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神社めぐりの途中で発見した観音堂です。
小型経筒を用いた経塚は近世には衰退し、代わって扁平な小石(礫石)に経典の字句のうち一文字を書写し、それを多数埋納する一字一石経や、複数文字を書写した多字一石経を納める経塚(このような経塚を「礫石経塚」と呼称することがある)が流行する。一石経も地中へ埋納して封土で覆われ、供養碑が立てられる場合もある。近世の経塚造営は農業生産の増加や貨幣経済の浸透を前提とした宗教行為の流行を背景に成立し、納経は寺院が主導し、多数作善思想のもと多数の人が加わって行われたという。
こと目をひくのは御経塚で、封土の上からさらにコンクリートで固め、あらたな石碑まで建立されているのは、最近なかなか見かけません。
どうも昭和40年(1965年)に改修され、さらに平成22年(2010年)にも改修されたようで、継続して厚い信仰があることがうかがえます。