美風庵だより

風にちる 花のゆくえは 知らねども

うきは市吉井町生葉 石清水八幡神社




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境内の敷地は広大ですが、なぜか建物の配置は道路側に偏っています。

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真新しい社殿です。改築を実現した地元の皆さんの熱意には頭がさがります。ただ、どうしても過去の痕跡をたどるには、不利です。

福岡県神社誌では元応元年(1319年)の建立とあり、宇佐神宮が石清水八幡宮の支配下にはいって久しい時代です。そう考えると勧請元が石清水八幡宮というのもあり得るとは思うのですが、問題は御祭神です。

福岡県神社誌が正しいとすれば、御祭神は応神天皇、住吉大神、玉垂命とあります。

久留米の高良大社(高良玉垂宮)や大善寺玉垂宮と、順序は違えど、同一なのです。

久留米の高良大社の場合、中央に高良玉垂命が祀られ、彼に神器を譲った住吉大明神 鵜葺草葺不合命(うがやふきあえず)と、九州王朝の宗廟から転落し、宇佐神宮の支配下に入ったときに押し付けられた八幡大神(応神天皇)が左右に祀られています。ちょうどこの並びを入れ替えて、玉垂宮から八幡宮に衣替えをしているのです。

となると、果たして鎌倉幕府時代の創建なのか?もっと元は古いのではないか?という気もしてきます。

正面向かって左手の一段高くなった土地や、遊具が置かれている敷地など、おそらくいろいろな建物が建ち、もしかすると寺としての機能も併せもっていたのかもしれません。往年の姿は、相当なものだったのではないでしょうか。

福岡県神社誌:中巻248頁
[社名(御祭神)]石清水八幡神社(応神天皇、住吉大神、玉垂命)
[社格]村社
[住所]浮羽郡江南村大字生葉字宮ノ本
[境内社(御祭神)]天満神社(菅原道真)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2021.09.23訪問)