日記のデザインを見直しました。
ここ最近、アクセス数がずいぶんと増えました。はてなダイアリー(はてなブログ)に来て10年以上、浮き沈みもずいぶんあったのですが、ほぼリアル知人や元の仕事場のかたのアクセスでした。
googleアナリティクスでログ解析してみると、まったく関係ないところからのアクセス数が増えています。そうなると、やはり見た目が気になるようになってきます(笑)。普段着ですっぴんというわけにはいきませんからね。
日記のデザインを変更し、読みやすくなるよう工夫してみました。
1999年にホームページを開設し、その後HTMLを書くのが面倒になり楽天のブログ*1に移行し、2008年にはてなダイアリー(現はてなブログ)に引っ越してきましたから、すでに20年以上、インターネット上になんらかのかたちで書いてきたことになります。
長いですね……。
サブタイトルの変更
ながいこと「幻の花 散りぬ一輪 冬日の中」とサブタイトルをいれていました。
和田 博雄(わだ ひろお、1903年2月17日 - 1967年3月4日)は、日本の政治家。第1次吉田内閣で農林大臣、片山内閣で経済安定本部総務長官、物価庁長官。
これはもともと、農地改革の中心人物であり、戦後復興の立役者であった和田博雄さんの俳句でした。
戦後復興がいかにしてなされたかをあれこれ調べているうちに、和田博雄さんのことを知るようになります。のちに日本社会党の政治家となったため、政権中枢と縁遠くなってしまいましたが、当時について調べてみれば、このかたのすごさは否応なく認識せざるをえません。
RIETI - 農地改革の真相-忘れられた戦後経済復興の最大の功労者、和田博雄
和田は、昭和20年産米が大凶作(農林省は587万トンと公表)となり1千万人が餓死するという流説が飛び交うなかで未曾有の食糧危機を凌ぐとともに、与党の強い反対にも屈せずマッカーサー等GHQの信頼を得て戦前からの農林省の悲願であった自作農創設、小作農の地位向上を内容とする第二次農政改革を遂行した。
「過度経済力集中排除法」は経済の民主化に名を借りて、日本の企業を細切れにしようとしたものであった。和田がGHQに対し「経済の民主化なら賛成する。しかし、日本経済の弱体化なら反対する。もし強行するなら経済安定本部長官を辞任する」と詰め寄った結果、「過度経済力集中排除法」は緩和された。
引退を決意した際、醍醐寺で詠んだ句が"幻の花散りぬ一輪冬日の中"である。安本長官後は農政に対する発言もほとんどない。
農地の転用規制、ゾーニングが厳格に運用されなかったうえ、米が余っているだけなのに農地も余っているという認識が定着したため、食料安全保障に不可欠な農地資源の減少に誰も危機感を持たなかった。今では国民がイモだけ食べてかろうじて生き長らえる程度の農地しか残っていない。
RIETI - 消費者重視の農政を進めた巨人・和田博雄を忘れるな
農地改革は、地主階級に支持された保守党の中では異色の自作農主義者、松村謙三が、1945年10月幣原内閣の農林大臣就任直後の記者会見で「農地制度の基本は自作農をたくさん作ることだ」と発言したことが発端である。
GHQ(連合国軍総司令部)の指示はない。というよりこの時GHQは農地改革に関心がなく、農林省による農地改革案の説明に対し"ノー・オブジェクション"と答えたのみである。終戦直後東京の米倉庫に3日分の米しかなく、さらに45年産米の大凶作が追い打ちをかけるという食料不足の状況で、東畑に断られてしまう。吉田は組閣を諦めかけるが、和田を局長から大臣にすることで踏みとどまった。43歳の大臣誕生である。
農地改革の実現には議会の反対が強い中でGHQの力を借りた。しかし、財閥解体等、他の改革と違い、日本政府から自主的な改革案が出されたのはこれのみであった。
和田は今日忘れられた存在となってしまったが、和田による傾斜生産方式や経済復興計画なくして池田の所得倍増計画もなかったはずだ。経済計画という行政手法自体和田のアイデアである。和田が行政機関の長として活躍したのは農林大臣、安本長官在任中のそれぞれ8カ月、合わせて1年4カ月にすぎない。そのわずかの期間に戦後日本の経済復興政策が実行されたのだ。
安本長官時代の秘書官は「和田長官は(国会)答弁メモを必要としない大臣でしたよ。行政のトップは本来ああいう風にあるべきなんです。国会答弁でイキナリ我々が知らなかったロバートソンなんていう経済学者の名前が飛び出したときなんぞ、斎藤誠君(後に農林次官)らとウナリましたよ」と述懐している。
戦後復興や農政問題について興味があるひとが減り、和田博雄さんの名前も忘れられるようになってくると、なんと「幻の花~」とgoogleで検索すれば、この日記がトップに表示される事態となってしまいました。
これではいけません。偉人に失礼すぎます。
数分ほどあたまをひねり「風にちる 花のゆくえは 知らねども」と西行の歌を載せることにしました。これから世のなか、どこに向かうかわからないし、そもそも有期雇用契約労働者な自分自身が、この世でどうなるかは、わかりませんからね……。
いまさらながら見出しをつけてみた。
これまで、iPhoneのメモアプリなどでこつこつ書いたものをパソコンでコピペしていたため、見出し機能すらろくに使っていませんでした。
すこしは知恵をつかって、読みやすくなる工夫をしたいとおもいます。苦手なんだけどな……。
見出し(大)
見出し(中)
見出し(小)
すごいですね。見出しってこんな感じになるんですね。けっこう新鮮な驚きです(いまさら?)。