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3月26日、大任町大行事地区の神社を中心に訪問しましたが、そのなかでも最も印象にのこった場所です。ここに来るまでの道は舗装されており、信仰を失っているというふうではないのに、どこか荒れています。
石段を上っていくと、なんと隣は墓地で、その奥にお地蔵さんが見えます。
奥には仏堂があり、石仏が安置されていました。
手前にレンガ造りの建物跡があり、なかにはカマドと流し台が作りつけられていました。
どうやらここは神社に「おこもり」する際の炊事場だったようなのです。
社殿そのものは拝殿の先にあるのですが、周囲を取り囲むレンガの壁の裏手には、墓?石祠?があります。しかも背中合わせに存在しているのです。
神仏に祖霊信仰、すべての信仰を一か所にあつめた場所なのかもしれませんが、どこか朽ち果てすぎている気もします。奉仕する人々が居なくなったのでしょうか?
福岡県神社誌:下巻457頁
[社名(御祭神)]保食神社(保食神)
[社格]無格社
[住所]田川郡大任村大字福田字千秋
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.03.06訪問)