松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2022年12月14日の日録

寒い寒い寒い。突風にアラレにさんざんな運動

13日の深夜、寝る前に明日のお出かけ先周辺をチェックすると、1時間もあれば歩けそうな位置にいくつも神社があります。素晴らしい環境です。

家を出る前に、ベランダの鉢植えのようすを確認します。朝6時というのに真っ暗です。気温はそこまで低くないのですが、とにかく風が吹きまくっています。

摩利支神社です。江戸時代まで葛城修験を勧請した摩利支天を祀るお宮だったのが、明治3年に葛城神社、さらに明治28年に摩利支神社と改名されます。

この神社では摩利支大神=天之御中主とされています。神社として生き残るために、摩利支天=天之御中主ということにしたんでしょうね……。

2社目の多賀神社です。福岡県神社誌ではイザナギさんを祀るとされています。

3社目の和歌神社です。福岡県神社誌では、御祭神は柿本人丸、教科書では「柿本人麻呂」とならう有名な歌人です。ただ、入口工事中で立ち入れませんでした。後日どこかで再訪しようとおもいます。

4社目、示現神社にむかう途中から、雨が降りはじめます。

今日はとにかく風がつよく、気温はそこまで低くないのに体感温度が寒くてたまらないのに、さらに雨です。よほど嫌われているのか……。

途中から、みぞれに変わります。

神社を囲んでぐるりと小学校の敷地なのですが、空は真っ白です。

社殿を撮影しようとすると、さらに社殿側から風がつよく吹きつけます。

傘をさしっぱなしでは、いったいいつ社殿を撮影して帰れるのかわかりません。濡れるのをあきらめてiPhoneを向けると、どういう誤作動なのか、カメラがin側に切り替わり、じぶんの頭が写ります。なんどか画面を服で拭いて、やっとカメラを切り替え、社殿を画像におさめることができました。

スーパー地形」でGPSログを表示すると一目瞭然ですが、ひとが住んだ高台との境目に、神社があります。この地域はとくに顕著です。

ぜんぶで約5km、90分の運動でした。

 

お昼のちゃんぽん

福岡市内の知人事務所にもどる途中「ぎおん亭」でちゃんぽんをいただきました。大盛御用達の店で、だいたいトンテキかとんかつをみなさん注文されるのですが、私はちゃんぽんを頼みます。野菜食わないとですね……。

 

ハイテックCコレト

2022年12月2日の日録 - 美風庵だより

先日、ひさしぶりにゲルインクボールペンを買った話を書きました。

三菱鉛筆のスタイルフィットを選んだことを書いたら「万年筆はパイロットばっかり持っていると言っていたのに、ボールペンは三菱鉛筆なんですね」と言われてしまいました。

私が学生のころからある古株のゲルインクボールペンというと、三菱鉛筆の「ユニボール・シグノ」とパイロットの「ハイテックC」が双璧でした(ゼブラのサラサが登場したのは学校卒業後です)。

ハイテックCは「激細」が売りで、少しカリカリした書き味で小さい字が書けるのが特長でした。当時はまだスマホ&googleカレンダーなんてものはありませんでしたから、学生もビジネスマンも手帳に日程を書きこんでスケジュール管理しており、手帳に少しでもいっぱい書ける「激細」が大流行だったのです。

それにたいしてシグノは中字や太字がメインでした。すらすらと書きやすかったので、こればかり当時からつかっていました。のちにハイテックCに対抗して0.18mmの超激細もシグノから登場しましたが、興味がおきず一度も買った記憶がありません。

というわけで、中字・太字大好きだった私は、ゲルインクボールペンはシグノ派でした。

という話を書いて「はいおしまい」というわけにもいきませんね。

ハイテックCコレト | 製品情報 | PILOT

買ってきました。3色用の軸(ボディ)に、黒、ブルーブラックの3色のリフィルです。

ISO感度を変えて2種類撮影してみました。スタイルフィットのほうが、全色とも色が薄めです。パイロットのほうが発色がよく、字が鮮やかです。パイロットはなんといっても万年筆インク製造からはじまった子会社(パイロットインキ)がありますからね……。

そして、ボール径0.5mmを選んだせいか、むかし激細ボールペンで感じたカリカリ感もありません。

気になるのは、ハイテックCコレトは握力のよわいひと向けにラバーグリップがついているため、軸(ボディ)が太く感じる点です。軸(ボディ)の握りやすさ、動かしやすさは、スタイルフィットのほうが私の手には合います。

しかし、どこのメーカーも似ているようで、それぞれに特徴があります。おもしろいものです。

 

今日も「封印の昭和史」

封印の昭和史 戦後日本に仕組まれた「歴史の罠」の終焉

むかしまだ学生のころ、元外交官のかたが大学の集中講義に来られてほぼ同じ話を受講した記憶があります。敵が攻め込んできたのをみてカッとなって棒切れでも包丁でも持って立ち向かえば、非合法戦闘員として殺されても違法ではない、というものです。

勝手な行動をとらず、そういうときは国際的に軍隊として認められている自衛隊に協力を申し出て正規軍の軍服や標章をもらい、武器携行を明示して指揮官の命令のもと行動せよ、というもの。じゃないと殺されてもいっさい文句は言えません。

そして、一般人なのか非合法戦闘員が紛れ込んでいるのかわからないときは、無条件殺戮は必ずしも違法ではないということ。それどころかたいていの投資家が大好きな某国は、そもそも一般人への原爆使用を正当化していたりするわけですから「絶対ダメ」と条約で定められたもの以外なんでもありなのが、戦争です。

大学で国際法の講義をとればちゃんとこういうことは教えているのですが、一般人はほとんどが知りません。

武器購入でどういう利権が動いているのかさだかではありませんが、税金もっとしぼり取りますという議論のまえに、まず、こういうことを教えるべきなんですけどね……。

無理か。岸田文雄じゃ。