美風庵だより

風にちる 花のゆくえは 知らねども

8月16日の日録



「日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか」

やっと「日本人のための経済原論」を読了したので、これまた懐かしい「宗教原論」を再読することにしました。もとは2000年に出版されたもので、電子版での復刻はありがたいかぎりです。中身はそれまでほかの本や雑誌、テレビで触れていた話題がおおく個々のパーツに新味はないものの、とおしで全体像を示されたことに意味があり、あらためて勉強させていただいた記憶があります。

あれから22年経って再読すると、社会の停滞にがくぜんとします。

わかりやすく考えかたを語ってくれる評論家・学者をすっかりみかけなくなりました。

神社本庁 - Wikipedia

神社本庁(じんじゃほんちょう)は、神宮(伊勢神宮)を本宗とし、日本各地の神社を包括する宗教法人。 

若いころ、かたほうで「やおよろずの神」と言いつつ、「神宮を本宗とする」、つまり神様には序列(天照大神 => 天つ神 => 国つ神)があるという妙な矛盾に疑念をいだいていたとき、この部分のもとになった(たしか雑誌の)記事を読んで、やっと頭にはいるようになりました。

いまにしてみれば、国家神道=天皇教=神社本庁教と、明治以前の信仰はまったく別物であり、同じ道具立てを再利用して違うものにすり替えたとわかるのですが、当時はそれに気づかず五里霧中で、記紀だの神社建築だのといった道具立てばかりにほんろうされていました。その気づきを与えてくれただけでも、小室直樹さんは別格の存在というか……。

ふんだりけったりな今日の運動ヽ(`Д´)ノ

朝からふんだりけったり。ヤブ蚊との闘い。そして雨宿り。

今日は、小倉の知人事務所に出ました。

いつもは、30分ほど早着するように家を出るのですが、別件があり、甘木を出たのがギリギリになりました。小倉まで90分はかかります。ざっと計算しても、到着するのは予定の10分前か……。いっしゅん、高速道路に課金しようかともおもったのですが、30分短縮できるかわりに2,000円以上自腹を切らないといけません。

冗談ではありません。無理です。

というわけで、さきの用件が終わった時点で、すでに軽く焦ってイライラしていました。

そういうときにかぎって、50キロ制限の道を40キロで走る高齢者マークの軽自動車に出くわします。後ろに10台はつらなっているのだからバスカットに退避してあげればいいのに、ぜったい譲りません。

そうこうしているうちに、バイク2台が追い抜いていきます。少しは後ろが溜まっているのを自覚するかな?とおもったのですが、まったく関係なく定速走行です。今日のは手ごわい……。

途中まで来ると、今度は交通事故で通行止めとかで、警察から迂回を指示されます。

抜け道を知らないエリアではないのでほかの市道に入ってやり過ごすと、また違う高齢者マークの軽トラが、40キロの定速走行です。しかも、香春町と小倉の境の金辺トンネルを抜け、小倉南インターを抜け、裏道に入ろうとしたら一緒に左折してきます(>_<)ひー

けっきょく、知人事務所に到着したのは予定5分前でした。

駐車場に車を停めている最中、電話が鳴ります。バックしている最中に電話に出るほど器用じゃありませんから、無視して建物に入ってから掛け直すと、叱られました(>_<)

この時点で今日はよっぽど厄日なのだろうとおもっていたのですが、そんな日でも、空き時間を利用してこつこつ「神社めぐり」をしてしまうのです。

中毒患者ですね……。

JR西小倉駅からJR門司港駅まで電車に乗ったのですが、(向かい合わせ4人掛けの)ボックスシートに、わたしより少し若いくらいの女性が両足を投げ出して座っています。よく見ると、反対側でだらしなく座っているのが、ダンナのようです。

マスクもせず「おー」「ああーん」とか言っているので、まさかダンナが公然わいせつしているわけじゃあるまいとおもって眺めると、タブレットで競馬の結果を確認しつつ、イヤホンから流れてくる結果に反応しているようです。

(うるせーなぁ。でも、こういうの注意したら、こっちが文句言われるんかなぁ。どっかでマスクしてないって注意したら、暴行されたってニュースやってなかったっけ)

周囲は知らんぷりをしていますから、次の駅でおりるふりをして、車両を移動しました。

JR門司港駅になぜか定刻より遅れて到着します。

改札を出ると、予定していたバスが目の前を発車していきます。(>_<)ひー

10分待って一本あとの便に乗って、春日町三丁目バス停をめざします。

春日町三丁目バス停で下車し、遠くから雷がゴロゴロ鳴るので日本気象協会のアプリで確認すると、でかい雲が進撃中です。

わたしはここで心が折れました。

主よ、どうして試練をお与えになるのですか!

驚くべきことなのですが、2分ほど歩くと、道が乾いています。さっきの県道は濡れていたのに……。

ただ、ガラガラゴロゴロと遠くからすごい音がします。

googleマップでは「貴布稲神社」となっており、いったいどんなお宮なのかとおもっていると「貴布禰社」で、どうやら「禰・祢」と「稲」がごっちゃになっているようです。

雰囲気的には、大雨かなにかで山崩れを起こしたあとに、もう一回再建しなおしたような感じです。とにかくヤブ蚊がひどく、全身をつかってヤブ蚊に献血しに来ています。叩くと血の跡がシャツに残るため、タオルをぶん回して追い払うしかありません。

画像を撮影し終え、本殿に手を合わせていたら、降りはじめました。

拝殿と本殿のあいだが近く、雨だれがじゃんじゃん拝殿に入ってきます。

ヤブ蚊との闘いにも疲れ、缶コーヒーをいただきながら、これからここで20分以上も雨宿りか、と、社会への絶望を感じます。

今日はほんとうにひどい日だ……(>_<)

このまえの廃神社といい、門司からそんなに嫌われてるのか?とがっかりしていたら、カミナリの音がしなくなり、空が明るくなってきました。気象協会のアプリで確認すると、雲が北に逸れています。

雨雲が通り過ぎると、気温もずいぶんとしのぎやすくなりました。

つぎの、貴舩神社をめざします。

九州自動車道の門司インターチェンジがみえてきました。

こちらは鳥居や社殿の扁額が「貴舩神社」表記です。歩いて10分ほどの距離なのに、表記ゆれがあるのは、面白いところです。

殿墓

貴舩神社を出て、門司警察署黒川駐在所側に歩くと「殿墓」という案内標識があります。

しばらく歩くと、案内板があります。

民家を過ぎたあたりから、石畳の道になります。石畳が途切れたところで右を向くと、五輪塔(半分くらいは壊れていますが)がみえます。ここが殿墓です。

一列に並んでいます。

ここは、宇佐八幡に戦勝祈願した帰路、壇ノ浦の合戦で平家が滅亡したことを知り、落ち延びた平家一門の墓なのです。残党狩りが一息つくと山を下り、この地に移住し、八木田と姓をかえます。

五輪塔が建ち並ぶさきにも墓がありますが、四角なので、おそらく江戸時代か明治になって、子孫が建てたものでしょう。

入ってきた方向と逆側から、もう一枚撮影してみました。

名字の由来、語源、分布 - 日本姓氏語源辞典・人名力 (name-power.net)

この地域に70人ほど八木田姓がおられるだけでなく、小字(集落名)が八木田なので、バス停も「八木田」です。すごいです。

事前に拝見したどのサイトも「一本道。迷う要素なし」とありましたが、念のため、地理院地図に書き込みしたものを掲載します。

今日の運動経路

今日はおおよそ2.4km、約1時間の運動でした。