美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

8月22日の日録

15日、大雨警報が出ていました。晴れ間に2軒、線香箱をお供えに行ったのですが、実家には立ち寄っていませんでした。お参りの途中で納骨堂には立ち寄りましたが、そのことをLINEで実家に伝えると「そういうものではない」との仰せ。

墓の代わりが納骨堂ではないのか?仏壇に仏さんが居るのか?と数分ほど思案しましたが、その理屈をこねてもたぶん通じないと思われるため、22日、久しぶりに線香をもって実家に顔を出しました。

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昨日届いた、八女の杉線香と、山田松の線香箱1箱(注 画像は4箱です)を持参しました。

「杉線香なんて貧乏人がつかうもの!」とピシャリと高塚愛宕地蔵尊で叱られた曾祖父に杉線香を持参するのも因縁つけるようですが……。

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甘木への帰り道、「行者堂」と「行者杉」に立ち寄りました。子供のころ「役行者:えんのぎょうじゃ」と読めず「やくいきもの」と読み、曾祖父から笑われたのを覚えています。

当時、真言宗のお寺さんで護摩焚きをするかたがおられ、その様子を見物に行ったものです。むろん、この境内で実際に柴灯護摩なんてやろうものなら山火事ですので、実際に護摩壇を組んだのは、違う場所でした。灰の上を歩くようすすめられ、無事歩き終えると「去年と比べてどう?」と訊かれます。

たしかに前年、そこのお寺の護摩焚きに行ったのですが、よく覚えているものだと驚きました。

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行者堂から5分ほど歩くと行者杉にたどり着きます。カメラと三脚を持った福岡ナンバーの先客がおられましたので、そのかたの車にはボカシをいれています。

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気の向くまま、境目杉をまず見学します。

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その隣に、境目石があります。画像を見てもらえばわかるとおり、筑前国豊前小倉藩領の境界に建てられた標識です。

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この画像を撮影した位置は、ちょうど東峰村添田町の境界上?になるわけです。

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三脚をどこに構えるか思案しているかたが居なくなったすきに、大王杉に近づいてみました。これもまた立派なものです。この地に行者堂が出来たのが1300年代とのことですから、古いものは樹齢700年ということになるのでしょうか。

 

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レストラン こだち - 東峰村その他/そば・うどん・麺類(その他) | 食べログ

行者杉から甘木に戻る途中、道の駅小石原内 レストラン「こだち」で唐揚げ定食をいただきました。ここは以前、赤味噌白味噌ブレンドした味噌ラーメンがあったのですが、終売となっているようです。最初、白味噌の味噌ラーメンが作りたいという話があり、何度か試作に付き合ったことがあります。赤味噌が入らないとどうしても味に締まりが出にくい、という話をしたところ、男性が残念そうな顔をされていました。厨房のなかのひとも代わったようですし、あれからどうされているやら……。

唐揚げはしっかりと醤油ダレの染みたごはんによく合うもので、片栗粉のパリッとした衣もよい感じです。ショウガは感じますが、中津からあげのようなニンニクのきいた味付けではなく、この点も良い感じです。あと、ここの店の特徴は具沢山の味噌汁で、根菜が多めの手の込んだものは、そのままごはんにかけてねこまんまにして食いたくなってしまいます。

この店は券売機で食券を買い求めるのですが、出てきたお釣りを数えると、10円多いのです。どうやら、先客の釣銭取り忘れのようで、冷水のポットを持ってきた店員さんに、「釣銭が10円多い」「たぶんほかの客の取り忘れではないか」と伝えます。

すると手前のテーブルから「あのおっさんの前って俺たちやん」と少年の声がします。よく見ると、4人掛けのテーブルにどこかの椅子をとってきて、5人で食事の真っ最中。「気にすんな」と、おそらく父親らしき男性が少年をたしなめていたのですが、丸聞こえでした(笑)