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7月3日の日録(国道500号付替道路開通編)

一般国道500号〔小石原川ダム付替道路〕が開通します! - 福岡県庁ホームページ

小石原川ダム建設に伴い付替工事を行っていた一般国道500号(朝倉市江川~東峰村大字小石原)が完成し、開通することとなりました。
この国道は、ダム建設に伴い現在の道路の大半がダム湖に沈んでしまうため、独立行政法人 水資源機構により、ダム湖の南縁に沿って付替工事が行われていたものです。
この付替国道の整備により、現道の幅員狭小、線形不良箇所が解消され、安全で円滑な交通が確保されるほか、朝倉市東峰村を連絡する広域観光ネットワークが強化されます。また、平成29年九州北部豪雨で被災した地域の復旧・復興に寄与することが期待されます。
開通日時 令和3年6月30日水曜日
12時00分に開通します ※1

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小石原川ダム建設により通行止めとなっていた国道500号の付け替えが完成し、6月30日に開通しました。7月3日の朝、やっと現地を訪問しました。

まだ地理院地図は書き換わっていないため、GPSデータを重ねると、道ではない場所を車で走行したかのように見えてしまいます。

やまめ山荘 (やまめさんそう) - 東峰村その他/郷土料理(その他) [食べログ]

今回は、上りをGPSで計測し、「やまめ山荘」で折り返して、下りの景色を撮影しました。

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付け替え国道が完成するまでのあいだ、朝倉市佐田地区に向かう県道へ迂回が推奨されていました。ちょうどこの「やまめ山荘」の場所が、迂回路との合流点です。迂回路もダムマネーで立派になり、本道側も真っ直ぐになったのですから、カネの力は偉大だとつくづく感じます。

しばらく行くと1.5車線道路ではなく中央に黄色線のある立派な道となります。旧国道の一部は、林道やダムの管理道路として残されているようです。ただ、車を停めて眺めるとずいぶんと綺麗になっており、どこか違和感を感じます。ダムの水位を考えると、そのまま利用すれば途中からは水位より下がり沈んでしまいますので、こちらも大改造をうけていることはあきらかです。もしかすると道の位置も、変わっているかもしれません。

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川底が見えてしまっています(理由は後述)。

植林された苗木には添え木され、カバーが掛けられているのですが、これがまぁ、ちょっとした墓石か墓標、卒塔婆のたぐいに見えてしまうため、異様です。

アーリントン墓地とキャピトル | Photraveldiary

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伐採した杉やヒノキの根っこはそのままに、その横に等間隔になるよう新しい苗木が植えられています。近づいて確認していませんが、おそらくこれも針葉樹でしょうか。昨今の情勢を考えて、桜やモミジなどを植林するという話は聞いていましたが、これ全部がそうでしょうか?

駐車できそうな場所はあるのですが、まだ作業者優先で立ち入り禁止となっているところが多く、あらためて訪問して確かめてみたいと思います。

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籾岳や十石山に向かう林道も、立派に付け替えられているようです。この近くにダム事務所と駐車場があります。ここから籾岳や十石山に登ることもできそうです。この土日は雨の予報ですのでさすがに無理ですが、晴れたら、ここから籾岳・十石山にチャレンジしてみたいと思います。

満水になって、水に根が浸かったところまで、杉が枯れています。じつは出来たてのダムというものを、齢50近くになってはじめて眺めました。あまりの寂寞感というか、墓場にも似た雰囲気を感じてしまったのですが、表向きは整えられているものの、伐採した根っこや枯木など、まだ朽ちていない生々しさが、そうさせているのかもしれません。あと数年もすれば、新たな緑が根付き、覆い隠されていくのでしょうが……。

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What's New | 独立行政法人水資源機構 筑後川上流総合管理所 小石原川ダム管理所

ホームページで確認すると、現在試験運用中とのこと。5月20日に満水にしたあと、躯体の安全性確認のため、最低水位まで下げるそうです。6月30日時点で総貯水率23%とのことですから、7月3日の時点で、ほとんどカラに見えてもおかしくはありません。

しかしそれにしても、水底のいろんなものが見えると、殺風景ではあります。

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駐車場の一部に、記念碑が並んで設置されています。福岡県知事小川洋書とあり、県知事ともなると字が下手ではすまされないのがよくわかります。私なら迷うことなく書家の先生に注文しますが……。残る人生でこういう立場になることはあり得ないため、余計な心配です。

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水没したエリアの古地図がありました。水没する前に「神社めぐり」でiPhone持って訪問しておくべき場所が、どうもいっぱいあったようです。無念……。

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トンネルを抜けて、寸断された旧国道側へ下りていきます。

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江川の高木神社を久しぶりに訪問することができました。

馬見山(宇土浦越)につながる林道のあたりまで、いままでどおり走れるようです(当然ですが)。

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付け替えた国道は、江川ダムを横切って架橋されているだけでなく、橋そのものに傾斜がついているのがわかります。

これ冬場の凍結対策どうなってるんでしょうか。怖いかも……。

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甘木に戻る帰り道、久しぶりに旧国道に入ってみました。

記憶がさだかではないのですが、現道に付け替わったのは2000年ごろではなかったかと思います。何カ所か離合できる場所は設けられていたものの、夏場になると休憩しに来る営業車がどこも停まって寝ており、離合に難儀したので覚えています。日陰ですずしく、エンジンかけっぱなしにしなくてもよかったし、なんせ昔は携帯電話なんてなかったので、サボれましたからね……。