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石段を登ろうとすると「聖域」とわざわざ大書されています。
この神社、数年前に放火され拝殿が焼けており、警告の意味もあるのかもしれません。
拝殿両脇になにが飾られているのかとよくみると、いま流行のアマビエさんでした。
御祭神
須佐之男命 外四神
創建
推古天皇の御代紀元一二六四年(西暦六〇四年)聖徳太子が憲法十七条を制定された年
由緒
紫川の北、蛇渕に住む竜神の神気にふれるものあって忽ち病にかゝり、人・馬・牛が次々に死んだ。村長このコロリ病を退治すべく神剣を打ち、紫川の水を汲み、当神社の砥石で磨き奉納した。それ以后コロリ病はなくなり、病気平癒、厄除け、家内安全の神としてあがめられている。
現地の案内だけではよくわかりません。
疫病退散のために祀られた神という体裁をとっていますが、この文章を読むと、どうも蛇渕があるあたりになにかの利権があって、それに勝つためにスサノオさんを祀ったとも読めます。ヤバい場所なら近づかなければよいだけなのに行く理由があるからです。
それが水利のいさかいなのか、なにか資源でもあったのか……。
川をはさんで、なんらかのトラブルがあったのかもしれません。
鉄筋コンクリート造の立派な本殿の、正面向かって左側に、なにかの石碑が埋もれています。
手水舎の横にも、基礎っぽいものがあります。
広い境内を、(おそらく)神職のかたが軽トラで移動しながら清掃作業されておられました。
福岡県神社誌:下巻137頁
[社名(御祭神)]天疫神社(須佐之男命、高淤加美神、闇淤加美神、建御名方神、罔象女神)
[社格]村社
[住所]小倉市大字城野字砥山
[境内社(御祭神)]記載なし。
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.04.05訪問)