八丈島流罪となったのは1606年ですから、お家再興がありうるならこの間の数年間しかありません。伊吹山や京都・太秦と逃げ、罪人として引き渡されるまで島津氏をたよって薩摩に落ち延びていたということなので、やはりどこかで再起をはかろうという気はあったのかもしれません。
参道入口はさいしょ車止めかとおもったのですが、よくみると料理店の案内でした。
どうやら参道脇のビルは町内会の事務所だけではなく、料理店もやっているようです。
焼き物の狛犬がありました。このサイズはまだほかで見た記憶がありません。珍しいですね……。
(2022.05.22訪問)