松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

8月27日の日録

梨に、桃に、いちじく。

お盆に親戚宅にあつまったとき、こまかい話は忘れましたが山形産の黄桃をたかられました注文しました。

出荷予定日すら忘れていたところ、佐川急便の配達済通知をみて、気づきました。

26日、親戚宅に行き、開封してひとついただきました。ちょうど近所のかたがいちじくをもってみえられたので、そちらもひとつ分けてもらいました。

親戚宅から帰宅して、梨、黄桃、いちじくを小皿にとりわけ、キツネさんにお供えします。おカネがないのであんまり味をしめられても困るのですけどね……。

今度このテの高い水菓子(果物のこと)をおれに要求するときは、FXでも株でもロトでもナンバーズでもいいので100万くらいどーんと当ててください、とつぶやいて手をあわせておきました。

今日の運動経路(「味噌喰地蔵」編)

27日、現場でした。

2時間ほど早く家を出て、福岡市内で「神社めぐり」をしました。

電車に乗って西鉄薬院駅に到着し、六本松方面に行くバスを待ちます。

反対側(天神・博多駅側)に福岡市動物園のラッピングバスがやってきたので、1枚撮影してみました。この高架橋の上に、西鉄電車の線路と歩道橋があります。

六本松バス停でバスを降り、最初の目的地まで歩きます。

福岡県護国神社がみえてきました。護国神社は後日また来ることにして、今回はここで右折します。

「菊池霊社」がみえてきました。

12代 菊池武時|菊池一族

寝返った少弐・大友軍に背後を突かれ、突入した武時以下、全員が討死しました。しかしこの忠節ぶりは後に楠木正成によって高く評価され、後醍醐天皇への進言を得て、13代武重が肥後守に任命されるという形で報われました。
この時、「首が切られたのに気がつかないまま数キロ走り抜けた」という伝説が残っていて、首が落ちたとされる福岡市城南区の護国神社付近に首塚、首を失った胴が倒れたとされる地下鉄七隈駅そばに胴塚として、2つの墓が残っています。現在は、それぞれの場所で菊池霊社、菊池神社の主祭神として祀られています。

地理院地図で場所を示すとこんな感じです。バスや地下鉄が走っている道に沿って歩いて、約4.3kmあります。さすがに首が切られたまま本体が馬で4km運ばれるとは信じがたく、作り話でしょう。

(南朝の)英雄には伝承・伝説が必要ですからね……。

祓戸大神を祀る桜ヶ峯神社です。

現地の案内板を読むと「夜に光る石像があって、拝むとご利益があると村人が奉仕していたがいつしかわからなくなっていた。江戸時代(寛永年間)に「土中に埋もれて久しい。掘り出して我を祀れ」と夢のお告げがあり、出てきた石像を祀った」のがこの神社とのこと。

祓戸大神とこの夜光る石像にどういうご縁が?

まさかあてずっぽうで誰か書いて届け出たわけじゃあるまいな?とおもうのですが、どうもここは修験道の修行場であった過去があるそうで、ご祭神祓戸大神説は、そこから来ているのかもしれません。

本日いちばんのおめあて「味噌喰い地蔵」です。鳥居らしきものがあります。

「いまひと の のうじょう(今生きている私たちのこまやかな心遣い)」ですか……。たしかにそうなんですけど「祈れ」「拝め」「来た以上はわかってるだろ?」と言われているようで、どうもセンスがありません。

「こう ねがいもうしあげ(線香ちゃんとお供えしてねよろしく!)」ですか……。

説教くさいなぁ……(笑)

要するに、

享保の大飢饉のとき福岡城下で炊き出しが行われていたが、炊き出し場所に向かう丘の上で行き倒れになる者が多数あり、慰霊のためお地蔵さんが祀られるようになった。握り飯や味噌をお供えしていたところ、ある人が祈願成就のおり、味噌をお地蔵さんの口に塗り付けたことから、風習がうまれ、やがて「味噌喰い地蔵」と呼ばれるようになった。

というものです。

お地蔵さん、顔が変色し、鼻と口がセメントで埋められています。どうも触り心地がヘンで、いちどは修復したものの、また誰かが塗りたくって、せっかくのセメントがはがれたのかもしれません。

8月25日の日録 - 美風庵だより (hatenadiary.jp)

先日訪問した「飢人地蔵菩薩」まで、ここから歩いて1kmほどです。

山を越えられず、このあたり一面、あちこちに行き倒れ……。想像したくない光景です。

味噌喰い地蔵のあともう1社訪問して、警固町バス停で、今回の散歩は終了です。

GPSログでで2.4km、約55分の道のりでした。

「世界の艦船」9月号

現代の対艦ミサイル戦 | 世界の艦船 (ships-net.co.jp)

先日買った「世界の艦船」9月号で、中共の3隻目の空母が進水し、艤装に入ったことを伝えています。こんどはCATOBAR型、電磁カタパルト装備の空母です。現行、CATOBAR型はアメリカとフランスしかありません(第二次世界大戦までさかのぼっても自力開発したのはイギリスと日本が加わるくらい)。

十数年前、ウクライナから旧ソ連時代のスクラップを買って研究し、同じくウクライナから旧ソ連が残した試作戦闘機を買いたたいてはじまった空母開発も、とうとうカタパルト付きの本物をつくるところまでやってきました。

CATOBAR - Wikipedia

発艦装置としてカタパルト、着艦装置としてアレスティング・ギアを使用する。一方、発艦装置としてスキージャンプ勾配を使用する形式はSTOBARと称される。

イギリス海軍ですら、建造費用で断念し、クイーン・エリザベス級空母をSTOVL空母として建造・就役させましたし、旧ソ連は空母に装備するカタパルトは試験段階で国家崩壊を迎え、フランス自慢の原子力空母「シャルル・ドゴール」はアメリカ製のカタパルトを装備しています。つまり、アメリカ以外では戦後初のチャレンジとなります。

これ、上手くいくか?無理じゃない?ほんと?という気もしますが、万が一、開発成功し予定どおり2024年に就役すれば、英米仏以外で空母打撃群(空母、イージス艦、防空駆逐艦、原子力潜水艦、強襲揚陸艦、補給艦のグループを基本とする編成)を所有する唯一の国になるわけです。

完成するまえに挑発にのりキンピラさんが怒ってプーチン化すれば、それこそアメリカの思うつぼで、そのための徹底した挑発がつづくだろうし(もっともっと扇動するでしょう)、そして、危機を煽ってアメリカさんは台湾と日本にしこたま軍備を買わせるつもりなのだろうということも、みえてきます。

ただ、どうしても我々が東アジア諸国を見る目はむかしのままで、ここ数年の猛烈な発展を直視し「すでに呉下の阿蒙にあらず」と理解するのがほど遠い現状があります。これ、アメリカが軍備をたんまり買わせるには逆効果でして(仮想敵を怖がってくれなきゃ意味がない)、いずれどこかで大々的なキャンペーンがはじまるでしょう。それがいつはじまるかで、今後の危険性も判断できそうです。

第二次世界大戦前の、八八艦隊以降の建艦競争をみるようで、しょうじきいやなご時世になりました。

けっきょく、アメリカの核の傘のもと、自主国防なんてドッチラケで生きてきた我々の責任ではあるんですが、ここまで追い抜かれては、いまから必死になって何年後、いや十数年後に巻き返せるかどうか……。

運転手さんに文句言ってもなぁ。

本人がコロナ感染したり、濃厚接触で出勤停止になったりするかたが増え、西鉄バスが一部減便を実施しています。朝っぱらから運転手に「待ってもバスがこん!」と文句言いながら代金を払っているかたがいました。

そうはいってもねぇ……とはおもうのですが、だいたいこういうときに文句言うのは、あきらかに団塊世代以上のおっさんおばさんです。

むかし運転手さんが「このバスは**分おくれてます。すみません」とアナウンスしたら、下車時に「遅れてすまんとおもうならアクセル踏めよ!飛ばせよ!」と悪態ついてなにか物を投げつけて下車したおっさんが居ましたが、あれもどうみても団塊世代。

自分らが納めた社会保険料のなかから、ああいう団塊さんが年金もらってるとおもうと、どうもいけません。これは悪平等です。

いまや若者のほうが少なく、弱者なのです。

貴重な働き手を大事にしてください。

年金もらう世代が弱者だと勘違いされては困ります。

そもそも長生きできた時点で、勝者なのです。

勝者は勝者の余裕をもってください。

「バスの本数が半分になったのバス停ではじめて気づいてずっと待った」と、小銭をわざと一枚ずつ運賃箱に入れながら運転手に説教されても、後ろで下車待ちしているおれが困ります。

むかし、NHK党の立花さんが「被選挙権・選挙権に若年者側の年齢制限があるのなら、高齢者側の被選挙権・選挙権の制限も議論するべき。若い者の話はきかなくてよいというのは既得権側の言い分。おかしい」とテレビで発言しましたが、ほんとそうかもしれません。

まぁ、哺乳瓶くわえたお子ちゃんがなにを判断できるのかは謎ですが。

今日も「宗教原論」

【新装版】日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか

後半になればなるほど小室さんの本らしく、どんどん過激になっていきます。

これが20年前の本って言うんだからねぇ……。小室さんも、まさかここまで日本社会がしぶといとはおもってなかったかもしれない。読んでてつらいものがあります。