松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

11月10日の日録

立原正秋 電子全集 | 電子書籍 | 小学館

立原正秋 電子全集26 『冬のかたみに その生涯』

自伝的作品である『冬のかたみに』は、朝鮮時代の体験を元にした「幼年時代」、「少年時代」と、ほぼ10年後の鎌倉で結婚したばかりの青年期を描いた「建覚寺山門前」の三編から成る。自ら「私にとっては風土が帰趨すべき場所であった……」と述懐する幼少年期体験を淡々と描いた重要な作品の一つ。また、『猷修館往還』は独立した短篇ではあるが、主人公が鎌倉の高校1年生であり、その出自からして「少年時代」と「建覚寺山門前」の間において読める作品でもある。

最近の文章を読み返すと、まともに「てにをは」すら書けていません。

こういうときは、文章の上手い作家の作品を読み返して、リズムを取り戻すのがいちばんです。

ひさしぶりに、立原正秋さんの作品を読み返しています。

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最初は文庫本で買っていたのですが、1997年から1998年にかけて立原正秋全集が角川書店から再刊され、その折に全巻あらためて買いそろえました。

全集はハードカバーが重くはぐりにくいため、文庫で買いそびれた作品を読むとき以外、まず開くことはありません。

その後、2015年から2018年にかけて「立原正秋電子全集」が出たときは、迷わず買い求めました。電子版なら本の重さは気になりませんし、どこでも読めます。こんなありがたい商品はありません。

 

今日は免許更新のため、昼からお休みをいただきました。

12時40分ごろに警察署横の交通安全協会に到着し、事前予約した旨告げて、番号札を受け取ります。ほんとうは13時から受付開始なのですが、さっさと受付がはじまりました。手続き費用と交通安全協会へのみかじめ料(会費)を払って、申請書の記載内容を確認させられたら、すぐ視力検査です。

予約者全員そろった時点で1時間の講習がはじまりましたので、定刻より早く帰宅できました。

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あらたな免許証を眺めていておどろいたのは、なんと西暦表示です。これならわかりやすいのはたしかです。

 

1件、別件を済ませて帰宅すると、背広が届いていました。

https://www.aoki-style.com/feature/wash/mens/noniron/

コロナ禍のビジネスパーソンの強い味方!AOKI『洗えるノンアイロンスーツ』から秋冬新作が登場!|株式会社AOKIのプレスリリース

先日、久留米に出たおり「ノンアイロンスーツ」なる広告が紳士服量販店の店先にありました。

ウォッシャブルスーツは10年ほど前に登場して、私も何着か試しましたが、最初期は縫製のあまいものが多く、あまりよい印象はありませんでした。買い替えるたびに、少しずつ(量販店の)一般品に縫製品質が近づいていった印象があります。ポリ混で生地はウール100%より安いはずなのに、縫製があまいならいったいどこにお金をかけているのか不思議でしかたがありませんでした。

と。あまりよい印象は持っていなかったはずなのに「ノンアイロン」という言葉につられて店に入り、試着し、裾上げしたら宅配便での配送を依頼してしまいました。

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さすがにポリエステル100%だけあって、ウールとはあきらかに質感も異なり、あまりありがたみのありそうな肌触りでもありませんが、明日からしばらく着てみたいと思います。