

第84回定期演奏会 KOMAKIシリーズ② | 中部フィルハーモニー交響楽団
中部フィルハーモニー交響楽団 第84回定期演奏会 秋山のベートーヴェン・ツィクルス6
日時:2022年12月11日(日)15:00開演 14:00開場
会場:小牧市市民会館ホール
[出演]
指揮:秋山和慶
管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ:伊藤晴
メゾソプラノ:相可佐江子
テノール:小原啓楼
バリトン:甲斐栄次郎
合唱:名古屋芸術大学ハルモニア合唱団・名古屋芸術大学学生合唱団・こまき第九2022特別合唱団
[曲目]
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
第84回定期演奏会 プレコンサート
日時:2022年12月11日(日)14:30~
[出演]山口裕之/加藤恵子/石川園恵/河井裕二
[曲目]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番Op.18-1から第1、4楽章
昨年は3回、秋山さんの指揮で第九を聴くことができました。
今年はこの1回のみです。
会場でもらった演奏会チラシをながめていると、2023年度の定期演奏会スケジュールもはさみこまれていました。
広島交響楽団〜シベリウス生誕150周年シンフォニー全曲シリーズ〜Ⅳ - 美風庵だより (hatenadiary.jp)
来年度と2024年度は、秋山さんの「北欧シリーズ」です。
広島交響楽団でシベリウスのシンフォニー全曲シリーズが行われたとき、いろいろあって1回しか行けませんでした。2023年度の日程は土日ばかりなので、頑張ればなんとか3回とも行けそうです。税金払える程度に日銭を稼いでいることが前提ですが……。
しょうじき、去年の東響と九響で聴いたときより、いろいろこまかいところに不満をかんじてしまいます。指揮者がやらせたい音楽と、それに食らいつく演奏家の皆さんの姿は、中部フィルでこれまで感じてきたいつもどおりの世界なのですが、今回はどうもすべっていたというか……。
ここ最近、なかなか愛知県まで足をのばすことがなく、旅費をけちってセンチュリー響との演奏会ばかり足をはこんでいましたから、余計にそう感じるのかもしれません。
ピース・アーチ・ひろしま クラシック・コンサート - 美風庵だより
秋山さんの第九というと、東響との「第九と四季」やミューザ川崎の「名曲全集」、九響や広響との演奏会と、回数的にはだいぶ聴いてきましたが、思い出す範囲でひとつ挙げるなら2016年7月の広響とシンフォニア・ヴァルソヴィアの合同演奏かとおもいます。ここからさらに表現も自由になってきており、これが頂点ではないものの、CDや音源配信であとから聴きかえすことができるものとしては、最初におすすめできるものです(なお、このハイレゾ配信音源、どういうマイクセッティングなのか録音技術はよろしくありません。或る種の記録音源です)。
今回はところどころ、この演奏を超えにかかっている部分もあり、荒っぽい部分もあり、全体としてみると、もうひと越えして欲しい出来だったとおもいます。
しかし、今回、小牧市市民会館は初訪問でしたが「地公体の多目的ホールはね……」という思い込みはあっさり裏切られました。ステージ画像をみればかなり後方部の安い席に座っていたのがバレバレですが、じつに素直な音です。2階かぶりの安い後方の席、しかも壁際で、第九のアマチュア混成合唱団のワンワンと響く音がそう気にならない(福岡市天神の某ホールだと間違いなく壁際は耳がおかしくなる)というのは、いかに音響設計が素晴らしいかを示しています。ビックリしました。
令和5年11月以降の小牧市市民会館・市公民館の利用停止のお知らせ | お知らせ | 小牧市 市民会館・公民館
1971年開館で2008年改修とあり、このときに相当な改修を施したのでしょうか。そしてさらに2023年11月から、改修工事にはいるとのこと。すごいですね……。