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福岡県神社誌によれば、菅公を祀る天満宮のようです。鳥居の扁額には梅鉢紋が彫られています。
甘水の銘水 〜銘水穴場スポット!!〜『自然』 朝倉市 〜福岡よかとこ.com〜
朝倉市の知る人ぞ知る「甘水の銘水」に行ってきました。甘い水と書いて「あもうず」と読むのですが、こちらは平安時代に遣唐使として唐に渡った最澄が名付けたそうです。
こちらの地区は石灰層で形成された山々に囲まれた土地になっていて、その層でろ過された水が美味しい水を育んでいるのだそう。
この神社の隣に「甘水の銘水」という水くみ場があります。その水くみ場の紹介をしているホームページに、地名の由来が簡単に書かれているのですが、個人的にはこれを疑っているところです。
そう遠くない筑前町弥永地区に「ウツノミヤ」という地名が存在し、そこに「日隅宮(うずのみや)」がありました。大己貴(大国主)の足跡を風化させ、出雲に封じ込めようとする現王朝により消されかけているものの、かろうじて石祠が生き延びている状況です。
高皇産霊尊は国譲りに応じた大己貴命に、「汝の住処となる「天日隅宮(あめのひすみのみや)」を、千尋もある縄を使い、柱を高く太く、板を厚く広くして造り、天穂日命に祀らせよう」と述べた。(『日本書紀』)
通説では「あめのひすみのみや」と呼ぶとされていますが、「あめのうずのみや」から「あめうず」、「あもうず」と転化したと考えたら、飛躍のしすぎでしょうか。おそらく、水にまつわる伝承は、ここが大己貴(大国主)が高木大神(高皇産霊神)にぶっ殺された伝承を上書きするための物語ではないか、そんなふうに考えるのです。
福岡県神社誌:下巻410頁
[社名(御祭神)]天満神社(菅原大神)
[社格]無格社
[住所]朝倉郡安川村大字甘水字籠ノ上
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2020.12.31訪問)