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訪問した当初、数人のかたが境内におられました。参拝客かな?と思っていたら、軽トラなどに分乗して、境内を去られ、どうやら清掃奉仕当番の方々だったのだと気づきました。
福岡県神社誌では、寛平5年(893年)の勧請とあり、1,000年以上つづく古社であることがわかります。御祭神は、イザナミさんです。
本殿の屋根を眺めると、男千木であることがわかります。本当に女性のイザナミさんが御祭神なのでしょうか?


同じ境内のはずれに、お宮があります。どうやらこれが、福岡県神社誌にある大国主を祀る地主神社のようです。社殿のなかの御神像を眺めているうち、もしかするとここに祀られているのは大国主ではなく、大幡主(博多のお櫛田さん)ではないか、という気がしてきました。
大幡主は、熊野信仰でいう速玉男のことですから、大国主とイザナミの組み合わせより、はるかに座りがよいのです。


社殿両脇にあるのが、おそらく恵比須神社と須賀神社(祇園社)だと思われます。
福岡県神社誌:上巻276頁
[社名(御祭神)]黒水神社(伊弉冊命)
[社格]村社
[住所]鞍手郡吉川村大字脇田字地前
[境内社(御祭神)]恵比須神社(事代主命)、須賀神社(素盞嗚命)、地主神社(大国主命)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2021.05.29訪問)