前編のURLは次のとおりです。
久しぶりに唐津を歩く。
博多から唐津まで
11日に梅雨入り宣言があり、貴重な晴れ間の日曜日に、久しぶりに運動することにしました。
どういうところに行くかしばらく思案した結果、佐賀県唐津市内を歩くことにします。
以前、行こうとおもって巡回リストをつくるところまではやっていたのですが、行こうとおもった日に仕事が入ってお蔵入りし、それきりになっていました。
博多バスターミナル〔博多駅〕 時刻表 からつ号[昭和バス] 大手口 行き| 昭和バス/昭和自動車
唐津へは、博多バスターミナルから8時13分発の唐津行高速バスに乗車します。
この区間は地下鉄とJR筑肥線が直通しており、そちらを利用することもできます。ただ、地下鉄区間はすべて各駅停車で、筑前前原でほとんどが乗り換えとなりますから、乗り換えなしで寝ていればよいのは、高速バスのほうです。
高速バスを下りて地下道をとおりバスセンターの前に出たら、真っ白なビルになっていて面食らいます。
新しい建物は2011年12月営業開始とのこと。ふるい建物しかおぼえていませんので、10年ご無沙汰ということになります。
むかしのバスセンターの画像がないか検索してみると、こういうブログを発見しました。このリンク先やwikiで、茶色のむかしのビルから、いまの真っ白なオシャレなビルへの移り変わりを確認していただけたらとおもいます。
バスセンター2番乗り場が西唐津や呼子方面に行くバスの乗り場のようで、さっそくやってきた「大島液化ガス」行に乗ります。むかし初めてみたとき通勤者向けのシャトルバスかなにかとおもいました。1時間に1~2本あり、田舎のバス路線としてはけっこうあります。
前半(妙見神社~大島の八坂神社)
「妙見神社下」バス停に到着です。ここから妙見神社や大島の八坂神社などに向かいます。
妙見神社(佐賀県唐津市) | 病、仕事、商売、恋愛、勝負事、学業、受験 等。人生の道を良い方向に導き開いてくれるおみちびきの祈願に。
このちんまりした肥前狛犬さんを好きになってしまいました。
拝殿内は靴を脱いであがることができ、奉納された天之御中主像を拝むことができます。天之御中主は女だとおもいこんでいたのですが、ここでは男として描かれています。
御神紋はどうやら柏紋と玄武(亀)像のようで、見慣れた九曜紋ではない妙見さまがあるということは、今後の神社訪問で気に留めておく必要がありそうです。
大島の八坂神社に来ました。境内から、海をはさんで唐津城がみえます。
もともと唐津城があった場所の地名を辻と言ったそうです。そこに住んでいたかたがたが、城の建設にあたり立ち退きを命ぜられて移住した場所に、自分たちのお宮も一緒に連れてきたのがこの神社のはじまりとのこと。
自分たちがもともと住んでいた土地を眺められる場所に、望郷の念をこめて自分たちのお宮を建てる。なかなかしんみりとした気分になってしまいました。
予定を変更する。
事前にgoogleマップに座標をいれたリストをつくり、それを歩くさいの参考にしているのですが、現地に来て道に迷いつつテクテク歩いていると、想像以上に時間がかかります。
八坂神社の境内にて、作戦を練り直します。リストの中間部は後日にまわして、お宮さんの位置がわかりやすそうな、後半部分まですっ飛ばすことにしました。
「妙見神社下」バス停でgoogleマップを検索すると、バスの路線と位置情報が表示されます。10分後に、1分違いで2本路線バスがやってくるようです。時刻も位置情報も簡単に知ることができる便利な時代になりましたね……。
後半その1(唐津の旧市街地を歩く)
路線バスを「千代田町」バス停で下車し、googleマップが示す方向に歩きます。途中、お地蔵さん?拝み屋さん?みたいな建物に出くわしたのですが、さすがにネタになりませんのでとおりすぎました。
安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将、大名。肥前国唐津藩初代藩主。
唐津天満宮は、もともと初代藩主寺沢氏が私的に祭祀していたものを1619年(天和5年)に移築したものとのこと。
さすが古い市街地だけのことはあって、歩いていると辻々でお稲荷さんに出くわします。おそらくは隣接する家の屋敷神だとはおもうのですが……。
たまたま通りかかったこの四つ角は、往時、市が建ち並びこの界隈でもっとも繁昌していた場所だそうです。
とおりを眺めていると、ちょうどこの交差点の幅を利用して、上手に車が離合しています。
途中、googleマップではお稲荷さんがあることになっている場所をさがすのですが、みあたりません。数回往復しているとどうやら不審者扱いされたようで、複数の住人のかたがこちらをみておられました。そのなかで話しかけやすそうにみえた男性に質問すると「分譲地の造成がはじまってからは自分もみていない」とのこと。googleマップの座標の位置がずれているらしく、お礼を言って立ち去りました。
しばらく歩くと、大石大神社の案内板がありました。地元の自慢のお宮さんなのでしょう。どんなものか期待しながら、歩きます。
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