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JR久留米駅から西鉄久留米駅まで市役所経由のバスに乗ると、この案内板をみることができます。以前から神社があることは知っていましたが、今回が初訪問です。
立派な社殿の前は、拝殿兼授与所といった感じの民家っぽい建物があります。前からも横からも入れるようになっており、しかも授与所と棟続きです。
福岡県神社誌をPDFで確認すると、郷社です。郷社クラスだったらもっと広々として立派な建物があって……と考えてしまいますが、どうも「由緒」を読んでいくと、都市化にともない各地のお宮を整理統合・移転した結果が現状のようなのです。整理統合したなかに郷社があったから、社格は郷社を引き継ぎ、敷地は村社があった場所に統合とあります。
どうりで、境内は青面金剛像やお大師さま、
お稲荷さん、
宮地嶽神社・琴平宮・天満宮、
えびす様と、詰め込めるだけ詰め込まれています。
神社の横にあるコインパーキングをみると、どうやら狭い敷地の一部を割り当てて、副収入を得ているようです。維持のため、涙ぐましい努力をされているのでしょうか。
福岡県神社誌:中巻145頁
[社名(御祭神)]日吉神社(大山咋命、大物主命、有馬侍従源朝臣頼元)
[社格]郷社
[住所]久留米市京町一丁目
[境内社(御祭神)]熊野神社(建速須佐之男命 宮地獄三柱大神)、稲荷神社(宇賀之御魂紙命、猿田彦命、大宮比売命、大己貴命、応神天皇)、恵比寿神社(事代主命)、月読神社(月読命)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2022.02.20訪問)