松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

12月19日の日録

歌手・俳優の神田沙也加さん死去 35歳 | NHKニュース

関係者によりますと、18日午後1時ごろ、札幌市内のホテルの14階部分にある屋外スペースで倒れているのが見つかり、病院で手当てを受けていましたが死亡しました。

2010年ごろ、上京したおりに或る公演を観劇していたところ、前列の男性が「あれ、聖子ちゃんの娘だ」と隣の女性に話しかけたことがあります。

その声で振り向くと、神田正輝さんに気づき、横が神田沙也加さんだと気づきました。

プライベートだったはずです。まだ開演前でしたので、気づいたお客さんにふたりが会釈をしている姿をみかけただけでした。

小さかった記憶があります。公称では157cmだったらしいので、それほど小柄なわけがないのですが、親父が180近くあるそうですから、隣で小さくみえたのかもしれません。

 

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朝比奈隆/ブルックナー:交響曲全集(最後3回目)(1992-1995)<タワーレコード限定>

「金管をはじめオケが全楽章を通じて強奏する姿など、朝比奈への畏敬の念なしにはあり得ない」(プロデュ―サー江崎友淑)がシリーズの充実と高揚を伝えています。これは朝比奈と大阪フィルの絶頂期の記録であり、同時にブルックナー演奏史の偉大なモニュメントでもあります。

東京から戻り、やっとコンビニで受け取ってきました。

さっそく18日の演奏会の感想などを書きながら、このCDセットのなかから「ロマンティック」を引っ張り出して聴いています。

ブルックナーの曲でたぶん一番有名なのは「ロマンティック」だとおもいます。あれだけ朝比奈さんを讃え続けてきた私が言うのもなんですが、最後までじつはこの曲が鬼門でした。私がブルックナーってすごいんじゃないかと最初にかんじたのは、5番なのです。

5 → 9 → 8 → 7 ときて、やっと「ロマンティック」も「尻がだるい」といった雑念を抱くことなく聴きとおすことができるようになりました。

そのときの「ロマンティック」は、たぶんどこかのアマオケだった記憶があります。まだ、朝比奈さんの実演は、チャイコフスキーとブラームスくらいしか接していなかったころです。

懐かしいですね。