美風庵だより

風にちる 花のゆくえは 知らねども

12月18日の日録

18日、午前8時の飛行機で上京し、第九を聴いて戻る予定でした。ところが、「今年一番の寒波がやってくる」という天気予報があり、あわてて変更し、17日の21時の便で、羽田空港に向かいました。

羽田空港に到着して、年に数回利用しているビジネスホテルに到着したのが23時半でした。

とにかく、突風が吹いています。西高東低で台風みたいな低気圧があるんだからそりゃあ風は吹くだろうし飛行機も揺れるだろうとは思っていたのですが、なかなかしんどいものがあります。

チェックイン後、飲み物を買いにコンビニに出て戻り、明日の予定をたてたあと、シャワーを浴びて就寝しました。

 

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穴守稲荷神社

翌朝、出かけるまえに、この日記ではおなじみの穴守稲荷神社をお参りしました。

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築山と奥宮があたらしくなったのにあわせて、狐塚も屋内にうつり、雨に濡れなくてすむようになりました。かよいはじめたころとはずいぶん御神狐のみなさんの顔ぶれもかわった気がしますが、雰囲気はあまりかわりません。

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社殿の真裏に、この神社のキモともいえる福徳稲荷社があります。

穴守稲荷神社 - Wikipedia

米軍によって更地にされた神社跡地に数年間放置されていたものを掘り起こして、運び出された一対の狐の神使像と後述の大鳥居、ご神体以外は、すべて現在地に移転されてから作られたものである。なお、この時に運び出された神使像は、現在でも境内社の福徳稲荷前に置かれている。

この凛々しい御神狐像は、ここに居る狐さんたちのなかで米軍接収を知る最古老ということになります。どうりで一味ちがうわけです。

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築「山」というより築「タワー」は(神社は「稲荷山」と呼んでいます)、奥宮と一体となっています。奥宮をお参りして御神砂をいただくと、ちょうど頭のうえには御嶽社があるわけです。

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最初はもっとすっきりしていたのですが、だんだんありとあらゆるものがまた飾られるようになってきました。不思議なもので、ある程度は雑然としていたほうが、力を感じます。あまり言うとオカルトになるので控えめに発言しておきますが、神のちからというのは、結局は信仰する人々の想念のカタマリです。あまり綺麗な状態では、力がありません。

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境内にはたくさんのお稲荷さんがあるのですが、そのなかのひとつに「出世稲荷(しゅっせいなり)」があります。最近、なぜ「出世:しゅっせ」なのか考えることがあります。世に出ていくということは、つまり「いせ」でもあったはずなのです。「出世」は「伊勢」に通じています。

 

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前回訪問から約1年経ち、水琴窟「東国一」が出来ていました。

水琴窟 - Wikipedia

逆さに伏せた甕のなか、水の滴る音が共鳴する仕掛けで、鍾乳洞や洞穴で聞くのと同じ原理です。ツイッターなどで完成したことは知っていましたが、今回、はじめて触ってみました。なかなかよい音がします。茶道をされるかたの家で、もっと小さい音がするものは体験したことがありましたが、これだけ鳴るなら、ほんとうに東国一のでかい甕を埋め込んであるのだろうと思います。

 

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今回は、大師線の終点 小島新田駅から、川崎大師にむけて歩き、途中の神社めぐりをすることにしました。小島新田駅の真向かいには、まず九州では見たことがないタイプのセブンイレブンがありました。いやぁ、すごい。

 

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4社ほど訪問させていただき、最後に川崎大師平間寺にお参りしました。
 

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川崎大師駅から京急川崎駅まで戻り、ミューザ川崎に向かいます。

 

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杉作 - 川崎/牛タン | 食べログ

杉 作

今回も、牛タン定食をいただきました。牛タンの焼き加減(焦げ加減)が絶妙で、塩加減も旨味も相変わらずのおいしさです。注文すれば冷凍でお取り寄せもできますが、たぶん焼き加減という最大の問題をクリアできないでしょう。以前訪問したときは焼き手のかたが二人おられました。焼き手が違うと焼き加減が違います。どちらも基本は同じ味なのに、これだけ違うのかと二日続けてかよったとき、驚いたものです。

ましてや素人には……ねえ。

 

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空港ラーメン 天鳳 (テンホウ) - 羽田空港第1ターミナル(東京モノレール)/ラーメン | 食べログ

演奏会終了後、羽田空港に向かいます。今回は全日空のコードシェア便のため、第一ターミナルからスターフライヤーに久しぶりに乗りました。

むかし日航やスカイマークばかり使っていたころは第一ターミナル地下の「天鳳」で腹ごしらえしてから東京モノレールに乗るのがお約束だったのですが、すっかりご無沙汰でした。

九州・福岡に住んでいると、ラーメン屋でかん水の効いた中華麺に出会うことは、まずありません。中華料理店で「タンメン」を頼めば中華麺が出てきますが、それでもここまでかん水特有の味はしません。

はじめて空港で食ったとき「薬でも入っているのか」と驚いた記憶があります。親せきが住んでいた東横線沿線に移動して、関係ないほかの店に入っても、やはり薬の味がします。その話を親せき(祖父の弟)にして、かん水なるものの存在を知りました。

東京でラーメンを食えばこの匂いと味がついてくるものだと知って、あれから30年近く経ちます。齢をとるって恐ろしいですね……。

なお、この店の天鳳麺という味噌あんかけの五目そばは、美味いと思います。決して店の味がまずいと言っているわけではありませんので、念のため。

 

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強風で着陸がおくれ、福岡空港に着いたはよいものの、どのルートで帰るか、思案します。コロナの影響でバスが減便されており、どの経路も待ち時間がながそうです。

けっきょく、博多駅まで出て、甘木に向かう路線バスを待つことにしました。バスを降りて自宅まで歩き、玄関前で夜空を1枚撮影してみました。

雲のかかりぐあいといい、寒くなりそうです。

懐は寒いうえに、気温まで寒いのは、つらいですね……。