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耳納山系で最大の滝ということで、以前から知ってはいたのですが、今回が初訪問です。
久留米つばき公園から舗装路を登って行くと、滝がある鰐口公園にたどり着きます。
久留米市世界のつばき館 - 久留米市世界のつばき館
車幅は軽トラが通れるくらいは充分にあり、離合が厳しいかな?という感じです。この道を徒歩で登って行きます。
途中、「古墳」と書かれた案内板があり、寄り道すると、石室がむき出しの古墳があります。
さらに登って行くと、十三仏があります。この辺りに来ると、舗装路の横の石垣の積み方が気になります。現在は植林されて人工林になっていますが、段々の作り方を見ていると、どうやら元は宅地か僧坊かなにかがあったようなのです。田畑にしては、石の積み方がそれっぽくありません。
多数のお地蔵さんが奉納されています。鰐口公園と言いながら、まるで霊場のようです。
舗装路の終点は駐車場になっていました。奥にある立て看板の案内通り、左手の坂をあがっていきます。
大きな石のあいだにも、お地蔵さんが多数奉納されています。ここは山伏の修行場かなにかだったのか……。
道なりに歩き、仏堂を抜けると滝にでました。石段をあがると、冒頭の滝が見えます。
いろいろ調べてみると、どうやら明治10年(1877年)に、滝に石仏を奉納したのをきっかけに開発がはじまった宗教系テーマパークとでもいうべきものらしいのです。たしかに修験の山であった高良山の近くにあるわけですから、宗教的なものに結びつきやすかったのでしょう。
滝つぼを眺めたあと、仏堂に戻ります。隣に道があります。
入ってみると、また別の仏堂がありました。驚くべきことに、中に見える紋章は、2か所の仏堂でそれぞれ別のものです。片方は、どうやら本願寺系でしょうか。つまり、複数の寺が拠点を構えるほどの修行場でもあったというわけです。驚きました。
(2020.12.26訪問)