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神社を取り上げたブログやインターネットの記事で、鳥居をこの角度からとらえたものをよく見かけます。しかし、なぜか社殿をとらえた画像はみかけません。
不思議に思いつつなかにすすむと、左わきに新しいえびす様がありました。ふるいネットの記事では、赤く塗られた祠でしたので、最近新調されたのでしょう。
「今は廃社」で「御祭神は元宮の甲宗八幡神社にお返しした」とあります。石段をあがっても、もしかするとただの平地かもしれない……。
いや、春日社の「元宮」が八幡宮って?これは、地元の有力神社である甲宗八幡神社を親とみなして言っただけなのか、ほんとうに八幡宮の分祀なのに春日社なのか……。
甲宗八幡神社は2年ほど前に訪問しました。いずれ再訪して、もっとじっくり眺めたいと考えているところです。
不安を抱きつつ、石段を登ります。
石段を登ると、崩れ落ちた拝殿の跡と、本殿や境内社の壊れ果てた姿でした。神主に頼んで魂を抜いてもらえば、残るはただの木造建築物とはいえ、これは……。かりに祭祀ができなかったとしても、せめて台座以外は解体して、麓のえびす様に合祀するとか、やりようはあったように感じます。
地域の実情がわからないのであまりつよくは言えませんが、少々残念な気持ちで後にしました。
福岡県神社誌:下巻450頁
[社名(御祭神)]春日神社(経津主神、建御雷神、天児根命、栲幡千々姫神、大山津見神)
[社格]無格社
[住所]門司市大字田野浦字笠石山
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.12.11訪問)