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現地案内板によれば、この地域で最も古い祇園社とのこと。後からもっと市街地寄りに祇園社が出来て、少しずつ寂れていったのだと思われます。
正面向かって右手に石段が伸びており、上宮があるのかもしれないと思い、登ってみました。
たしかに石祠はあるのですが、なんと梅紋です。
6月12日から13日にかけて訪問した日田市内の八坂神社(八阪神社)には菅公が合祀されているものをよく見かけました。
同じ天神でも、埴安命こと大幡主(博多のお櫛田さん、初代八幡神、国常立命、神皇産霊神)なら、スサノオさんとの釣り合いも取れるのでしょうが、なぜ菅公?
祭神は大幡大神(櫛田大神)、天照皇大神、素盞嗚大神(祇園大神)の三神で、正殿に大幡主神、左殿に天照大神、右殿に素盞嗚神が祀られている。
博多の櫛田神社に関しては、桜紋を使う天照大神は理解しがたく、おそらくは大山祗か木花開耶姫命(このはなさくやひめ)ではないかと仮定しています。
この八坂神社(堤祇園社)も、おそらくはスサノオさんと大幡主をともに祀る祇園社だったのではないかと考えます。現在では大幡主の記憶がうすれ、菅公(天満自在天神)に置き替えられてしまっていますが……。
そう考えると、この祇園社は古いフォーマットを踏襲していると考えてよく、案内板のとおり、古くから存在していた可能性があります。
(2021.06.13訪問)