車検終了。
いままで車検を出していたディーラーの営業さんが退職されて1年になります。5月10日で車検満了となるため、どこか近場で車検をしてくれるところに行かなければなりません。というわけで、自転車で往復できる近所のカー用品店に頼んでみることにしました。
朝10時過ぎに行くと、クルマを停めて折りたたみ自転車を組み立てているところに店員さんが近づいて来られました。折りたたみ自転車を組み立てて、鍵を渡して車をあずけて帰りました。
17時半ごろ店に着くと、その店員さんから「整備は終わっているので、自転車を積んでてください」と言われます。折りたたみを積み込んでいる最中に整備のかたがみえられて整備状況の説明をうけ、作業明細書と納品書を受領する代わりに現金で支払い、退店しました。
まぁ、車検整備というのは入庫した当日になにかがわかるものではありませんので、しばらくは様子をみながら走ることになろうかとおもいます。
隣町の選挙結果について
嘉麻市長選は現職赤間氏が3回目の当選 新庁舎建設などの実績を強調:朝日新聞デジタル
投票率は48・94%(前回49・44%)で過去最低。
嘉麻市は、県によると高齢化率が40%で、県内29市のなかで最も高く、人口減少が進む見通し。厳しい現状も踏まえ、市政の継続か刷新かが問われた。
赤間氏は飯塚医師連盟など約350の企業や団体などの推薦を受け、後援会がフル回転。街頭演説では、新庁舎建設により「4庁舎を維持した場合と比べると20年で150億円の削減効果がある」などと、2期8年間の実績を強調した。
16日には地元選出の麻生太郎・自民党副総裁が事務所前で応援演説した。
西氏は、義務教育学校を巡る官製談合疑惑の徹底解明を訴えた。この問題で市議会に設置された百条委員会は、赤間氏らを地方自治法違反(虚偽陳述)の疑いで告発するべきだとした。赤間氏はインターネットで「疑惑を持たれるようなことは一切していない」と切って捨てる一方、街頭演説などではほとんど触れず、争点にはならなかった。
なにやら複数のかたからコメントを求められるのでここでまとめて書いておきます。
20年勤めた仕事場を追放される前にも暴力団がらみの問題やらがありましたが、基本的にみんなで美味しく税金をたかり、それを上手にさい配できるひとほど人気が出る土地柄です。教養のある都市生活者層の比率が高い都市部ならいざ知らず、官製談合疑惑は選挙の争点にはなりえません。
自分の税金がどう使われているかを監視する意識より、田舎は、身内・知人に累が及ぶことに蓋をする意識のほうが、優先するからです。
投票率の低さは、選挙の勝ち負けが仕事・生活に直結する人以外は、まったく政治に興味がないことを示していますし、現職を担いで楽しくやっている方々にすれば、現職を落として身を危険にさらすような真似はできません。いかんせん必死さが違います。
しかし、前回はダブルスコアでしたが、今回は約3,000票減りました。雰囲気で現職に投票していた有権者が敬遠した結果とみることができ、今回の票数が、現職と一蓮托生の道を選んだコア票(基礎票)というわけです。
この票を上回る支持基盤を獲得しないと勝てないわけで、投票率の低さ・無関心層の多さを考えれば、次回の市長選での対抗馬擁立は、またカネをどぶに棄てるだけかもしれません。
そもそも「財政の健全化」を正面からやっても、喜ぶひとはいません。
域内最大手企業のコストカットを喜ぶ事業者は誰もいないわけで、大盤振る舞いしたもの勝ちなのは、わかりきった話です。今度の対抗馬の戦術と公約は、あまりに都会ずれしていたというか、田舎政治がどのベクトルで動くか、理解できていなかったというか……。
都会は大企業があって、地公体より企業優先で動きます。企業城下町がよい例です。こういうところは、地公体からの仕事よりよそで稼いでいるカネが大きく、地公体にコンプライアンスを求める余裕があります。
貰うカネより払うカネのほうが大きいから、使いみちに敏感になり、コンプライアンスを求めるのです。最上のお客さんに、あれこれ注文付ける馬鹿はいません。「完全依存」と「取引先のひとつ」では、わけがちがうのです。田舎は域内最大手企業が地公体ですから、生活がかかっておりコンプライアンスどころではありません。
「意外と新人が善戦した。びっくりした」と前置きしてコメントをもとめてくるひとが多く、私も同感だったので、話していて盛り上がりました。かと言って、田舎政治の構造は急激に変わりませんし、次もう一回やっても勝てるものではありません。これからも、人口減少、高齢化、地域の衰退・硬直化の進展で、状況は悪化するばかりです。
ここはまず来年の市議選で、過半数積み増しから戦術を練り直してはどうでしょうか。そういう軍師役がいれば、ですが。
軽口で足をすくわれたほうも被害者ではないか
吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」 | Business Insider Japan
講師は吉野家・常務取締役企画本部長の伊東正明氏。吉野家は18歳から25歳までの若い女性の集客に苦戦しており、こうした女性たちを取り込む施策を考えて欲しいと説明する過程で、伊東氏は「生娘をシャブ漬け戦略」と笑いながら複数回発言。「田舎から出てきた右も左も分からない女の子を無垢・生娘のうちに牛丼中毒にする。男に高い飯を奢ってもらえるようになれば、(牛丼は)絶対食べない」と話していたという。
私、知人事務所から徒歩で行ける松屋で朝昼兼用の食事をとることが多いクチです。バイトさんは女性が多いのですが、客は圧倒的に男性比率高めです。昼前の11時ごろ行くとだいたい男性で埋まっています。
本人にしてみれば笑いをとろうとしたのか本気なのかわかりません。ただ、(美味いかどうかはともかく)「はやい・安い」を求めて、砂糖たっぷり牛脂たっぷりの牛丼を(ほかの飲食店を選ばず)20歳前後の女性がわざわざ選んで食うか?という点は、そもそも牛丼屋である以上乗り越えられない壁なんじゃないかという気がします。
いまでこそ牛丼屋もメニューが増えて待たされるようになりましたが、むかしはお勘定こみ10分以内で退店できる強力な味方でした。なんせ栄養ドリンクのCMで「24時間戦えますか」とやっていた時代の話です。
吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」抗議した受講生が詳細語る。「教室で笑い起きた」 | Business Insider Japan
(略)男性客に対しても『家に居場所のない人が何度も来店する』という趣旨の発言がありました。
企業の社会的価値が求められる時代に顧客を中傷する発言をすることに強い怒りを覚えましたし、その発言が教育機関でなされたことにも驚きました。
また、本心は分かりませんが教室にいた受講生の中には笑っている人もいて、温度差を感じました」(受講生)
おそらく受講生は女性で、牛丼屋なんてあまり行かないかたなのではないかとおもいます。3~4回に一度は、食券機の使い方がわからず押しボタンを押せず「おーい!」と店員を呼ぶ老齢のかたに出くわしますし、食券機など意に介さず「これで食えるやつ!」と小銭を店員に放り出した客も2度ほど目撃しました。
そのときの店員さん、動ぜずお新香と並盛と釣銭をさっと渡してましたから、そういう客が或る程度は居るのでしょう。慣れていないとあんなにさらりとは受け流せません。
それに、時間帯によってはどういう職業をされているのか?とおもうような身なりのかたもおられます。
知人事務所に行ったときの食事は、「やよい軒」「モスバーガー」「松屋」「餃子の王将」のローテーションですが、このなかで圧倒的に牛丼屋は客筋が良くありません。
個人経営の食堂ではありえないくらい安く供食されるのが牛丼屋ですから、けっきょくその価格層に見合った客がついているのは間違いありません。そういう実態を知っていれば、牛丼屋は東証上場してもやっぱり牛丼屋だし、客層も客層だから、そういうところで偉くなるひとから出てくる冗談も、まぁ、推して知るべし。
吉野家がわるいというより、早稲田大学、おたく人選ミスってますよね?という気がするのです。
「企業の社会的価値が求められる時代に顧客を中傷する発言をすることに強い怒りを覚えました」という層に、牛丼屋でふだん眺める感覚をしゃべらせて「デジタル時代のマーケティング総合講座」って、早稲田大学、なにを考えているのやら……。
まぁ、調子こいてのこのこ出てきて、ふだんの感覚でしゃべっちゃったほうも、悪いのですが。
報道では今回解任された方は、外資系企業での手腕を買われてやってきたということです。いままで世間をみてきた範囲でいうと、外資系だろうと民族系企業だろうとドロップアウトして、カネで釣られて一発逆転めざして乗り込んできた連中は、やっぱりどこかドロップアウトする理由があってやってくるひとばかりです。
彼らは実績を出して見返してやらないといけませんから、言動に無理が出ます。
そしてそういうひとは、自分の過去をひけらかして、いま給料をもらっているところを腐すことがおおいものです。つぎに転職したあとならいいのですが、けっこうな役職と給料をもらっていても、平気で業界を毒づくかたがいて、ビックリしました(そういうひとほど、空振りしてまた次に転職していくのですが)。
「企業に社会的価値がある」ことと「自分とこの客なんてろくなのいない」と現状を認識することはほんらい別だし、その程度の会社を講師として連れてきた大学に文句いうのが先で、牛丼屋業界がその程度だったからって「強い怒り」になぜ至るのでしょう?
この受講生のかたの態度も、どうも理解しかねます。
https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/18153702/news202204183.pdf
https://www.yoshinoya.com/wp-content/uploads/2022/04/19113244/news20220419.pdf
とはいえ、当の吉野家さんが役員解任に動いたいま、あれこれ言ってはさしさわります。この話はこれくらいで。