日録。
18日、パソコンの入れ替え作業がありました。作業そのものは順調だったのですが、設定がまるっと出来ていない(作業漏れ)ものが一部ありました。仕方がないのでぜんぶ現場で設定をやっていたら、帰宅は午前様でした。
さすがに午前様してしまうともう動きたくありません。
ぬれせんべいを2枚食ってそのまま横になって寝ました。午前様でふつうに胃にものをいれると、もたれるのです。齢ですね……。
19日は、求職活動のため久留米に出て、その帰りに久留米市内で神社めぐりをしました。とりあえず4月と5月は、或る地方選挙の手伝いをして過ごすことになりましたが、ゴールデンウィーク明けたら……笑うしかありませんね。
本日の運動経路
津福八幡宮と廃社跡、新幹線・JR線・私鉄線が交差する地元鉄の有名スポットを見に行きました。
全体で約3kmほど、1時間歩きました。
西鉄試験場前駅で下車して、10分ほど歩くと、九州新幹線とJR鹿児島本線が並走しているのがみえてきました。ここで、昭和30年代の地図にはあるがいまの地理院地図にはない、鳥居マークをさがしに右折します。
おそらくここだとおもわれる場所に着いたのですが、どうみても民地の一画です。売却されたのかもしれません。
388 無格社 揖取神社 久留米市津福本町字村中
ここには、上記の神社があったはずなのです。まさか廃社したのでしょうか?
津福八幡宮にたどり着きました。進行方向向かって右手に、観音様のお堂がみえます。
神社は左手です。
楼門の横にそびえるご神木をしばし眺めます。
なんと、無格社 揖取神社 は、津福八幡宮境内に移設されていました。
あらためて「神社めぐり」で、取り上げたいとおもいます。
今回も境内で、ナンバーズ4とナンバーズ3を購入し、iPhoneの画面を神殿に向けながら番号を読み上げ「当ててくださいお願いします」とやってみました。
当たったらこの日記で報告したいとおもいます。
JR鹿児島本線と並走する九州新幹線の高架が高い理由は、途中、西鉄電車がオーバーパスしているためです。ここは、JR鹿児島本線とJR久大本線を、西鉄電車がオーバーパスし、さらにその上を、九州新幹線がオーバーパスします。
3重になっているのです。
うまく撮影できる場所を探して、九電の変電所までやってきました。ちょうど西鉄電車が、JR鹿児島本線を横切っています。うえは新幹線です。
JR鹿児島本線の踏切をこえて歩くと、JR久大本線にさしかかります。
目の前をディーゼルカーが通過していきました。
西鉄電車がJRをオーバーパスする部分のみ、鉄橋とおなじつくりであることがわかります。
しばらく待ってみましたが、西鉄電車はよく通過するものの、うまい具合にJRの電車やディーゼルカーが通過してくれません。絵にならないので、さっさと退却することにしました。
10分ほどで、西鉄試験場前駅に戻ってきました。
「有事の金」は、有事になってから買っても遅い
よく拝見させていただいているブログで「有事の金」について書かれていました。
このかたと逆に、二十歳になって証券会社と三菱マテリアルの口座を開設し、純金積立をやってきた側から、書いてみようとおもいます。
最近もウクライナ情勢のせいか、三菱マテリアルや田中貴金属の純金積立の宣伝をよくみかけるようになりました。金価格高騰のおり、顧客獲得のため商売人がうごいているようです。
これ、いま純金積立やってもすぐに恩恵はありません。
検討しているかたにたいして、彼らの顧客のひとりとして、さきに申し上げておきます。
私が純金積立をはじめた動機は、台湾から引き揚げてきた祖父母から戦後の超インフレにいかに対処したかを聞かされて育ったのが大きく、ずっとインフレに強い退蔵資産として認識しています。利息も配当もありませんが、その代わり紙屑になることもありません。しかも不動産(負動産)と違い、可搬性があります。祖父母は腹巻に金貨を縫い込んで、内地に戻ってきました。
金投資は積極的に資産を増やすためのものではありません。
純金積立なら、どの会社を選んでも、一定金額たまれば必ず現物引き出しができます。
ところが、世のなかひどい商品が流行中で、金ETFがそれです。これ、現物と交換できません。たちが悪い、値上がりするかどうかだけの投機商品です。
あくまでもインフレに対抗するための退蔵資産なのですから、ETFなんてなんの意味もありません。しかし、どう宣伝にだまされるのか、これに客がつきます。異常です。
すでに書いたとおり、日本は税+社会保障費で賄いきれず、30年以上、赤字国債だのみで国家を運営してきました。借り換え時の利払いを考えれば低金利しか選択肢はなく、徹底したデフレ戦略は、赤字国債爆弾を破裂させないために、必要でした。
マスコミの言う「失われた30年」は、日本国財務官僚の優秀さを示す30年でもあったわけです。
結果、日本で金を買う意味は、ありませんでした。インフレにならないのですから(笑)
投資家が金を軽視(無視)するのも当然です。通貨価値の下落に対抗できる退蔵資産という、ほんらいの貴金属投資の意味すら、日本では失われてきました。
ただ、いつまでもこんな借金だのみの経営ができるかどうかは怪しく、いくら日銀と政府が低金利政策を強制しようとしても、外圧でインフレになっていけば、どこかで破綻します。その可能性は将来もないとは言い切れません。
純金積立を30年つづけてきた一番の理由は、日本円がつよく安く買えるうちに買って、将来に備えるというものでした。たぶん、株や投資信託のほか、長期の金投資をやっているひとの発想は、同じでしょう。
というわけで、「有事の金」ではなく「平時の金投資」なのです。純金積立をはじめようとしているかたがもしこれを読んでいれば、ウクライナ情勢が落ち着いてからでも大丈夫です。事業者の広告宣伝とT島逸Oに惑わされないでください。
だいたいこのT島逸Oという評論家は、媒体に応じてころころ意見がかわり、売文家に近い存在です(逆にここまでカメレオンになれる頭脳はすごいとも言えます)。
で。ここからは思い出話になるのですが。
「有事の金」パワーを、何度か経験しました。
ひとつ取り上げると、現在住んでいるマンションは、2008年に購入したのですが、当時、北朝鮮ミサイル問題で金価格が高騰していました。最初に購入したぶんは4倍ほどになっていたかとおもいます。当時まだ3*でしたので「これから貯めなおせばいい。これを頭金にしよう」とかんがえ、過去の積立を全量売却し、マンションの頭金にしました。のちに前の職場を追い出されたさい、退職金で繰り上げ返済できたのは、ここで頭金を積んだのが大きく、ほんとうに有難く感じたものです。
繰り返すと、「有事の金」というのは、実際に有事が起きてから買うものではありません。「有事に備えて金現物」の間違いで、ETFや投信みたいな紙切れなんて論外です。
めんどくさいことを書くと読者がはなれるためどこの評論家もわざと書きませんが、おそらく私たち団塊ジュニア世代から下は、先輩方の赤字国債のツケから逃げ切れません。若いひとたちほど、2年分の生活資金くらいは金現物で持ち、そのうえで投資をされることをおススメします。
円の実力50年ぶり低さ 実質実効値、円安進み購買力低下: 日本経済新聞
円の総合的な実力が約50年ぶりの水準に低下した。国際決済銀行(BIS)が17日発表した1月の実質実効為替レート(2010年=100)は67.55と1972年以来の低水準となった。実質実効レートの低下は円安と物価低迷が相まって円の対外的な購買力が下がっていることを示す。原油など国際商品価格も高止まりしており、輸入物価の上昇を通して消費者の負担が増すマイナス面も目立ってきた。
優秀な財務官僚のおかげでツケ飛ばしに現在のところは成功していますが、今後も成功し続けるとはかぎりません。ほんとうにこれまでのセオリーが今後も妥当かどうか、評論家の売文ではなく実感として、しばらく状況を注視する必要はあるとおもいます。
コロナ騒動以降の金価格の上昇はほとんどが円安の進行によるものですが、円安とはものの値段が上がることではなく、日本円が相対的に世界から負けていることなのだと、若い世代にはよく勉強してほしいとおもいます。
このグラフに少し書き足してみます。
投資家が重視するのは、赤枠で示した部分です。これをみるとまったく金は旨味がありません。しかし、青枠の部分をみれば、退蔵資産としては合格なのがわかります。
2004年の証券電子化以降、現金以外で手元に現物が退蔵できる商品は限られるようになりました。電算屋で20年以上メシを食っているくせにえらくアナクロなことを言うようですが、あれだけ電算にカネをかけてきた都銀ですらシステム崩壊してしまう時代です。最低限の資産は手元に残しておきたいし、おそらくこれからも、そうするとおもいます。